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【伊勢滞在記】伊勢うどんと伊勢の甘味を巡る日々(玉置標本)

製麺界隈に興味があるフリーライターで、同人誌「趣味の製麺」シリーズを発刊しています。そのため伊勢うどんにはとても興味があり、主に伊勢うどんに関する取材をしました。ついでに甘いものなども。ちなみに埼玉在住で伊勢は初訪問です。

詳しい記事は後日どこかの媒体でということで、とりあえずざっと報告まで。

2022/06/07(火)

伊勢に到着、宿にチェックイン。

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伊勢市駅。
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宿は伊勢市駅からすぐの風見荘というゲストハウス。
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夜の様子。
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ゲストハウスですが個室も充実。
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伊勢うどんなどを作りたかったので、キッチンが使える宿を指定させてもらいました。

伊勢市クリエイターズワーケーションの担当者である伊勢市観光誘客課の三宅様と顔合わせ。取材のアポ取りを全部していただき大変助かる。


三宅様や宿のご主人に伊勢市民の伊勢うどんへの想いをヒアリングしたところ、意外と家で食べることが多いということで、さっそく「ぎゅーとら」というスーパーで購入して食べてみる。

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近くにある旭湯へ。最高。
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後述する二見浦の海水に浸れます。
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伊勢市発祥のローカルスーパー、ぎゅーとら。
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本当に伊勢うどんが普通に売られている!
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めんとつゆを購入。
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ついでに名物だという「さめのたれ」も。
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さらに大内山牛乳もTwitterで勧められました。うまい。
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ビニール袋から出した伊勢うどん。ペトペトしている。
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茹でる。
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ふっくらした。
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タレとネギを掛ければ完成。とっても簡単。
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なんとなく生卵も落としてみる。
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なるほど、これが家庭版の伊勢うどんか。うまい。
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さめのたれは全然臭みはなくて、身が締まっている。うまい。
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夜中の散歩。伊勢のさと、相撲取りみたいですね。
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すごく楽しそうな飲み屋街があるけど、一人だと怖いので入れないだろうな。
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仕事をしようと思ってノートパソコンを立ち上げたけどご機嫌斜め。滞在中は取材に徹することにしよう。

2022/06/08(水)

晴天。本日から取材開始。伊勢うどんの取材は午後からなので、午前中は伊勢神宮の外宮をじっくりと参拝。

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伊勢市駅から続く外宮への参道。
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外宮は豊受大神宮のこと。衣食住の恵みを与えてくれる産業の守護神。
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すごく広くて驚いた。神宮全体がパワースポット。
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ご挨拶をさせていただく。過度な装飾のないプリミティブな存在感に圧倒される。

せんぐう館が想像以上におもしろく、私は伊勢についてなにも知らなかったことを知らされる。式年遷宮、すげえ。

お参りの後は参道をブラブラと。

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若松屋の飛龍頭がうまいと聞いたので。
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これが飛龍頭。
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ものすごく具沢山な練り物。うまい。
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隣には伊勢角屋麦酒。
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地ビールのイメージが強いですが、もともとは二軒茶屋餅で有名なお店だとか。
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きな粉をまぶした漉し餡入りタイプ。うまい。
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麦酒ではなくノンアルのホップスパークリングをいただく。うまい。
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へんばや商店のへんば餅も食べる。餅好き。
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無料のお茶が伊勢茶でうれしい。 
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へんば餅。
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ちょっと焦げ目がついた餅の中には漉し餡。うまい。
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駅前の手荷物預かり所で電動のレンタサイクルを借りる。これで行動範囲が広がった。

午後から伊勢うどんの老舗「つたや」で、ご主人から伊勢うどんのあれやこれやを教わる。伊勢うどんの歴史に様々な見方があることを知る。

私が調べている家庭用製麺機もそうだが、庶民の食文化史は調べる人が少なく、ほとんど記録も残っていないので、答えはなかなか見つからない。

ご主人が作ってくれた伊勢うどんは、とてもおいしかった。

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つたや。


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お話を聞かせてくれたご主人。
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特別に厨房を見せてもらった。
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麺が柔らかくて傷つきやすいため、「通し」という専用の道具で茹でる。
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ふわっふわに茹で上がった。
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タレとネギだけがデフォルト。
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うまい。
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同行いただいた三宅様は名物だというチャーシューがたっぷり乗った伊勢うどん。うまそう。
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前任の立花様は、冷やし伊勢うどんという考えたこともなかったメニューを注文。うまそう。
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鰹節などを贅沢に使ったタレはダシが聞いているので、蕎麦湯ならぬうどん湯で割って飲むとうまいと教わった。うまい。
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タレを作るときに使う秘密道具。
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タレはいまだに薪の釜戸で炊いている。
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三宅様、立花様と別れてから、一人で店に戻ってラーメンをこっそり食べた。うまい。

食後はそのまま自転車で「みたすの湯」へ移動。

電気風呂が電流の強さで二種類あり、強い方が本当に強くて笑った。電気風呂好きは是非!

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みたすの湯。
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この電気風呂が最高。

近くにあるスーパーをチェック。やはり伊勢うどんは普通に売られていた。ただしタレや麺のメーカーが少し違うようだ。どうやらいろいろあるらしい。

伊勢の人にとっては「うどん=伊勢うどん」であるという話を実感。

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バローと読むスーパー。

その後、またぎゅーとらに行った。

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看板が最高。
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友人がカツ丼がうまいと言い張るので、試しに購入。
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確かにうまかった。伊勢うどんに通じる甘じょっぱさ。野菜も食べないとね。
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コンビニでも伊勢角のビールが売られている。うまい。

その夜、宿のご主人から突然「海にいかないか」と誘われ、スタッフや宿泊客などと近くの海へ。いかにもゲストハウスらしい展開に感動する。

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夜の海もいいですね。

2022/06/09(木)

この日は取材が入っていなかったので、天気もいいので天照大神をおまつりする内宮、皇大神宮へ自転車で向かう。

私はまったく信心深くないのだが、それでも「一生に一度はお伊勢参り」と言われる意味が分かるありがたさがあった。この空間を二千年も維持しているのがすごい。

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まさか私がお伊勢参りをするなんて。
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広いんですよ。
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宇治橋で五十鈴川を渡る。
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御手洗場で清めてから参拝。
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正宮へ。中へは入れないので、玄関(?)から天照様にご挨拶。
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馬。


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鶏。


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野生の鹿。

大満足で内宮を出たら参道を見学。外宮の参道に比べて全体の密度が濃く、お伊勢参りの終着点感が強い。内宮の荘厳な雰囲気から一転、気持ち良いくらいの観光地っぷりだ。

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おはらい町通り。
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内宮の近くにある岩戸屋へ。
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目的は岩戸餅。
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中にある食堂で抹茶とセットをいただく。
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きな粉がまぶされた餅の中には漉し餡。うまい。
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せっかくなので有名な赤福の本店へ。
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赤福餅と番茶のセット「盆」をいただく。独特の形がかわいい。
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赤福餅は餅が中で漉し餡が外のタイプ。うまい。
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あの形は五十鈴川のせせらぎを表しているのだとか。
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茶釜がかわいい。本当に沸かしているので、熱いから触っちゃダメ。
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白餅黒餅というのを購入。
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もっと餅が食べたいので、太閤出世餅の太閤餅へ。
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太閤出世餅とお茶のセット。
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うっすら焼き色がついている。
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こちらは粒あんでした。うまい。

手打ちで伊勢うどんを出しているという、伊勢でも大変珍しい店へ。

三重県産の小麦「あやひかり」を使って毎日手打ちするというこだわりながら、その実態はかつ丼が人気の定食屋さんで、あまり伊勢うどん目当てのお客さんが来ても困るから(手打ちが間に合わない)、ネットに名前は出さないでねという方針とのこと。

しっかりとした生地を作り、太い麺をじっくり茹でて、さらに蒸らして、そして寝かせたうどんは、極限まで柔らかいのにしっかりと角があって、箸で持ち上げられるという摩訶不思議なうどんだった。

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三重県推奨小麦のあやひかりを使用。
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迷っていたら日替わり定食を勧められた。うどんにライスにコロッケだ。
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ものすごく珍しい手打ちの伊勢うどん。
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ふわっふわ。
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メニューにあった食べ方によると、「一味を掛けてごはんと食べるとうまい」そうだ。手打ちの伊勢うどんを雑に食べる贅沢。もちろんうまい。
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ちょっと時間があったので、月読宮と月夜見宮を参拝。どちらも「つきよみのみや」と読むらしい。場所は結構離れている。
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月夜見宮は外宮寄り。
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月読宮は内宮寄り。

宿に戻って、白餅黒餅をいただく。

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パッケージがかわいい。
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白と黒が4つずつ。黒は黒砂糖、白は白小豆の餡。うまい。

唐突に伊勢市在住の方から、さっき猟で獲ったばかりというシカと、冷凍してあったイノシシの肉をいただいた。伊勢参りのご利益だろうか。

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お肉だ。
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レアな部位であるシカのハツがうまかった。
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アユもいただく。うまい。

2022/06/10(金)

朝から伊勢うどんの麺を作っている山口製麺へ。

伊勢うどんを食べさせる店で、自家製麺をやっているのはごく一部で(手打ちはさらに少ない)、多くは製麺所で茹でた麺を使っているそうだ。沖縄そばのようなシステムである。

製麺所の麺といっても、そこはプロがしっかりと作っているので、自家製麵にも負けないクオリティとなっている。

やわやわなうどんを手間暇かけて作る工場の方々、そしてこの味を食べて続けている伊勢市民のこだわりに感動である。

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山口製麺。
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お話を伺った山口製麺の山口博司様。
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山口様が考える伊勢うどんの歴史をレクチャーしていただいた。
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そしてお待ちかねの工場見学。
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麺の時点で太い!
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流れるプールのような釜で麺がじっくりと茹でられる。場所によってお湯の温度が違うのがポイント。
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茹で上がったらすぐに優しく水洗い。
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ピッカピカの茹でたて伊勢うどん。
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さらに冷やしてパッキングされて配送へ。

ものすごく勉強になったのだが、今思えばせっかく工場まで行ったのだから、出来立てを食べさせてもらえばよかった。今度行くときは、丼と箸とタレとネギを持参しよう。もったいないことをした。

午後は伊勢うどんの有名店である山口屋へ。ちなみに山口製麺とは無関係で、自家製麺にこだわる店だ。

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山口屋。
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顔ハメパネルの使い方が間違っているだろうか。

手打ちにこだわる理由などをたっぷりと伺った後、作るところをみせてもらったのだが、「通し」の使い方がつたやさんとはちょっと違っておもしろかった。

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釜を大きく使って麺を茹でて、通しに集めて湯切りをするスタイル。
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自家製麺の伊勢うどん。
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伊勢うどんの中ではしっかりと弾力を残したタイプだろうか。うまい。
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同行の三宅さんは松阪牛すじの卵入り。うまそう。
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伊勢でうどんといえばタレで食べる伊勢うどんであり、ダシで食べるうどんは「うすくちうどん」と呼ばれていた。麺自体は同じらしい。
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タレを煮込む釜や製麺機を拝見させていただいた。

もう一杯くらい食べられそうだったので、昨日いった定食屋にまた伊勢うどんを食べに行った。この店なら定食だろうと、今日はメンチカツ定食。うどん、ライス、メンチカツ、赤だし、小鉢いろいろという、ものすごい組み合わせだ。そして相変わらずうどんがトロトロ。

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ドーン。うまい。
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麺に細かい切れ込みがはいっているのがわかるだろうか。タレを絡ませるためにわざとキズをつけている店があると聞いたが、ここがそうなのだろうかと聞いたら、全然違う理由だった。いつかどこかで長々と書かねば。
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茹で方のコツなどをじっくり伺ったり、ご主人が独学で勉強したときのテキストを見せていただく。とても贅沢な時間だ。
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伊勢うどんの歴史を調べるために神宮農業館へ。お米については詳しかったが、小麦についてはあまりわからず。どこにいけばわかるのやら。
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倭姫宮も参拝。
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20年に一度建て替えるため、多くの宮で移転用の更地が隣にある。

伊勢うどんを食べて思ったのが、ちゃんとした食事というよりは、餅や団子のような軽食だったのではという説である。餅の店ならたくさんあるし。

伊勢で団子といえば、「みつだんご」といって、「みたらしだんご」とは違うものが食べられているというので、野むら製菓舗へ買いに行く。

注文が入ってから焼くみつだんごは、食べてみると確かにみたらしとは全然違った。ものすごくコクのあるみつの正体は、和三盆を作るときにでる副産物の黒いみつとのこと。伊勢うどんのタレくらい濃い。

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野むら製菓舗。
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一見するとみたらしだんご。
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食べたら驚いた。うまい。

2022/06/11(土)

土砂降り。晴天続きで忘れていたが、そういえば今は梅雨時だった。

自転車は諦めて、バスで内宮方面へと移動。外宮と内宮を結ぶバスがたくさん出ているので、移動は楽ちんである。

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雨の伊勢。
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バスの旅もいいですね。

伊勢で餅を食べるシリーズ、本日は茶房太助庵で神代餅(かみよもち)をいただく。神代餅の勢乃國屋が出している茶店だ。

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暑い日ならかき氷もおいしそう。
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暖簾がかわいい。
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神代餅のセット。
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よもぎ入りのの草餅の中に粒あん。うまい。
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餡子が入っていない草餅だけの「みゆき餅」をお土産に購入。
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前に来た時に気になっていた伊勢角屋麦酒が空いていたので入る。なぜなら大雨だから。
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カキフライ、焼き牡蠣、蒸し牡蠣が食べられる。
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五十鈴川を眺めつつ、志摩のカキフライを食べながら地ビールを飲むという贅沢。土砂降りでも気分がいい。うまい。
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今日の伊勢うどんは伊勢角の隣にある岡田屋さん。
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ここがまた独特で驚いた。甘いタレに片栗粉でとろみをつけてあるのだ。まさにだんごのたれ。
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団子=伊勢うどん説に信ぴょう性を持たせる存在。独特でうまい。
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どうやら伊勢うどんのタレは「たまり醤油」というもので作られるらしい。そこで糀屋という老舗の醤油屋さんへ。たまたま直売イベントの日だった。
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醤油屋でプリン?
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店頭で醤油とたまりの違いを伺う。もっと詳しくお話を伺ってみたい。

伊勢うどんの麺を使ったカレーうどんが最高だという話を何人かの伊勢市民から聞いたので、カレーうどんがうまそうな山口屋に再び伺う。

伊勢うどんはカレーうどんのために存在するのではというくらいに合う。いつか「カレー伊勢うどん巡り」をしたくなった。

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ダシの効いたとろみのあるカレー汁とやわやわな太麺、絶対合うでしょ。
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やっぱりうまい。
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宿でみゆき餅をいただく。
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餡子が入っていないので餅の味がしっかり楽しめる。草餅好きにはたまらない。

2022/06/12(日)

伊勢に来て知り合った人(肉をくれた人)に、鳥羽の安楽島で隔週日曜日に開催の朝市へと連れてきてもらった。魚介類には詳しい方だが、私でも知らない魚、食べ方のわからない貝などが売られていて大変楽しい。

今回の旅行、いやワーケーションは、炭水化物と糖質が主な取材対象だが、次に来たときはじっくりと海産物を攻めてやるぞと心に誓う。

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安楽島の漁師が採れたての魚を持って集まる市場。野菜や加工品の店もある。
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カサゴなどはまだ生きている。
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これぞ港町の朝市というラインナップ。
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カワハギを見せてくれた。
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ヨーイドンで魚を選ぶ。

朝市の後は、夫婦岩のある二見浦方面へ。私は旭湯で済ませてしまったが、本来はみそぎといって、お参りに来る前に二見浦の海で身を清めるものらしい。

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ようこそ夫婦岩へ。
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みそぎのまち。
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二見興玉神社があるそうです。
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二見興玉神社はカエル押し。ここ以外にもたくさんいたよ。
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茅の輪くぐりというやつですね。
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説明がカエルだ。
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夫婦岩。左の岩にカエルが止まっているように見えてしまう。
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懐かしいお金を入れる望遠鏡があったので覗く。
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賓日館という皇室も泊まりに来た宿を保存した建物。
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どこをみてもかっこいい。
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カエル。
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大広間にシャンデリア。
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庭園の先に広がる海。
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かっこいい掛け軸。
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本当に細部までかわいい。
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少し前までは泊まれたようだ。

二見浦にある鈴木観助本舗の「くうや茶屋餅」を狙っていたのだが、残念ながら臨時休業。

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残念。
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代わりにぶたまんのウァンへ。関西の友人が熱く勧めてくれた店だ。
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左があんまん、右がぶたまん。
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ぶたまん、うまい。
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あんまん、うまい。
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ジャガバターの揚げたやつもうまい。

餅ではないけど、饅頭屋さんがあったので寄る。酒素(さかもと)饅頭製造本舗の旭家だ。

糀を自然発酵させた生地で粒あんを包んている。一つ食べたらうまかったので、お土産に10個購入。

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酒素(さかもと)饅頭製造本舗の旭家。
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うまいんですよ。
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少し歩くと御福餅本家があった。
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店内では製造している様子が見られる。指で二見浦に打ち寄せる波を表現しているそうだ。
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3個セットを注文。感じよう、二見浦の波。
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餡子もうまいが抹茶餡が強烈で驚いた。こんなに抹茶が濃い抹茶餡は初めてだ。うまい。
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ちなみにすぐ近くに赤福もある。
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五十鈴勢語庵はツバメが飛び交っていた。
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塩ようかんの名店ということで購入。

二見浦から鳥羽に移動。

諸事情で柄にもなくミキモト真珠島を目指す。

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徒歩で橋を渡った先にあるミキモト真珠島。
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目的地は御木本幸吉記念館。
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その中に再現された、実家のうどん屋である「阿波幸」だ。
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昔のうどん屋か。ちゃんと通しが置かれている。
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写真だとわかりにくいが、当時の丼はとても小さい。このサイズ感はやはり団子や餅と同等の食べ物だったのか。これを確認するためだけに来たのだ。
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せっかくなので海女さんのショーを見学。
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美しいダイビングフォーム。
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アコヤガイをキャッチ。
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真珠博物館もおもしろかった。
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御木本幸吉の生誕地には記念碑も。
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帰りになぜか朝市で会った方のところへ。この前いただいた肉の出所はここらしい。
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缶ビールと保冷マグカップを出してもらったので、缶ごとマグに入れたら、そうじゃないだろと笑われた。
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ホラ貝の刺身がうまかった。
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ホタテ貝でもアコヤ貝でもなくヒオウギ貝。うまい。
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大好物のカメの手。うまい。
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宿に戻って塩ようかんをいただく。
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塩が効いていてうまい。

2022/06/13(月)

この日は趣向を変えて、金剛證寺というお寺を目指してみることにした。ガイドブックによると、せっかく伊勢参りにきたのなら、こっちもお参りした方がいいらしい。

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近鉄電車で移動。
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ナイスなローカル線。
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朝熊(あさま)という無人駅。
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目指すは金剛證寺とやら。
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3.9キロか。結構あるな。
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結構険しいな。
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めちゃめちゃ登山だ。
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普通のスニーカーで来ちゃったよ。

ちょっとお寺をお参りしようと思っただけなのだが、予想以上にしっかり登山だった。たまにすれ違う人は、みんなちゃんと登山靴を履いた人ばかりだった。やべえ。

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景色は良い。左が穏やかな伊勢方面、右が入り組んだ鳥羽・志摩方面。
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昔は旅館があったらしい。
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うどん屋もあったっぽい。すごく気になる。
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そういえば「お伊勢参らば朝熊をかけよ 朝熊かけねば片参り」というコピーに釣られてやってきたのだ。
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わざわざ登山をしなくても車で来られるよ。土日はバスもあるっぽいよ。
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おちんこ地蔵という気になる名前も。気になる人はここまで来てみよう。 
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池にコイだけじゃなくフナが大量にいて大興奮。すげえ。
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せっかくなので山頂まで登った。
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極楽門。
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卒塔婆がたくさん。すごいな。
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金剛證寺奥之院に到着。
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ここの茶屋が素晴らしかった。
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帰りのことを考えずにビールを飲んじゃう。残念ながらおでんはなかったが、おばあちゃんがアラレとかチョコをくれた。うまい。
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20円で景色を楽しむなど。最高。
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さらに歩くと足湯の看板が。こんなところに足湯?
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急に開けて焦る。富士山頂に店がたくさん並んでいたくらいの衝撃だ。
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足湯が本当にあった。100円払って極楽気分に浸る。
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恋人の聖地だそうです。
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お土産屋や食堂もあった。
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こんなところでも伊勢うどんが食べられる。せっかくなので冷やしに挑戦。
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お腹が減っていることもあり、最高にうまかった。
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その帰り、また猟師さんの家に寄るなど。
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伊勢のイオンをチェック。ちゃんと伊勢うどんが売られていた。
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宿に戻って、当たり前のように伊勢うどんを食べる。小腹が空いたら伊勢うどんだ。いつでもうまい。

2022/06/14(火)

また土砂降り。今日は岩戸屋さんで取材。

こだわりの老舗系ではなく、団体の観光客が来るような大規模店での伊勢うどん作りを見せてもらった。これもまた伊勢うどんの側面で大変勉強になる。

すぐに提供できる名物料理という面では、伊勢うどんのポテンシャルはやはり高い。

今はさすがに伊勢うどんがどんなものか知っている人がほとんどだけど、昔は「こんなうどんが食べられるか!」と怒る人もいたなどの貴重な話を聞く。

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雨の岩戸屋。
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システマチック。
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茹でてタレを掛けて具を乗せれば完成。うまい。
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最近流行りだという焼きうどんも作ってもらった。
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モニュモニュでうまい。
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お土産に生姜糖を購入。

続いておかげ横丁にある伊勢醤油本舗の伊勢焼きうどんを取材させていただく。流行の発信店だ。

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伊勢醤油本舗。
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オリジナルの焼き方で仕上げる香ばしい伊勢焼きうどん。うまい。
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伊勢醤油のソフトクリームもうまい。
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猿田彦神社にもお参り。
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佐瑠女神社はのぼりを出している芸能人がたくさん。
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奥には神聖な田んぼがあった。
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たまたまスタバのギフトをもらったので和風のスタバへ。
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カフェモカおいしい。
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二見浦で買えなかったくうや茶屋餅の店が!と思ったら定休日で悲しい。
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宿に戻って酒素饅頭を食べる。
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西日本で柏餅の葉っぱに使うというサルトリイバラの葉っぱを敷いて蒸してみた。
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確かに使いやすい葉っぱだと納得。そして酒素饅頭うまい。
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夜はゲストハウスのスタッフに、岡田酒店の角打ちへ連れてきてもらった。
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さめのたれをつまみに地酒を飲むという贅沢。うまい。
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初日から気になっていた駅前商店街へハシゴ。
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少しずつ行動範囲が広く、深くなっていく。うまい。
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また旭湯へ。

2022/06/15(水)

三宅さんが糀屋さんにアポを取ってくれたので、たまり醤油の取材ができることになった。ありがたや。

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朝ごはんはトースターで焼く酒素饅頭。これもまたうまい。
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糀屋さん。今日も雨ですね。
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よろしくお願いいたします。
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醤油とたまり醤油の違い、糀屋の歴史などをしっかりと伺う。
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気になっていたプリンを購入。うまい。

そして取材をもう一軒。今度はタレの老舗メーカーであるマルキ商店さん。

基本的に取材は受けていないそうだが、例の猟師さんが親しいからと電話をしてくれて無事成立。

タレの作り方は非公開ということだが、貴重な話を伺わせていただき、タレを使った料理をいろいろと食べさせてもらった。

たまり醤油に出汁が効いたタレは、どんな料理にも合う万能調味料だったのだ。

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根強いファンが多いマルキのタレ。
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もちろん伊勢うどんで食べてもうまいのだが。
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使い道はうどんだけではないのだ。
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唐揚げに。うまい。
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煮魚に。うまい。
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スパゲティに。うまい。
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キンピラに。うまい。
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卵かけご飯に。うまい。
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仲介ありがとうございました!

そして松阪方面の河原へ。

この辺りにはフェモラータオオモモフトハムシという外来種が生息していて、何度かその幼虫を確認しにきたのだが、まだ生きた成虫をみたことがなかったので探したのだが、残念ながら雨がちっとも止まず、不発に終わった。

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クズがあるとこにいるはずなのだが。
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これは幼虫が住んでいた跡。
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コガネムシしかいなかった。
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霊泉湯という銭湯へ。暖簾がかわいい。

2022/06/16(木)

とうとうワーケーションの最終日。お土産に赤福を買おうと、わざわざ本店まで出向くなど。伊勢の名残を惜しむ。

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早朝から営業している赤福本店。
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お土産も買うのだが、せっかくだからと店内でまた食べる。うまい。
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買いました。
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太閤出世餅も買いました。

まだちょっと時間があったので、もう一食。

永六輔も通ったという「ちとせ」を訪問したところ、これまでと違う一杯にこれまた驚く。伊勢うどんの幅はどこまで広いのだろうか。

まだまだ食べたい店、話を聞きたい人、訪れたい場所があるから、また伊勢に行って、伊勢うどんを学んでこなくては

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ちとせ。
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月見ではなく玉子入伊勢うどんを注文。
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釜玉状態の伊勢うどんにタレが掛かっていた。
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このタレがまたほかの店と違うんですよ。うまい。
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出るときに女将さんとちょっとお話をさせていただいたら、「あめちゃんどうぞ」とキャンディをくれた。

これにて私の伊勢クリエイターズワーケーションは残念ながら終了。

いや本当の終了は、これらの取材を何らかの形にまとめ上げたときですね。ボリュームも濃度もすごい情報なんですよ。どこか良い媒体ないですか。伊勢の同人誌でも作ろうかな。

そして後日、試しにと手打ちで伊勢うどんに挑戦してみたけれど、これじゃないよなーというものが出来上がってがっかり。

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こんなの伊勢うどんじゃない!

とりあえず伊勢の話を取り入れた同人誌「出張ビジホ料理録」という本を出したので、よろしければどうぞ!

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伊勢うどんが出てくるよ!

玉置 標本(Tamaoki Hyouhon) ライター

https://www.seimen.club/

【滞在期間】2022年6月7日〜6月16日

※この記事は、「伊勢市クリエイターズ・ワーケーション」にご参加いただいたクリエイターご自身による伊勢滞在記です。
伊勢での滞在を終え、滞在記をお寄せいただき次第、順次https://note.com/ise_cw2020に記事として掲載していきます。(事務局)