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NISAブームについて(1): 投資にまつわる誤解

新NISAについてですが、政府が盛んに勧めており連日マスコミが報道しているためか、今年になってからNISA&投資ブームみたいになっています。テレビ、雑誌、ネットニュースだけでなく各地でセミナーもいろいろ開催されているようで驚きです。

不運もあって以前に貧困状態になったことをきっかけに、節約、キャッシュレス決済、そして投資の勉強に取り組み、数年前からNISA&投資をはじめている者にとっては、危ういものを感じるので少し雑感を書いてみようと思います。

昔の自分もそうでしたが、一般に投資とは株の売買で大きい儲けが出ることもある一方で暴落すれば大損するというイメージがあるのではないでしょうか。なので、「よい銘柄なら短期でかなり儲かる」あるいは逆に「投資は怖い」といった誤解をしてしまうのだと思います。
しかし、勉強して実際に投資を行った経験から言うと、「短期ではあまり儲からない」「まともな方法なら怖くない」という事実がわかりました。

多くの日本人が投資を誤解しまった原因は主に2つあると感じています。
一つは金融教育の貧弱さで、日本では学校でも社会に出てからもまともにお金の勉強する機会がありません。
もう一つはマスコミ報道のあり方で、投資に関していえば、株の売買で大金を得たかあるいは損をしたというニュース、そして投資詐欺にあって大金を騙し取られたというニュースが多い気がします。

よく考えてみると、これは投資に限ったことではなく、自分の専門とする化学でも同じような誤解がある事に気が付きました。次回はこの点について少し書いてみようと思います。


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