Billboard Top100を振り返る 1980 58th Andy Gibb 'Desire'
さて、困りました。ここまで時代を彩った人を悪くは言いたくないですよ。彼、Andy Gibbさんは、間違いなく1980年代もアイドル、スーパースターとして突っ走る予定だった人なんですからね。それこそABBA、Oliviaさんとも並び称されるような人なんですよ。
皆様ご存じのBee Geesの3兄弟のそのまた下の四男坊ということでも話題でしたし、それに加えてまあ、御覧なさいよ、この甘いマスクですよ。実力と優れた容姿を兼ね備えた、まさにスターとしての人生を歩むべくして歩んでいたんです。
曲としては70年代のShadow Dancingとかの方が有名なんでしょうが、この曲もBee Geesそのものですよね。当たり前です。彼らの曲だったんですから。一発で彼らの作品とわかるファルセットのコーラスが懐かしい、まさに70年代テイストにあふれた曲です。
彼も結局、薬で身を滅ぼしてしまうんですが、人気が絶頂だった1980年前後から、ドラッグ、特にコカインに手を出してしまったようです。そのために素行が悪くなり、番組を下ろされることもあったそうですよ。
そのため徐々に人目から遠ざかるようになり、ヒットからも遠ざかります。それに合わせるかのように、お兄さんたちのBee Geesも表舞台に出てこなくなりました。アーティストとしての寿命なんてものもあるのでしょうが、この凋落は残酷すぎてねえ、言葉も出ませんよ。
その後復帰も目指してトレーニングをしていたそうなのですが、1988年、30歳の若さでこの世を去ります。30歳ですよ。今、生きていたとしても60歳ちょっとですからね。早すぎますよ。
洋楽聴いているとドラッグの話って必ず出てきますが、これ本当にどうにかならないんですかね。才能を滅ぼしますよね。残念という言葉しか出てきません。
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