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酪農の未来どうなる

酪農がピンチであるという状況は、ピザとジェラート店をやっている僕にとって人ごとではないです。

去年廃業した酪農家が愛知県で20数件あるとのこと。輸入飼料や光熱費高騰、後継者不足など要因は様々だと思います。

酪農業界の未来を考えると悩ましいです。去年の飲料用の牛乳生産量は400万トンに対して、消費量が360万トン。人口減少を考えたら、同じだけ作っていても結局廃棄問題につながっていきます。

「牛乳をもっと飲もうキャンペーン」も、食の多様性が広がっている中では限界がありそうです。今までは余った牛乳を、バターや脱脂粉乳にしていましたけど、これも在庫過多になっているそうです。

となると供給過多だから、自助努力で生き残れないところは畳んでいくしかないのか、というふうに割り切るのも違うと思いました。

酪農業界は国や組合の後押しと引き換えに、自分の作った牛乳の値決めをする主導権を持っていません。

愛知のスーパーには当たり前のように北海道牛乳が並んでいます。生乳を運ぶことはできるので、アジア圏で売ったほうがいいと思います。

それから大量の脱脂粉乳が在庫であるようなのですけど、これは貧困家庭や増えている子ども食堂に配布すれば、それぞれの支援策になりそうです。

こういう流れがなんでできないのか、自分の宿題にしたいと思います。

酪農家に廃業ラッシュ 子牛値崩れ「1頭1000円」:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC259RC0V20C23A1000000/

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