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2020年8月3日 好きなことを好きなようにさせてもらえるありがたさ

「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ」が上映されている。
昨日どこかで見つけた情報。期間と時間と場所と、どこでなら行けるか考えて、「待てば確実」と「急げばなんとかなる」で迷って「急げばなんとかなる」を選択した。上映されていると分かっているのに、急げばなんとかなるのに、待つなんて出来なかった。


春馬くん演じる心九郎は、キラーンという効果音の似合う笑顔の下に、悲しさというのか諦めというのか、低い温度の感情と、ふつふつとした怒りを抱えた美しき探偵だった。

頭も切れるが身体もキレる

本当にその通りだった。鮮やかに状況を推理して、瞬きを忘れるくらい見事な殺陣で舞台の上を舞う。

後半の、正体を明かしてからの心九郎の表情はどれも気迫に溢れていて、引き込まれるのと同時に喉の奥が締め付けられる思いだった。

「自分自身という謎を解くのをやめたのは負けることがわかっているから」
「暴れる感情は踊ってごまかして冷静を装って」

苦しい言葉がたくさんあった。

楽しく明るく盛り上がる音楽にあふれた作品。踊って歌ってたくさん笑っている春馬くんが、いた。きっと大変ながらも楽しんで演じていたんだろうな。遅ればせながらにも程があるけど、涙もやっぱり溢れてしまったけど、体験できて本当によかった。


行きたいと思ったところに行く。
やりたいと思ったことをやる。
好きなタイミングで。

大人になると出来そうでできない。この観劇(映画鑑賞か)だって、夫に子どもたちをお願いできて、終業後間に合う場所での上映で、縁とタイミングがあってこそのことだった。

色んなことを調整しつつも、自分の思うようにやれることのありがたさ。これからも、興味に触れるものをひっかけるアンテナを磨いて、ありがたく感謝して遠慮なく満喫する。
いつ、それが叶わなくなってしまうかなんて誰にもわからないことだから。


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