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デュエット曲の流行りに終止符を打った曲。Diana Ross & Lionel Richie 'Endless Love'

1981年の2位に堂々のランクインは'Endless Love'でした。

って、ことで終わりにしたいぐらいなんですが、BillBoardのDuet Songで歴代で最高だということなんで、この曲の評価はエンドレスなんですね。

だけど、何だかなあ、という思いも強いわけなんですよ。大体ねえ、この二人が組んじゃったらまずいだろ、という事なんですよ。1970年の後半あたりから、有名どころや、意外な組み合わせのDuetが増えてきたわけなんですが、まあ、大体ヒットするわけなんですよ。それなりに名前を売っている方が組むわけですから、失敗は許されないんですね。だから曲もそれなりにいい曲が多い、いうなれば、無難なバラードっぽい曲が多くなるんです。

この点で、こういったDuetのバラードっていうのが増えちゃって、おいなんだよ、またかよ、という風に思われた方も大勢いるのではないでしょうか。

そこにきての、この大御所二人のお歌ですよ。だれも文句言えないですよね。しかもしっとりバラードと来たもんだ。おまけに、当時話題をさらったブルック・シールズの映画の主題歌ですよ。おーいなんだよこれ、要素が詰まってて、売れないわけないですよね。いい曲なんだよな。

池の水がきれいすぎると魚も住めない、と言った言葉もありますが、この曲の清潔さというのは、人を遠ざけて、周りを白けさせる効果が抜群だったような気がします。

まあ、Billboardにはこの後もDuetは入りますが、その数はガクンと下がります。そりゃそうだよ、これ超える組み合わせはないもんね。

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