見出し画像

【3分でマスター】塗るビタミンCに効果があるのとないのがある!


実は、種類がたくさんあって効果があるのとないのがあります。
化粧品会社もビタミンC配合とだけ記載されていることも、多々あります。
今回は、どのビタミンCが良いのか、肌質別にもまとめてみました。

【結論】

♦︎塗るよりも口からのビタミンCの方が肌のエイジングケアに効果的
♦︎塗るビタミンCもエイジングケアには万能成分
♦︎敏感肌でなければピュアビタミンCが最も効果的
♦︎ビタミンC誘導体は効果はありそう!くらい

ビタミンCの効果やビタミンC誘導体に関して述べていきます。
長いですが、最後まで読んでいただけると理解が深まります。

▼ビタミンCの効果

  • チロシナーゼ活性阻害およびメラニン生成抑制による色白作用

  • 光老化の保護や紫外線ダメージの抑制

  • 過酸化脂質抑制による抗酸化作用

  • コラーゲン合成促進による抗シワ作用

  • IL-1αおよびプロスタグランジンE2産生抑制による抗炎症作用

万能〜って感じですが、実は欠点もあります。

▼ビタミンCの欠点

ビタミンCはとても不安定で、光・熱・pHの変化で酸化されてしまいます。
肌に塗っても肌に浸透しにくい塗るときには酸化されて効果が薄れているという問題点があります。
そこで誕生したのがビタミンC誘導体です。

化粧品業界の研究は、どうしても病気の研究に比べると資金が小さく、規模も小さめ。
なので現段階では、データや研究の数が十分なく、効果が微妙なものがほとんど。
ヒトの皮膚細胞、試験管内、動物の実験でうまく行っても実際のヒトでうまく行くとは限りません。

なので、これから述べるビタミンC誘導体は可能性は秘めているけど、使えるのならばピュアビタミンCの方が良さそうという目で見てくださいね。
わたしは敏感肌なのでピュアビタミンCはヒリヒリしちゃうから、ビタミンC誘導体に期待しています😍

▼ビタミンCを読み解く

まず、まとめです。
たっくさんの文献を読んで肌タイプ別や悩み別にまとめました。(3日かかった笑)
ここに載っていないビタミンCは、効果が低そうなので割愛します。
軽く表にまとめましたが奥が深すぎるのです。
もし、詳しく知りたい方はDMいただければまとめた表送ります。笑
L-アスコルビン酸以外はビタミンC誘導体になります。

●Lアスコルビン酸(AA)、ピュアビタミンC

研究では10%以上が多い印象。
5%でも効果があった論文は少しあります。
大切なのは、ただ入っているだけでは不安定なビタミンCは意味ないです。
効果を出すためには特殊工程が必要で、ロート製薬やSkinceuticalsが浸透や効果を出しやすくするための特許を取るほどだったり。
値段が高くなってしまうのは仕方がないのかもしれません。
類似品も出ていますが、効果があるのかははっきりしていません。 

●リン酸アスコルビルMg(MAP)

水溶性ビタミンCに安定性を上げたもの。
有効性に関する研究はまちまちです。
ヒトに対しては3%でメラニン産生抑制効果があったとされます。

●リン酸アスコルビルNa(SAP)

水溶性ビタミンCに安定性を上げたもの。
ヒトに対しては5%でニキビ数減少に効果があったと。
小規模ですが、色素沈着抑制効果もあったとのことです。

●3-O-エチルアスコルビン酸(VCエチル)


水溶性ビタミンCに安定性を上げたもの。
ヒトに対しては5%でニキビ数減少に効果があったと。
小規模ですが、色素沈着抑制効果もあったとのことです。
コラーゲン産生に関しては効果があるかは不明。

●APPS


ヒトに対してはシワに効果があったとされます。
しみを防ぐ効果は皮膚モデルでSAPより効果がありました。
かなり安定性は悪いので、小さい容器でないと使い切る前に酸化される。
海外の商品を購入する際は届くまでに酸化している可能性もあるため、紫外線遮断容器かどうか確認しよう。

●テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)


ニキビ抑制と3%で色素沈着抑制があったとの報告があります。
ニキビ抑制ですが、オイリーベースなので自己調整が難しそう。
安定性は高いです。

▼まとめ

シミやシワ予防でしっかり効果が示されているのは、トラネキサム酸内服やレチノール。
ですが、妊娠中や合わない方もいるのでその場合にビタミンCを使用されるのも手だと思います👍
もちろん併用してもOKです🙆‍♀️ 
Instagramでも紹介してます。

▽Instagramで医学・美容医療にまつわる情報を発信中!

Instagram(スキンケア、アンチエイジングをわかりやすく)

note(Instagramの投稿まとめなど)

質問箱(Instagramのストーリーで回答)


YouTube(洗顔法、コスメの使用感など)

Twitter(情報収集用。形成外科、医師向き)

各種フォローいただけると励みになります!

参考文献

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3673383/

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5579659/#!po=22.9452

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?