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南 阿沙美 伊勢滞在期  前半

 普段、東京に住んでいる南阿沙美です。写真家です。2023年3月12日~18日の7日間、伊勢市クリエーターズワーケーションで伊勢市に滞在させてもらいました。北海道に住んでいる母も一緒に行くことになり、初めての母との旅行のようなものになり、伊勢神宮に行ってみたかったという母の方が、ときめきや期待が大きかったので、どちらかというと私は、一人だったら行かないような観光名所にも度々訪れました。知らない街で一人で行動するときは、もうちょっと野生的に道を曲がったりするので、今回のように母の行きたいところを主に回るのは、普段しないことなので逆に新鮮でもあり、なぜ多くの人がここに集まるのか、なんでそんなにお参りをしたいのか、などなど色々考える機会になった。

 初日は夕方に伊勢市に到着したので、夕食を食べてお風呂入って寝る、という感じで、2日目からいよいよ伊勢歩きスタートという感じ。
宿泊した山田館についてはこちら

 山田館から歩いてすぐの、伊勢神宮の外宮から回る。母が、御朱印帳を私の分まで用意してくれていた。
 とても綺麗な空気で、広く、外宮を歩いた後はバスで内宮へ。近くのおかげ横丁に行きたいと母が言うので、観光客がかなり多いがお店もたくさんある。お昼でお腹が空いていて、とにかく伊勢うどんを食べたいと思っていたので、「ふくすけ」へ。かなり並んでるけど進みも早い。母は普通に伊勢うどん、私は月見伊勢うどんにした。外の畳の椅子に座って、母くらいの元気な店員さんがすぐにうどんを持ってきてくれた。母は「背筋が伸びていてすごいね」と感心していた。伊勢うどん、おいしい!!!少し甘くて、麺はふわふわで、何じゃこりゃです。おいしい!!お代わりしたかった。その後は毎日食べました。

 3日目は、自分の急ぎの仕事があったため、母とは別行動。
 山田館で仕事をして、コーヒーが飲みたいなと思って近くにあったビアンカというコーヒー屋さんでテイクアウト。とてもおいしい。昼は山田館と同じ外宮参道にある、魅力的な店構えの若草堂へ。伊勢うどん。
お年を召したおばあさんが一人で営業しているよう。他にもメニューがかなりある。伊勢海老丼などの丼ものや、色々な定食、あんみつなどの甘味。店内はかなり広い。

 午後、また内宮まで行ってきたという母が山田館に戻ってきた。駅前のレンタサイクル屋さんで自転車を借りてみたすの湯へ。
みたすの湯があるエリアにはミタス伊勢といっていろいろなお店が連なっている。地元の本屋さん、「いまじん白揚」をチェック。広い。衣料品の「あかのれん」が名前が渋くて良い。しまむら的なおもむき。


 4日目。朝の外宮へ散歩。やっぱ朝の神社はいいですね。

 滞在前半の山田館宿泊は今日が最後。せっかく自転車を借りていいるので、自転車で30分くらいの水色レコードまで行くことにした。母は今回初めての電動自転車だが快適に乗りこなしている様子。晴れてて気温もちょうどよくかなり気持ちいい。
 開店の12時になりすぐにイン。札幌や東京の、友人知人のレコードも置いてあって初めてきたけど親近感。店主さんに、自転車で途中、宮川という川の度会橋のところを渡ってきたと話したら、
「ものすごい風に吹かれませんでしたか!?」
と驚かれる。言われてみたらそうだったかもしれない。
 13時には伊勢市駅に自転車を返して山田館で三宅さんと待ち合わせだったので、とりあえずドーナツとコーヒー豆と、今飲むアイスコーヒーを買った。開店してすぐだったが他にもドーナツを買いに来るお客さんがいた。
 伊勢市駅まで戻り自転車を返却して、歩いてまた山田館へ。三宅さんと、このワーケーションを企画した立花さんも来てくれていた。
 立花さんに自転車で水色レコードまで行ってきたことを言うとルートを聞かれて、宮川の度会橋を渡ったことを話すと、
「ものすごい風に吹かれませんでしたか!?」
と店主と同じリアクションで、伊勢市の人にとってのあの橋の上のイメージを、少し垣間見た気がした。

 改めて山田館さんに挨拶をして、三宅さんが運転する車に乗る。この日は朝熊山に連れて行ってもらうことになっていたのだ。お昼ご飯を食べ損ねていたので、車の中でさっき買ったドーナツを食べた。冷たい(シュークリームのような)米粉のドーナツ。中にクリームが入っていて、まるっこい甘さで美味しい!
 そして朝熊山、最高だった。山の上にある朝熊岳金剛證寺も壮大。
途中、三宅さんに写真を撮ってもらった。

 後半に滞在する二見のヤマトさんまで送り届けてもらい、荷物を置いた後、夕方の二見浦の海へ。とてもきれいだった!夜ご飯は伊勢うどんと伊勢甘辛唐揚げと手捏ね寿司のセット。
 ヤマトの部屋の窓からは伊勢忍者キングダムの城が見え、夜間ライトアップの時間になると、プロジェクションマッピングでお城がごうごうと燃えるような演出となっており、手作りの悪夢みたいだった。


後半へ続く

南 阿沙美(Minami Asami) 写真家

http://minamiasami.com/

【滞在期間】2023年3月12日〜18日

※この記事は、「伊勢市クリエイターズ・ワーケーション」にご参加いただいたクリエイターご自身による伊勢滞在記です。
伊勢での滞在を終え、滞在記をお寄せいただき次第、順次https://note.com/ise_cw2020に記事として掲載していきます。(事務局)