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Billboard Top100を振り返る    1980 60th Steve Forbert 'Romeo's Tune'

さて、この方もひょっとすると一発屋というカテゴリーの中に押し込められてしまうんでしょう。特に日本では、この曲の後の活躍は全く話題にもならなかったので、なおさらそんな感じが残りますよね。

確かにチャート・インしたのはこの曲のみのようですが、いまだに現役で活動しているようですよ。こういった息の長いところ、アメリカでは、まだプレイできるところがたくさんあるという証拠ですよ。いいですよね。市場が分厚いんです。

曲は明るくて軽快な、フォークロックといった趣ですが、彼の特徴的なボーカル、時に早口で、時に語りかけるような歌い方が印象的です。全編を貫いてバックをピアノが飛び跳ねているんですが、これ、Elvisさんのバックでも活躍したピアニスト、Bobby Ogdinさんが担当しているようです。いいですね。こういった見知らぬアーティストを知ることができただけでも収穫ですよ。

アメリカのミュージシャンの層の厚さを味わえる曲です。今流行りの音ではないですが、十分アメリカを感じることができます。


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