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1歩進んで2歩下がる

 万座温泉に行ってきました。かねてより楽しみにしていた日帰りの計画で、温泉に全ブッパした旅程を組んで行ってきたので、かるーくレビューしてみようかなと思います。


旅程

-11:00 東京から高崎へドライブ
-12:00 お蕎麦を食べる
-14:00 高崎から万座へ
-15:30 入湯と周辺散策
-16:00 草津へ
-17:00 まんじゅう屋さんの前を全力周回
-18:00 西の河原入湯
-20:00 高崎へ
-21:00 ラーメンを食べる
-23:00 東京へ


万座温泉

 世界3大長寿の湯と言われてるらしい万座温泉は、めっちゃくちゃ濃厚な硫黄泉です。そのキャッチコピーにはじぬ集客っぷりで、平日にも関わらず町にはご老人がたくさんいらっしゃいました。みなさんお元気そうで、お話をこっそり聞いていると、訛りから群馬の方なのかなという人も結構おられました。

 標高1800mに位置する万座は冬はウィンタースポーツができる場所として有名ですが、夏のこんな時期に行くともちろん残雪などなく。観光できるスポットは湯畑やら湖やらしかなく、本当に温泉と旅館がポツポツという感じです。

湯畑付近は滝みたいになってる


 僕は温泉目当てで万座に来ていたので観光する気も毛頭なく、目当ての日進館に着くなり日帰り入浴券(1000円)を購入して温泉へ向かいました。

露天風呂

 古い小屋の玄関をくぐると男湯と女湯の暖簾がかかっており、脱衣所を抜けると露天風呂が一つあります。

流石に写真を撮るわけには行かないので、ネットに転がっている画像をシェア

 先ほども述べた通り、万座の湯は硫黄線です。とろみがあり、温度はほどほどでした。浴槽に死んだ虫が浮かんでいるのをみて、硫黄泉の濃さを確信しました。

 男湯と女湯が入れ替わるのかはわからないのですが、僕が入ったのは多分左側の浴槽で画像と同じところでした。画像では伝わらないかもしれませんが左手側も大胆に開けっぴろげられているので、露天すぎる景色を堪能できます。向かい側に多少の湯畑散策ルートがあるのですが、そっちからスマホカメラを拡大して覗けば全然見えちゃうレベルです。開放感があって良い温泉でした♨️


草津温泉

 僕は何度も行ったことがあるので新しさみたいなのはあんまり感じませんでしたが、友人が行ったことがないということで、万座から20km山道を下り草津へ行きました。

例のあれ

 湯畑を軽く散策して、ちちやで饅頭を買ったり温泉卵を食べました。夕方ごろの到着だったのでもちろん温泉プリンは売っていませんでした。

 そうそう、湯畑から一井とか奈良屋の方へ行く道を歩いた左手に何やら新しい建物が誕生していましたね。足湯に浸かりながらすき焼きを食べれるみたいな、あれって昔からありましたっけ?全然記憶になかったので新しい建物かもしれません。

 そのまま西の河原公園へ向かうと道中にはお饅頭を死ぬほど配っているおじさんがいます。草津名物ですね。まともに取り合うとお茶を持たされ中に座らせられ、気がつけば饅頭を購入してしまうことでしょう。僕は経験値がありましたから、近くに若者グループがいる時にそこに合流するように前を通って先に饅頭をゲットします。するとおじさんは習性的にその若いグループ全員に饅頭を配ろうとするので、スタコラ通り過ぎることができるという技です。これを「まんじゅう・デスパレード」と呼んでいます。なすりつけですね。他の人々には傍迷惑な死の行進ですが、これを駆使してお饅頭を無限に食べました(カス)

 さて与太はこの辺にしておいて、僕らの目的地は西の河原にある温泉です。ここは鉱物泉系で緑色っぽい色をしています。先に万座で硫黄泉に入ったのでここを選びました。何度か入ったことがあったのではじめてではありませんでしたが、広々としていて良かったです。ちょっと熱いのも端のほうに行けばモーマンタイです。僕は滝行とか言って給油口に肩をつけようとしましたが、危うく全身火傷になるところでした。


ご飯

 ラーメンはチェーンでありきたりなやつを食べたので端折ります。

 お昼は高崎にあるつゆ下さんというお蕎麦屋産に行きました。

ぶくぶくに太った鯉。餌をあげることができる。

 早刈を売りにしているみたいで、そばの実を通常より2週間程度早く刈り上げるとポリフェノールが増えるみたいですね?

そば

一升という見慣れない単位に心がおどり注文。するとありえない量のお蕎麦が出てきて驚きました。1kgのそば、、、すごい!

 付け合わせに柚子入りのネギがあったり、紅葉おろしがあったりで、清涼感のあるお汁でいただきました。そばはそばの実感がありやや固めで、とても美味しかったです。食べ終わると蕎麦湯と寒天を提供してくれました。高崎に行く機会はそうそうないですけど、次があればまた行きたいですね〜


総評

 日帰り旅で温泉に行くのはこれがはじめてではないのですが、毎回思うのが「温泉でとれた疲れ」と「日帰り旅程で溜まる疲れ」が一緒かもしくは疲れの方が勝るなってことですね(失笑)一歩進んで二歩下がる気分です。

 でも体力のあるうちにしかできないことではあると思うので良かったです。大学生のみなさんで温泉の好きな方はぜひ日帰りを視野に入れて検討してみてください。

 また、当たり前ですがこんな平日に好き勝手できるのも大学生の特権だよなぁとつくづく思いました。今回一緒に行った友人も来年から公務員になってしまうので時間の調整がややこしくなってしまいます。日帰りなんてやろうとなるのは今年が最後かもしれないと、少し寂しく思うのでした。

高等遊民

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