会議のあるある発言でアイデアは深められるか!?
「とはいえ、逆にいうとワークシート」
〈妄想ワークショップ・レシピ#16〉
会議中の会話で「とはいえ〜」や「逆にいうと〜」ってよく聞きますよね。口癖の方も多いのではないでしょうか?
今回はこのような会議のあるある発言を用いて、アイデアを深める「とはいえ、逆にいうとワークシート」をつくってみました。
【レシピ】
「とはいえ、逆にいうとワークシート」は、アイデアを深めるための「とはいえ軸」と「逆にいうと軸」の2軸からつくります。
1)「逆にいうと軸」の定義
「逆にいうと軸」は、アイデアを多面的に捉える軸です。
「逆にいうと〜」と切り出す場合、真逆まではいかず、同じ内容を言い換えていることが多いように思います。
そのため、「逆にいうと」は、同じことを異なる角度から別の言い方で言語化して、多面的に物事を捉えるアプローチと定義します。
2)「とはいえ軸」の定義
「とはいえ軸」は、前提を変える軸です。
「とはいえ〜」と切り出す場合は、客観的な視点やそもそも論が語られることが多いように思います。
そのため「とはいえ軸」は、異なる立場や視点に立ち、異なる前提から内容を深めるアプローチと定義します。
3)ワークシート化
ワークシートは、「逆にいうと軸」「とはいえ軸」を縦横に配置した3マス×3マスでつくりました。
下の図のように左上のはじめのアイデアからスタートし、右隣または下隣のマスに移動して、最後に右下のマスにたどり着くまで、「逆にいうと>逆の逆にいうと>とはいえ>とはいえとはいえ」という風に、アイデアを進化させていきます。
【ポイント振り返り】
なぜなぜ5回のようにもっと重ねてたり、「いわゆる軸」「そもそも軸」も加えたりすると、大変そうだけど、どうなるんでしょうね(笑)
妄想ワークショップ・レシピについて
未来をつくるのは妄想力。そして、ワークショップは「妄想作成装置」。
「妄想ワークショップ・レシピ」では、ふと思いついたけど実現には至っていないもの、まだ思いつきに過ぎない柔らかい状態のものを、楽しく妄想し、紹介していきます。
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