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酒さ/赤ら顔の治療やスキンケア

酒さや赤ら顔悩まれている方、多いですよね。
私も今、治療しております。
タイプがあるのでタイプ別の治療法や原因を述べていきたいと思います。

まずは【結論】
♦︎酒さには4タイプある
♦︎赤みタイプにはIPLやレーザーが第一選択
♦︎アゼライン酸はプツプツタイプなら有効

では詳細を見ていきましょう!

◯原因は?

赤くなる原因は、
日光曝露、精神的ストレス、急激な温度変化、アルコール、香辛料の効いた食品、運動、化粧品、熱いお風呂、熱い飲み物など
→原因を避けることがまずは大切。

◯4タイプある

4つのタイプがあります。
呼び名は色々あるので勝手に名付けました。笑

赤みタイプ(Erythematotelangiectatic rosacea):赤みや火照りを繰り返す

プツプツタイプ(Papulopustular rosacea):ニキビのようなプツプツの周りが赤くなる

だんご鼻タイプ(Phymatous rosace):鼻の組織が過形成になりだんご鼻になる
眼タイプ(Ocular rosacea):顔の酒さよりも早いか同時に発生。結膜炎、乾燥、かゆみなどの症状がでます。

◯外用薬

♦︎ロゼックス(メトロニダゾール)
2022年6月から保険適用!
♦︎アゼライン酸 自費
♦︎イベルメクチン 自費

プツプツタイプに対して、プツプツと赤み改善に有効でした。

ただ、赤みタイプのエビデンスは低い…。
全く効かないわけではなさそうなので、IPLやレーザーやった上で補助的にはありです。
ただ、ヒリヒリする場合は悪化するので注意です!

アゼライン酸は選ぶなら15-20%がオススメ。
アゼライン酸についてはこちら↓

◯タイプ別治療


♦︎赤みタイプ
IPL、Vビームなどレーザー治療
♦︎プツプツタイプ
抗生物質内服や外用、上記の塗り薬
♦︎だんご鼻タイプ
抗生物質、イソトレチノイン、レーザーやメスで外科的切除

◯オススメスキンケア成分


♦︎抗炎症作用
グリチルリチン酸2K、アラントイン、トラネキサム酸など
(エビデンスは低いけど、これらが入ってる化粧品は敏感肌向けが多い!)
化粧品はInstagramで紹介してます↓

♦︎バリア機能強化
セラミド

♦︎避けた方がいい成分
アルコールやピーリング作用のある成分、(ひりつく方は)高濃度ビタミンCやレチノール

◯おまけ

ちなみに論文を読んでいると、海外では赤みタイプにブリモニジン(Brimonidine)がホット。
日本にも来る日があるのか、効果とともに楽しみ。

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参考文献:
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/rosacea/diagnosis-treatment/drc-20353820
画像引用元 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル/14-皮膚疾患/ざ瘡および関連疾患/酒さ
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5828925/

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8200341/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4557848/



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