伊勢

感じたことはとりあえず。

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最近の記事

雨のあと

うだるような暑さが目に見え始めた今日。 怒る狂った雷神さんが、夏を呼んでいる。 扇風機をつけて、風を起こし、かりそめの涼しさを味わう。 まだまだ人生は長い。

    • 冬の訪れ

      しばらく更新を怠っているうちに、もう冬の足音が近づいている。 分厚いコートはまだ秋気分の体にはいささか重い。 マフラーも首の周りに煩わしくまとわりつくだけ。 まあそんなのも悪くない。

      • 留学へいく友との別れ

        今日はお祭り。夏から留学へ行く友達と最後に会った。小舟をこぎながら星空を見つめ、風流に浸りながら、日本での思い出を刻む。 夢に向かって、語学の検定試験などを受けて頑張っている友からは、今日まで多くの刺激を受けてきた。 最後の別れの際も、手紙とともに1年間の抱負を述べて去っていった。 私の周りには彼女のみならず沢山の友が偉大なる夢に向かって進んでいる。 私は日々彼女たちを傍観するのみ。 並んで歩いていたはずなのに、いつの間にか半歩前を進み、駆け足で去っていく彼女たち。追いつきた

        • ハーバーランドの夜

          長らく更新を怠っていましたが、実は本日誕生日を迎えました。早いものです。 現在おつきあいさせていただいている恋人とは、もう出会って4年にもなります。 先月はハーバーランドにてデート。 色とりどりの明かりが海に映る様子は、恋人と見るにはなかなか良い眺めでしたね。 これからも末長く仲良くしていられますように。 #ハーバーランド #デート

        雨のあと

          くちびるに歌を持て

          長年音楽に親しんできている私ですが、本日は合唱祭でした。 某合唱団さんが、よく『くちびるに歌を』を歌っていらっしゃるのですが、聴くたびに心を揺り動かされます。 くちびるからは色んな言葉が発せられる。 歓喜、感謝、賞賛から 絶望、誹謗中傷にいたるまで‥ どうせくちびるから出る言葉なら 喜びも悲しみも歌で表わそうじゃないか。 どうせくちびるから出る言葉なら 誰かを傷つけるのではなく、誰かの心に訴えるような方法で伝えようじゃないか。 この歌からはそんな願いが、くちびるに歌を「持

          くちびるに歌を持て

          チーズケーキフラペチーノ

          今日は用事でホールにいかなければならないため、駅の近くのスターバックスで朝ごはん。 学生にとって、その値段は決して優しくはないが、たまには贅沢をするのも良いだろう。 肌寒い天候が憎らしいが、前々から楽しみにしていた、チーズケーキフラペチーノを注文。 私自身、チーズケーキはそこまで好きではない。タルト生地の甘さとチーズの発酵した香りの共存がどうも気にくわないのだ。 しかし、期間限定という言葉に長年取り憑かれてきた私は、このフラペチーノがメニューの冒頭にあるのを見るや否や、反射的

          チーズケーキフラペチーノ

          羊をめぐる冒険

          ふと思い立って、3月頃から少しずつ読み進めていたこの作品を一気に読む。 舞台となる北海道の穏やかさに対して、物語の複雑さに混乱させられる。 しかし、ラストは拍子抜けするほどあっけなく、シンプルに感じられた。 そして、読後に襲われる喪失感は、他の作品にも共通する。 「ノルウェイの森」よりもファンダジックで、「ねじまき鳥クロニクル」よりもシンプルで穏やか。 久しぶりにお気に入りの本に出会った。 #村上春樹

          羊をめぐる冒険

          10年後のみずうみは

          10年前に学級委員長だった彼は 髪型も考え方もカクカクした男の子で、メガネをしっかりとかけたまま、いつも綺麗に体育座りをしていた。 賢くてみんなの憧れだった彼と 中学、高校を共にした。 中学の頃には、氷のような頭の中も、徐々に溶け始め、穏やかな湖となり、多くの人を受け止め、広大な水の流れとなって沢山の人を惹きつけた。 その穏やかさを利用された高校時代、彼の湖は猜疑心で濁り、枯渇した。誰も荒地には見向きもせず、私が足を踏み入れた時には既に手遅れだった。 今その渇きを癒すた

          10年後のみずうみは

          ピリッと辛いラタトゥイユ

          最近のご飯は専ら赤、赤、赤。 トマト、パプリカ、玉ねぎを乱暴に切って煮込んだら その日の気分で味つけをして食べる。 本日はラタトゥイユに挑戦。 ちょっぴりピリッとしたその味に、気分はまるで地中海の奥様。

          ピリッと辛いラタトゥイユ

          悲しい涙

          今日の涙は悲しい涙。 いま笑いあえるこの毎日が、いつかなくなってしまうことへの悲しさ。不安。 いつまでも同じ場所にいられたら良いのにね。 いまは焦らずやるべきことを1つずつ進めよう。自立するための準備。希望を叶えるための準備。 きっと新しい直感が私を揺さぶるその時までは、可能性を蓄えて。

          悲しい涙

          美しい涙が流れる時

          一人暮らしを始めて3年目に突入。 実家にいる母と電話をするたびに悲しいわけでもないのに、さらさらと頬を伝う涙は何だろう。 帰宅した後に音楽を聴きながら、スケジュール帳を眺めたり日記をつけたりしていると、じんわりと滲んでくる涙は何だろう。 理由もわからない涙。きっとこの涙は自分の意志をもって勝手に目の中から飛び出してくるんだね。 そういう自立心をもった涙を、私は美しいと感じます。

          美しい涙が流れる時