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恋せぬふたり

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NHKドラマの感想記事です。
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2022年1月の記事一覧

恋せぬふたり 1/24放送分

恋せぬふたり 1/24放送分

※性的な話題に触れるのでご注意。

高橋さんはダーリン兼セラピスト渡されたアンケートをもとに咲子が自己と向き合い、恋愛的指向と性的指向について掘り下げる回だった。高橋さんはブログを書くことが好きなように見受けられるので文章で表した方が意見を伝えやすいタイプ、咲子は面と向かって対話した方が伝えやすいタイプなのかなと思った。
咲子が訥々と過去の経験やその時の感情・気持ちを高橋に打ち明け、それを高橋が傾

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恋せぬふたり 1/17放送分

恋せぬふたり 1/17放送分

邦ドラとはいえ30分×8回スケジュールだとさすがに展開が早くて助かる…2話目にして家族へ怒りのカミングアウト、高橋さんの生い立ちチラ見せ、同僚の唐突な咲子狂いという盛り沢山な内容だった。まぁまぁ、自認に至って自己理解が進むと状況が変化に転じるということは僕にもなんとなくあった気がする。

やっぱり高橋さんはスーパーダーリン「なめてます?」発言をしたとはいえ、メリットとデメリットを天秤にかけ咲子の同

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恋せぬふたり 1/10放送分

恋せぬふたり 1/10放送分

まず最初に明文化しておかなければならないが、アロマンティックやアセクシャルについてメディアが情報発信をすることを僕は心から喜ばしいと思う。
マイノリティの憂鬱というものは少数派という数の論理によってもたらされているところが多分にあると感じている。少数派だから認知されない、理解も得られない、共感されない、否定・拒絶され嘲られる。マジョリティの発する「普通は」「みんなは」という言葉にたった一人じゃ太刀

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恋せぬふたり

恋せぬふたり

1/10から放送が始まるドラマだが、SNSでちょっと話題になっていたりもした。
アロマンティック・アセクシャルを題材にしているので、最近邦ドラをめっきり見ていない僕も視聴予定。常々思っているのだが、アロマンティック・アセクシャルは恋愛性愛が人生において最大のドラマになりづらいにも関わらず、ロマンス中心の物語に持ってきたって話にならないのじゃないかという疑問である。ロマンティックラブイデオロギーに縛

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