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バイクラックをDIYした話

引っ越しを機にバイクラックを作りました。本格的なDIYは初めてでしたが、いきなり結構なボリュームのものを作ってみました。こだわったポイントを製作過程を交えて紹介できればなと思います。

1.コンセプトメイキング

まず初めに、仕様(何をどれくらい収納したいか)を決めました。満たしたい仕様は以下の通りです。

・CXバイク2台を収納したい
・なるべく壁からの突出量を抑えたい

・ヘルメットやシューズなども収納したい

このような条件で、DIYでバイクラックを作っている方の写真を見て、自分なりにイメージを膨らましていきました。そしてデザイン面で最もこだわったポイントとしては、

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という点です。ここでいうノイズとは「ラインが複雑になる(輪郭線がごちゃごちゃになる)」ことと「素材が乱立する(色が揃っていない)」ことです。目指したのは「シンプルなライン」と「素材を揃える」という点です。「は?」という感じだと思うので説明します。ここからの記述はあくまで僕個人の価値観です。良い悪いなど、批判をするつもりは全くないのでご了承ください。

まずは素材を揃えるという点についてです。素材を選ぶ際の前提条件となる、既に部屋で使っているデスクがこちらです(写真はLOWYAのWebサイトより)。このデスクの構成要素は「チーク色の無垢材」と「黒のアイアン」で構成されています。なので今回のラックもこの素材(色)で統一したいと思います。

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image: LOWYA

木材は色は調整できるとして、2×4アジャスターの選定から。調べてみると「ディアウォール派」と「ラブリコ派」がいることがわかりましたが、強度や設営時の運用のしやすさの関係からラブリコを使うことにしました。また、ラブリコの中にもいくつかのタイプがあります。

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「調整ネジが無いのでシンプルなライン」であることと「金属製なので素材がデスクと揃う」ことからアイアンタイプを選択しました。野暮ったさも無く、とても良いですね。正直2×4アジャスターの中でピカイチだと思います。これ以外のものを購入する理由が見当たりません。ちなみに高さの調整方法は、軸部の穴にドライバーなどの細い棒を入れて回転させることで調整できます。ネジがないからと言って調整できないというわけではないのでご安心を。

とはいえ耐荷重が20kgなのは少し心配でした。ラブリコのwebサイトでは自転車2台を一本の2×4材で支える場合には強力タイプ(耐荷重:40kg)のものを使用し、かつ、床にかかる荷重を分散させるためであろうの木材も使用していました。「CXバイク2台合わせて20kgも行かんやろ」と思いつつも、万が一倒れたら悲しすぎるので、安全を見て「一本の2×4材に一台のバイク」の構成で行くことにしました。

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 ラブリコ(強力タイプ)の使用イメージ from LABRICO

この使用イメージを見て分かる通り、輪郭線がストレートにならなず、何度もガタガタ曲がっていることがわかります。これがノイズが多い状態です。なのでこのノイズを徹底的に無くすことのできる構成を考えました。

2.実際の製作工程

まずは手書きでラフに設計図を書きました。本当にラフで見せられるようなものではありませんが、実際のラフスケッチってこんなもんだと思います。

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めっちゃ適当な設計図

まずは何もない最初の状態を記録用にパシャリ。カーテンレールが邪魔だったので外します(何か言われそうなので妻には内緒で)。

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次に、購入した2×4材をデスクと色を合わせるため、色を塗ります。色の塗り方は詳しく書いてる方たくさんいると思うのでググってください。

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ワシン 水性ニス(チーク色

初心者でも扱いやすいという水性ニスを選びました。水性ニス用のハケで塗ります。重ね塗りすることで濃さが調整できます。今回は2度塗りすることで割とドンピシャでデスクと色を合わせることができました。

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意味があるかどうかはわかりませんが、塗装した面と床や壁が直接触れないよう(色移りしないよう)にガムテープを張って保護します。賃貸なので汚してしまったら大変なので。

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はい、これが「ノイズの無いバイクラック」の骨組みが完成しました。ほぼ全ての面が段差無く繋がっています。とても気持ちいいですね(自己満足)。

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MIONURA バイクハンガー4R

バイクラックは調べてみるとミノウラのバイクハンガーが評判が良さそうでしたのでそれにしました。

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じゃーん!完成したバイクラックがこちらです。2台のCXバイクを収納しつつ、ヘルメットやシューズなどの小物を収納するための棚を備えています。

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こだわった「ノイズが少ない」というポイントです。ガタガタすることなく、ツライチ(面が同一の平面で繋がっている)や素材(色)を揃えています。ネジがシルバー色だったのでマジックで黒く塗りました。こういった細かいポイントをこだわることでノイズを減らしています。

3.かかった費用

さて、そんなこんなで、このバイクラックができるまでにどれくらいの費用(材料費)がかかったのか計算してみました。自分の場合は初めてのDIYだったので以下の金額に電動工具代などの購入費用もかかっています。あとは木材のカット費用やネジ代や紙やすり代、ガムテープなどの雑費も数千円かかりますが、まぁ誤差の範囲です。

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2×4材 2,287mm×4本:2,842円
1×4材 1,830mm×5本:1,360円
1×4材 790mm×6本:744円
MINOURA バイクハンガー×2:6,310円
LABRICO アイアン×4:3,880円
巾広金折(コーナン)×23:4,140円
水性ニス×2:2,154円
水性ニス用ハケ:498円
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合計:21,928円

以上です。念のためですが、今回ご紹介した材料や作り方を元に各自でご制作した場合に、転倒などによるバイクや周辺製品の破損、事故などが起きた場合の責任は取れませんので、あらかじめご了承ください。とはいえ、設置して9ヶ月ほど経ちますが、未だ健在です。

完成したのち、使い勝手の追及で細かなブラッシュアップをしているので、その辺は次のnoteにて紹介できればと思います!ではまた!


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