留学へいく友との別れ

今日はお祭り。夏から留学へ行く友達と最後に会った。小舟をこぎながら星空を見つめ、風流に浸りながら、日本での思い出を刻む。
夢に向かって、語学の検定試験などを受けて頑張っている友からは、今日まで多くの刺激を受けてきた。
最後の別れの際も、手紙とともに1年間の抱負を述べて去っていった。
私の周りには彼女のみならず沢山の友が偉大なる夢に向かって進んでいる。
私は日々彼女たちを傍観するのみ。
並んで歩いていたはずなのに、いつの間にか半歩前を進み、駆け足で去っていく彼女たち。追いつきたいから私も歩みを進める。でも、遠くに行った彼女たちを見つけることはできない。

進む方向が違うのか?私の歩みが遅いのか?

どうして私だけ同じような場所に留まっているのだろう。いつのまにか1人になる。

いや、きっとそれは間違いでは無い。人は自分の足で歩まないといけない。進む方向は人によって異なるのである。常に肩を並べて歩くことはできない。

今は離れても、きっとどこかで巡り会える日が来るさ。