ボードゲームのルール調整そのものはこの3つを意識する話

どうも、いせごんです。

今回はルール調整そのものの話です。方針とかではなく、そもそもやれること自体の話です。
ボードゲームを作っていく過程で、できることは大きく3つしかありません。
それは変えること、増やすこと、減らすことの3つです。

今回のルール調整の話も言ってしまえば、この3つです。

例えば、じゃんけんを考えてみます。
書き方によって好みが出ると感じたので、Wikipediaに載っているじゃんけんのルールをもとに考えてみます。

【ゲームの準備】
参加者は向き合い(あるいは円になり)片腕を体の前に出す。

【ゲームの進行】
参加者全員で呼吸を合わせ、「じゃん、けん、ぽん」の三拍子のかけ声を発し、「ぽん」の発声と同時に「手」を出す。

じゃんけんの「手」は指の動きによって表され、以下の三つがある。
グー、パー、チョキ

【勝敗の判定】
この「手」の組み合わせによって勝者と敗者を決定する。

勝敗に関しては、次のようなルールが定められている。
グーは、チョキに勝ち、パーに敗れる。
パーは、グーに勝ち、チョキに敗れる。
チョキは、パーに勝ち、グーに敗れる。
例外として「あいこ」が存在する。あいこは全員が同じ手もしくは3種類の手が出ているときである。

以上のような感じです。

書き出したこれに対して、変える、増やす、減らすをやってみましょう。

変える、とは例えば…
・参加者は向き合い(あるいは円になり)片腕を体の前に出す。
 ↓
・参加者は片腕を股下を通して体の前に出す。

増やす、とは例えば…
・参加者は向き合い(あるいは円になり)片腕を体の前に出す。
に以下も追加します。
・隣にいる参加者の肩にもう一方の片腕を載せる。

減らす、とは例えば…
・参加者全員で呼吸を合わせ、「じゃん、けん、ぽん」の三拍子のかけ声を発し、「ぽん」の発声と同時に「手」を出す。
を以下だけにします。
・「ぽん」の発声と同時に「手」を出す。

このように変えるか増やすか減らすしかないです。あとは変えるに関係して、並べ替えるというのもあります。
例えばよくあるのが、①山札からカードを一枚引く。②手札からカードを場に一枚出す。という場合、①と②を入れ替えるとまた違ったゲームになります。出してから引くのか、引いてから出すのかですが、選択肢や強いカード効果が異なります。

ルール調整ではこの3つを意識してみてください。

以上、終わりっ!

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