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日本BLドラマ「僕らのミクロな終末」

主演:瀬戸利樹、中田圭祐
2023年 全8話(1話約23分)
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★☆
(写真=TVer Plusより)

昨年から日本のBLが続々と出てきて、全くついていけてない。。。というか、日本だけじゃなくBLの新作がとにかく各国多いので、大変である。これでも韓国のあの売れないアイドル起用の短いシリーズは視聴を当分パスすることにしたので、日本、タイ、台湾ぐらいなのだが、それでも多過ぎる❗️

本作は現時点で個人的ベストBLドラマの一本である『ポルノグラファー』と同じ原作者、同じ制作陣ということで、楽しみにしていた。1話が短いので、全話出るのを待ってから一気見することにしていた。

数日後に地球が滅亡するけど、どうする?!

巨大隕石が地球に落下する。地球滅亡まで、あと10日。
生きがいのない日々を送っていたサラリーマンの仁科真澄(瀬戸利樹演)は、残された時間を静かに過ごそうと、母校の大学図書館を訪れる。そこで偶然再会したのは、かつて自分を深く傷つけた「昔の男」・日下部律(中田圭祐演)だった…。
律には二度と会いたくない真澄だったが、律に
「最後の日まで一緒に過ごそう」
と、ある条件とともに提案される。。。

朝日放送テレビ公式サイトより

地球滅亡のXデーまで、ひょんなきっかけで知り合った17歳の少年・広瀬遊馬(富本惣昭演)、めぐる(井手上漠演)と名乗る女性とともに、二人は東京から浜松、松本への旅をすることになった。。。

あと10日の命だとしたら何する?

大学時代に付き合っていた二人が、再会し、地球最後の10日間によりを戻してハッピーエンド!みたいな感じかなと思っていたら、そうは一筋縄で行かない、ある意味読めない展開が続いて、なかなか面白かった。

もし地球滅亡なんてことにならなかったら、二度と再会、あるいは出会うことのなかった者たちに対しての、様々な感情が特殊な状況下に躊躇になってくる。

あと10日ならやっぱり会っておきたい。。。
あと10日ならもう会わなくてもいいか。。。

律と真澄のそんな想いが色々と駆け巡り、そこへ遊馬やめぐるの想いも交差して、ファンタジーな設定であるにもかかわらず、うまく物語となっていたと言える。

前述の『ポルノグラファー』もそうだが、文学的な要素も含まれていて、ちょっとしたセリフの掛け合いや、含まれている意味合いなんかも面白かった。

今後結構期待かも、富本惣昭とみもとそうしょうくん!

私はできる限り同じ俳優が出演している作品を、2本以上は同時視聴しないようにしている。自分の中でごちゃごちゃになってしまうのがわかったため、気を付けているのであるが、本作を観始めてから、いきなり瀬戸利樹が『クールドジ男子』にも出てきて焦った(笑)。
なので、そんなこともあり、本作の視聴を急いだというのもあるが、それぞれのキャラも気に入って、楽しく観られたというのもある。

中でも、最初のシーンから「わっ!これ誰?!」となったのが高校生役の富本惣昭(漢字変換難しい)。

なかなか可愛いし、吹っ飛んだキャラがよかった(写真=スターダストプロモーションより)

最初、角度によってはAV男優の向理来むかいりくにしか見えなくて驚いたが(注!私は彼の主演映画『最短距離は回りくどくて、』を観たのみである)、可愛い高校生役が良かった。彼は今後、もちろんBLに限らず、あ、本作ではアイドルオタクの高校生の役であるが、他の作品にも出てきたら見てみたい俳優である。

NCシーンもしっかり出てくるので、苦手な人は要注意だが、なかなか面白い、変わったプロットの作品として、観る価値は大いにありなんじゃないかな。

こちらのが主題歌の『ふたたび』🎵
この曲だけでなく、劇中のインストゥルメンタルの曲も皆良かった。




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