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ユニークな酒器ー際立つ香りでリラックス効果倍増?

日本酒を飲む時の酒器は、何となく盃やぐい呑みを使うことが多いと思います。
しかし、これまでの一般的な日本酒酒器とはまったく異なる新たなグラスタイプの酒器が作られたという記事を最近見つけました。

なんと、ワインの美味しさを最大限に引き出すために多様なグラスを開発してきたワイングラスの名門ブランド<リーデル>が、日本酒のために作ったワイングラス[大吟醸グラス]というものがあるそうです。

<リーデル>の当主が来日し、日本酒を徹底的にテイスティングした結果、ワイングラスのような形状は大吟醸酒が適していることが判明したそうです。さらに、蔵元や専門家など200名もの方にテイスティングしてもらいながら開発を進めたというから驚きです。こうして、大吟醸酒独特のフルーティーで華やかな香り(吟醸香)や味を最大限に引き出すために作られたグラスが誕生したとのことです。

ワイングラスにはふくらんだ部分のあるボウル型の形状のものがあります。こういう形状では香りを醸す化学物質(いわゆる芳香成分)がグラスの中に留まるために、口にする時にいっそう香りが際立つわけです。

<リーデル>のグラスはやや高価なので、私はまず一般的なワイングラスで試してみようかなと思っています。特に熟成されたワイン用のグラスは香りを楽しめるように作られているはずですから、<リーデル>には及ばなくても、ある程度は期待できると思います。

ちなみに、大吟醸酒には本醸造酒タイプの「大吟醸酒」と純米酒タイプの「純米大吟醸酒」の二種がありますが、香りを重視する場合は本醸造酒タイプの「大吟醸酒」の方がいいと思います。本醸造酒タイプは、含まれている醸造アルコールによってさらに香りが際立つからです。

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