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湯河原で原稿合宿してきた

いろんな方のnoteでのレポを読んでから行ったので、私も書き残しておきます。
今回お世話になったのはみんな大好きTHE RYOKAN TOKYO YUGAWARAさんです。
プランは​原稿執筆パックの一泊二日。平日の利用でした。

リニューアル後の宿泊だったため、今後行かれる方の参考になればと思います。 
かなり長いので合宿だけ見たいって方はチェックインからどうぞ!


参加者

伊勢(私)
旅行大好き温泉大好き。二次創作は夢書きだったけど、最近読むばかりでかれこれ4、5年自分では何も産み出せていない怠惰オタク。どうしても原稿合宿をしてみたくて▽を誘った。


高校からの友人。二次創作漫画描き。描きたい話を描いてからイベント参加するタイプなのでこの一年くらい常に泣きながら漫画と戦っているオタク。

ぬいたち
可愛いし資料になるのでいつも一緒。今回は私が4匹、▽が5匹引き連れての旅。

スケジュール

1日目
集合
熱海でランチ
熱海で海見たり観光
和栗菓子kiito-生糸- でモンブラン
湯河原駅で送迎バスに乗車
チェックイン後、ひたすら作業

2日目
16:30の駅への送迎以外ノープラン
また熱海観光してもいいし湯河原観光してもいいなぁとぼんやり考えてました

1日目

9:00  集合

地元の駅集合。熱海で海鮮丼を食べようと思い、早めの出発。
前日の1:45に▽から持ってくものリストがLINEで届いてなんだこいつ今準備してんのかと思ったら案の定▽は寝坊した。間に合ったのでセーフ。

ぬいは常に一緒なので持ち物リストにも挟まる。
ヨギボーは合宿のためにセリアで買ったぬい用。

11:00 小田原でご飯

さっそく予定外の行動。
二人ともはらぺこで熱海まで我慢できず、乗り換えの小田原で海鮮丼を食べることに。
宿のご飯がフライや焼き魚メインっぽかったので、生魚が食べられるところで色々検索。

小田原の駅ビル内にある魚國さんに10:57頃着。
数組の開店待ちの方々が平日でもいたので、土日とかはかなり並ぶのかも。

海鮮丼をいただきました。美味しすぎる。
鯛なんかもう透き通って美しかった。

12:00 熱海着

海を見よう!ということで途中迷子になりかけながらもビーチに到着。
いいお散歩になった。

まぼちゃんもご満悦

1月の平日だからか人も少なく、こころゆくまで海を眺められました。
このまま海で原稿するのも有かと思うくらい穏やかだったのですが、さすがに移動することに。

13:00 熱海山口美術館へ

ビーチから歩いて、昨日たまたまGoogleマップを眺めていて見つけた美術館へ。
しかし、外観がめちゃくちゃ入りづらい。
建物は濃いめのブルーで、しかも壁にソーラーパネルが敷き詰められていて怪しいし、入口も岡本太郎作の河童が飾られていて、それがなんとも言えない雰囲気を醸し出してしまっている。
ビビった我々は入ることができず、一度通りすぎてしまうも、いやでもやっぱ入るか……と勇気を出して入館しました。

結論から言うとこの美術館、最高にオススメです。
入館料は大人1400円と安くはないですが、ピカソやルノワール、上村松園、バンクシー、それから国指定重要文化財の仏像まで自由にじっくり見られます。
写真撮影もOKですし、岡本太郎作の『坐ることを拒否する椅子』に至っては座ることができます。

拒否されているのに座るまぼちゃん

また美術館自体がアパートを利用して建てられているので、展示室に入るのに勝手に人の部屋に入るようなドキドキ感も楽しい。
他のお客さんがいないことをいいことに、思ったことをどんどん話しながら展示が見れたのも良かったです。

展示を見終わり1Fに戻ると、そのまま奥のカフェスペースへ案内されて、小皿の絵付け体験ができます。
入館料に含まれているので別料金はなし!
更に、ドリンクも別料金なしで一杯いただけます。

人間国宝の方が作った茶器でいただくお抹茶も
入館料に含まれてるってやばくないですか

絵付け体験では学芸員さんが「旅の思い出や、見た作品のオマージュをされる方が多いですよ」とおっしゃっていたので

らくやきマーカーで一発描きは難易度が高い

先ほどの拒否されているのに座るまぼちゃんを見ながら呪いの小皿を描きました。いや描けてないけど。私は絵描きではないから。うん。
学芸員さんに描き終わった小皿をお渡しすると、5分程度でオーブンで焼いてすぐにお持ち帰りできます。

14:30 モンブラン

美術館をあとにして、和栗菓子kiito-生糸-さんへ。
▽が誕生日に生搾りモンブランが食べたいと言っていたのに食べに行けなかったので詫びモンブランです。

こちらもタイミングよく席に空きがあり、すぐに案内していただけました。
宿の夕飯が多いとのレポをされている方が多かったので、二人とも量が少なめの繭を注文。

念願の生搾りモンブラン!
搾る様子を見学できたのですが、
陰キャ過ぎてアッアッってなって写真撮れなかった泣いた

量少なめなのにこんなに!?ってくらいボリュームありました。
和栗の香り、メレンゲのサクサク……これが生搾りモンブラン……。

15:45 湯河原駅着

12時に「送迎バス手配できないのでタクシーでお願いします」と宿からメールが来ていたので、焦ることなくマイペースに湯河原駅へ。
伊豆箱根交通のタクシーを使って欲しいとのことでしたがロータリーに他の会社のタクシーしかいなかったため電話で配車依頼。

私は蜜璃ちゃん推し
▽は無一郎推しなのでキャッキャしながら待つ

そして到着したタクシーで宿へ。

16:00 チェックイン

「代金は宿持ちですよね~」と、運転手さんも慣れた様子だったので安心して送っていただき、宿に到着。
しかし、カウンターは無人。
チェックインが遅くなる分には全く問題ないけど、タクシーの運転手さんにお代を渡さないといけないのに!と焦りまくってキョロキョロうろうろしてしまいましたが、カウンターにはちゃんと不在の際は押してくださいとチャイムがありました。
押すとすぐにスタッフさんが来てくれて、タクシーの運転手さんに紙を渡してくれました。良かった。死んだかと思った。

その後はQRコードを読み込んでスマホでチェックインの手続き。
夕飯の時間や帰りの送迎の依頼もそのままスマホで出来るので便利でした。

館内の説明を受けて、いざ原稿合宿本番!

16:30 原稿

噂通りのヨギボーにはしゃぎながら準備をしてぬい撮りして、作業開始。
Wi-Fiが弱いというレポも何件かみた気がするのですが、しっかり使えて不満はありませんでした!

私が連れてきたお供
ヨギボーで楽しそう

ヨギボー、柔らかくて使いづらいなと思ったらへたった子だったようで、押し入れから出した子は元気いっぱいでした。

ヨギボーで身体を伸ばす私と寂雷

カフェエリアにはコーヒー、アイスコーヒー
紅茶でアールグレイ、ダージリン、アッサム、ニルギリ
日本茶のぐり茶
ローズ、カモミール……があったはず。
完全に記憶だけを頼りに書いてるので違うかもしれません。
お部屋にも紅茶やハーブティがたくさん置いてあるのでカフェインに弱い方でも選択肢がある印象でした。
マグカップは大きいのでたっぷり淹れられて安心。

18:00 お風呂

ご飯の前に一旦休憩。
浴場の窓が開いていたせいかお湯はぬるめでずっと入ってられそうな温度。備え付けの温度計は38℃くらいでした。
熱い湯が好きだからちょっと物足りないけど気持ちいいね~と、軽く汗がでるまでゆっくり入浴しました。
お湯は無色無臭で、舐めてないですが成分的に塩味のはずです。

貸し出しのジャージに着替えて、合宿気分が高まりました。

19:30 夕飯

3分前くらいまで作業をしてカフェスペースへ。
お洒落な小瓶に部屋番号が書いてあり、そこが指定席です。
私たちは座椅子の席でした。足が伸ばせて楽~。

部屋番号の小瓶の写真はなかったですが
これと同じ小瓶にシールで部屋番号が書いてありました

お夕飯はフライの定食とデザートの湯上がりふろまぁじゅ。

さっくさくでめちゃくちゃ美味しかった

湯上がりふろまぁじゅがすっっごく美味しくてお土産に買って帰りたいくらいでした。
ご飯の量が多いとレポを書かれてる方が多かったですが我々には満足な量でした。
部屋でお菓子とか食べたり少食な方だと確かに多すぎるかもしれません。
また、ひそかに夜食もお願いしようと目論んでいたのですが、現在はやっていないのかたまたま訊かれなかっただけなのか、いただくことは叶いませんでした。

20:00 原稿、休憩

とにかくゲーム実況を流しながらひたすら作業。
明日は朝ごはんが8:30からなので、早く寝て明日頑張ろうと決めて頑張りました。
私は持ってきたスープを飲んだり持ってきたプリッツを食べたり色々動き回りましたが▽はヨギボーに埋まりながら集中して作業できていたようです。
22:00頃に私が1本小説を書き終えたのでもう一度温泉へ。

部屋での作業風景
ティーバッグがいっぱいあって最高

二度目の温泉は、今度は窓がほとんどしまっていて浴場に湯気が立ち込め、一度目と同じ温泉とは思えないほど雰囲気が違いました。
他のお客さんも入ったからか一度目よりたくさんお湯が出てきていてかなり温度が上昇。
温度計は42℃を指していて、高温泉好きな我々はにっこり。加温なし加水ありなのにこれは……素晴らしい……。
ぬるめの温泉が好きな方はあまり人が入っていない早い時間を、熱い温泉が好きな方は人が入った後の遅めの時間を選ぶといいかもしれません。

0:30  就寝

早いですが明日起きれないと困るのでおやすみなさい!
カフェイン取りまくったから寝れるか心配でしたが即寝れた。

2日目

8:10  起床

8:30からごはんなのにギリギリまで寝てしまった。
とてもよく寝た。

おはようひふぬ

8:30  朝ごはん

寝ぼけていてスマホを部屋に置いてきたので写真がありません。すみません。
アジの開きと小鉢でしたが、アジが本当に美味しい!
ぱりぱりで骨まで全部食べられます。これもいつか家族に食べさせたい!
朝ごはんでお腹いっぱいになり、部屋へ。

10:00 チェックアウト

朝風呂もしたかったのにそんな時間はなく、朝食後は慌ただしく化粧と片付けに追われました。
どうにか時間までに片付けを終え、フロントに鍵を返してそこから16:30までカフェスペースでひたすら作業。

カフェスペースですが、おそらく今回のリニューアルでかなり変わったようです。
昔のレポでは畳の小上がりとちゃぶ台とヨギボーの写真が多く見られるのですが、私たちが行った際は自習室のように隣が区切られたデスクのような席が多く用意されており、より一人で集中して作業がしやすい環境になったのかな?と思いました。

こんな感じで仕切りがあって集中できました
一人の方も作業しやすそう

昼前には他のお客さんは部屋にこもるか帰るかしてしまったので、ちいさい頃マツケンサンバを流しまくって怒られた話などどうでもいい雑談をしながらのんびり作業。
席によっては顔面への日差しが遮れないので、夏場は帽子とかあるといいかもです。(その頃にはカーテンとかつけるのかな?)

12:30 お昼ごはん

ごはんまでに1本仕上げたかったのですが、時間が来る方が先でした……。
作業してるデスクに用意しますか?他のところに用意しますか?と訊いてくださったので、いつもの座椅子の席に準備をしていただきました。

すべての食材が美味しい。おかわりしたかった。

お昼はお出汁が最高に美味しいお茶漬けでした。
全部美味しかったけど、特に塩辛いたくあんと酸っぱい梅干しがたまらない!
のんびりしていた頭がスッキリしました。
ゆっくり休んで、また作業へ。

15:00 クリームソーダ

14時過ぎに私は1本小説を書き終えたので、カフェスペースにある本をながめたり、持ってきた万年筆で温泉の本を書き写したりして過ごしました。
2時間ちょっとではもう何も書き終わらないのでこのまま執筆以外の作業をしようかとも思ったのですが、せっかく集中できる場所に来ているし頑張ろうと、もう1本の執筆に取りかかりました。(えらい)

15時前に集中力が切れたので▽を誘ってクリームソーダを飲むことに。
カウンターのチャイムを押してスタッフさんを呼んで注文しました。

水色と緑の二色かと思ったら
何色も選択肢があってびっくり

私は赤紫、▽は黄色で作ってもらいました。
それから送迎の16:30まで執筆。

16:30 湯河原駅まで送迎

特に断りはなかったのですが、帰りもタクシーでそうだよねと笑いました。
クリームソーダの料金をお支払して退館。
現金は使えなかったので、クレカやSuicaなどが必要でした。
駅までついて、原稿合宿は終了。
横浜で途中下車して、買い物とごはんを食べて帰りました。

バイバイ湯河原また来るよ


良かった持ち物、いらなかった持ち物

良かった物

1:スープ類
 私がめちゃくちゃスープが好きなだけなんですが、ミネストローネ、お吸い物、わかめスープを持っていきました。なお箸などは忘れたので具は手で食べました。
カフェスペースに木の使い捨てマドラーは有ります!
お茶類はかなりたくさんあるので、ルイボスティーがいい!とかマスカットティーがいい!とかこだわりがなければ持っていかなくていいと思います。
逆に炭酸飲料など甘い飲み物がいい人は持ち込んだ方がいいかも。

2:Tシャツなどの部屋着、靴下
ジャージの中に着る用のTシャツと、館内用の靴下ですね。館内は基本スリッパなので、靴下は必須かと。

3:少しのお菓子
お腹いっぱいごはんを食べて、夜中につまむ量と考えて少なめにしました。おつまみプリッツ、セブンイレブンのガトーショコラ、ローソンのナッツを持参。カフェスペースにお煎餅、チョコなどは少し置いてあります。

4:ぬい用ヨギボー
一緒に頑張ってる感があって楽しい!

頑張ってるというか、くつろいでますけど

いらなかった物

1:水筒
結局一度も使わず。あ、でも部屋に洗面台しかお水がないので、気になるひとはお風呂出たところのジャグから汲むのに必要かもです。
私は沸かせば問題ないだろガハハとそのまま使いました。

2:ブランケット
私の場合、PCをくるむのに持っていっただけなのですが、普通にカフェスペースでブランケットは借りられます。

3:iPadの台
これは私ではなく▽なのですが、借りられるなら持ってこなければ良かったー!!と叫んでいました。

4:ダウンコート
地元は寒かった。熱海と湯河原は暑かった。天気予報を見ろ自分。

5:綿密な旅行計画や、暇潰し道具
そんな暇はない。少なくとも一泊二日ではない。
個人的には貸し出しのボードゲームとかもしたかったので今度は連泊したいなぁ。

原稿合宿の良かったところ

集中して作業ができた
いつも自宅、電源のあるカフェ、ファミレス、ネカフェなどで作業しているのですが、圧倒的に集中できました。
やはり他のお客さんが気になったり、お店などでは混んできたら退店した方がいいか考えたりしますし、あとはなにより優柔不断な私はメニューが決まっているのが助かりました。
ごはんかパンかすら選ぶ必要がないので無駄な時間が省けます。

個室なので自由に動画や音楽、おしゃべりができた
カフェだとヨギボーに寝っ転がれないですからね!
人目を気にせず動画を見て爆笑しながら作業ができるのはありがたかったです。
カラオケだと暗いし歌いたくなっちゃうんでやっぱり宿は強い。

なによりのんびりできた
やっぱり温泉は最高~。
熱海観光も宿もすいていたのでのびのび過ごせました。
▽も、ネカフェは一時間いくらって決まっているのでゆったりと作業することが難しいけれど、宿なら安心して仮眠もとれると30分くらい寝てました。

今度は連泊したい

一泊二日ではまだまだやり足りない!もっと書きたい!もっと読みたい!もっと温泉入りたい!
ボードゲームもしたいし浴衣も着たいし別の色のジャージも着たい!
オリジナルインク作りもしたいしそのインクでゆっくり手帳を書いたりしたーい!!

そんなわけでじっくり創作ができてのんびりもできて、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
絶対にまた行きたいので、その時はもっとたくさん良い創作ができるように、これからもがんばろー!と思えるとっても素敵な旅でした。

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