猫さんをコンテンツにはしたくない
先日Twitterでもご報告させていただいた通り、現在保護猫さんをお迎えする準備をしており、近日中にトライアルがスタートします。
本譲渡が決まっていないトライアル前に皆様にお伝えしたのは、私が一人で悩んで考えて決めるより、猫を飼っている皆様の知識をSNSでお伺いして色々な準備を決めた方が、お迎えする猫さんのためにも自分のためにもいいと考えたからでした。
猫をとりまく飼育環境の知識は年々アップデートされ、私が実家で猫と過ごしていた時の常識はもう古いものになっていることもあります。
何より、私が責任を持って、猫さんを家族としてお迎えしたかったので、色々な意見や経験談を聞きたかったのでした。
猫を飼うことをコンテンツにしたくない
私は漫画を描くことをお仕事にしているので、猫さんのことをきっとcakesの連載にも出すと思うし、写真もSNSにアップしていくと思います。
それを見ている方全員がどう受け取るかは私がコントロールできることではないですが、私の意識としては、おむかえする猫さん自身を「商業コンテンツ」にはしたくないと思っています。
夫のことをエッセイでは描いたり、キャラクターにしていますが、夫は大人であり理解したうえで私の作品に協力してくれていますが、ねこさんはそうではありません。
親バカで、猫専用インスタを作ったり、自己満足の範囲でグッズやスタンプは作るかもしれません。でも、お迎えするねこさんでライセンス事業をしたり、いいネタにしようとか、これで商売にしようとかフォロワーを増やしたいとかは考えていませんし、そういう気持ちの動きが自分にわいてきたら、ねこさんを描くのをやめようと思っています。
猫さんのことに関してSNSで発信したり、漫画に描くのは、飽くまで私たちの生活を皆様に一緒に過ごして楽しめたらいいなという気持ちで私はいます。
私はちょっと感覚がおかしいのかもしれませんが、特にTwitterでつながっている皆様とは、完全な他人ではなくて、顔を見たことないけど私を知ってくれてて仲良くなりたい知人くらいの感覚でいます。一方的に友達だと言われるのは好きじゃないのですが、フォロワーとの皆様と共感したりなにかを分かち合ったりすることが好きです。
わからないことを教えてもらったり、一緒に猫の子育て環境を作っていって、お迎えした時の嬉しさを一緒に味わえたらすごくうれしいんじゃないかって思ってます。
今後絵や漫画も発信していくと思いますが、たぶん私の生活の発信も増えていくと思います。猫さんをむかえたら、より増えると思います。
それはすべて、知人に向けて近況報告をおしゃべりしてる感覚であって、バズのためのコンテンツにするためじゃないです。そう私は思っているということを、改めてここに意思表示しておきます。
保護猫を選んだ理由
私がおむかえする猫さんはMIXの保護猫ですが、仮にトライアルが失敗したとしても、また保護団体をあたって保護猫さんを探すと思います。
今、ねこさんをお迎えする方法はいくつかあると思います。
①ペットショップで買う
②ブリーダーから直接譲渡してもらう
③知人・友人からもらう
④保護猫を団体や愛護センターから譲渡してもらう
私たちは、結果的に④を選びました。色々な方法を調べたうえで、信用できる保護団体を見つけて保護猫をお迎えすることが、私たちに適切なお迎えハードルで、出自・生育環境を把握しやすく、今後の相談先もでき、トレーサビリティに優れていると考えたからです。また、特別な理由がなければまた雑種を選ぶと思います。
純血種を望んでいたわけではなかったので一番出自も生育環境もはっきりしている手段であるブリーダーは除外しましたが、純血種を望んでいる場合は良いシリアスブリーダーさんを探すのが良いのかと思います。そのへんの事情はネットに沢山良い記事があると思うのでそちらをご覧ください。
私たちが血統書つきの猫さんを選ばなかったのは、純血種を飼ったことがなく、純血種によくある遺伝性の疾患に対処する自信がなかったためです。
一度飼ったことがあったり、遺伝性疾患に対応できる方は別に保護猫でなくても全然問題ないと思います。
ペットショップは店舗によって基準や品質がまちまちだったり、バックヤードでの対応が見えづらいこともあって、この選択になりました。
ただ、保護団体さんも色々で、本当に相性だな…と思う出来事もあったので、それはのちに続く有料記事部分で書かせていただきます。
今ねこさんをおむかえする個人的な理由
私を以前から知っている人は、私が実家で猫を飼っていたことがあって、猫がとても好きだということをご存じだとは思います。
今なぜこのタイミングかというと、コロナで生活環境が変わり、私は自宅でより家事や夫のサポートをしたいという思いが強くなったのが要因です。
今までは、外部に事務所を借りたり、シェアオフィスを借りたりしていて、自宅にも一部ワークスペースを作ってはいましたが、きちんと作業場を自宅に構えたいと昨年決意したからでした。
私が病気になったこともあり、外出しづらくなったことも理由のひとつですが、一番は夫と過ごすこの家を快適に、過ごしやすくしたいという思いがコロナ禍を通して強くなったからです。
そしてそこには、ふたりで大事に思う存在がいてくれたらと思いました。
私も、ひとりで自宅で長時間過ごすのも寂しいので、ペットセラピー的にもいいと思いました。
私たちは結婚7年目の夫婦ですが、これからねこさんをお迎えすることで、責任を負うことになって、もっと頑張れたり、成長したいと思っています。
そんな私たちの姿勢が、猫さんの人生にとってもプラスのものであったらと今は願ってやまないです。
まずは、猫さんの正式譲渡までがんばりたいと思います。
どんな結果になっても、その過程を見守っていただければ幸いです。
以下は、保護団体を探している最中に感じたことを率直にまとめました。
保護猫をお考えの方の参考になれば幸いです。
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