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映画徒然随想日記

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映画にまつわるエトセトラ。個人的に思い浮かべた出来事や感情を、私的に書き殴っただけの随想日記です。恋愛や家族関係、病気やトラウマなど、暗い話も書きます。はたまた、嬉しい出来事や幸…
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#映画監督

石井隆という監督について思うこと

今日は、ずっと書かずにいた石井隆監督について、書こうと思う。 書かずにいたというか、書けずにいたというか、 書きたいと思えなかったというのが本音だ。 敬愛する作家の死について 近頃、私の敬愛する映画監督の訃報のたびに、悲しい気持ちになる。その反面、「映画を見れば会えるから」と思う、ようにしている。 フィルム・イズ・フォーエヴァー。 言葉は綺麗だけれど、やはり、愛する作家の新作が見たい。 見たいと思ってしまうのです。 最近だと、マノエル・ド・オリヴェイラの死。 世界最高齢の

堂ノ本敬太の2021年を振り返る!!

こんばんは。もう2021年も終わってしまいますね。 ということで、今回は自分の記録のためにも、2021年を1ヶ月ごとに振り返っていこうと思います〜。いやぁ、厄年だっただけに、いろんな問題に直面したりしなかったり、、、 来年は、スタジオカナリヤの約半数以上が本厄、私が後厄と、さらに酷い運勢なのですが、、、笑 🎍1月🎍全く記憶にございませんでしたが、色々見返してみても、1月は何もしてませんね笑。たしか、年内に『海底悲歌』が完成して、卒業制作展での上映を待っている状態でした。

そろそろ映画の話をしたい。

こんにちわ。こんばんわ。映画監督の堂ノ本です。 そろそろ2021年も終わりそうですね。最近、めっきり冷え込んできて、私はこたつから全然抜けられません。 今も、こたつで朝までサッカー観戦して、この記事を書いています。もちろんこたつの中で。 いやぁ、リバプールvsアーセナルは、なかなか楽しい時間でした。あと、チャビが帰還したバルセロナの試合も観戦。ついでに、解任間近のスールシャールを見届けるべくユナイテッドvsワトフォードも観戦。 おっと、サッカーは置いておきましょう。

映画『海底悲歌』DVD発売決定!

オークラ劇場での上映が6月に終了して以来、映画『海底悲歌』に嬉しいお知らせです! これまでずっとオークラ映画・OPフェスにてDVDの販売を担当しているスターボードさんから、この度DVDの全国レンタル&販売が決定いたしましたのでご報告します。 『海底悲歌』DVD情報2022年2月発売開始! DVDは、只今より予約販売を開始しております! Amazon:https://t.co/DcNzfadSAV?amp=1 詳細はこちらのサイトをチェックしてください! 品番:JS

『濡れたカナリヤたち』配信開始!

こんばんわ。 以前、Twitterの方でご報告しましたが、私の過去作品『濡れたカナリヤたち』が、DOKUSO映画館にて配信スタートしております。 配信サイトはこちら→https://dokuso.co.jp/introduction/749 『濡れたカナリヤたち』予告 この作品は、大阪芸術大学の3年次の必修授業『制作2』という授業内の課題で制作された映画です。 基本的には30分程度の尺で、企画はオリジナルであれば自由という内容でした。私は、かねてより「ピンク映画」を

日活ロマンポルノ50周年記念、本当にこれで終わるのか?

こんにちわ。こんばんわ。今年の6月より1ヶ月間、ピンク映画館にて初長編映画『海底悲歌』が上映された、新人映画監督の堂ノ本です。 一応、ピンク映画を作った身としては、にっかつロマンポルノは、大きなカテゴリーとして同業種になるわけです。また、「映画」という枠組みで見れば、完全に同業です。そんな私が今回は、タイトルの通り、怒っております。 にっかつロマンポルノ45周年記念について この2021年に迎える50周年という節目に際して、その5年前、つまり45周年というタイミングで、

映画『海底悲歌』のクランクアップから1年。

昨日、俳優部やスタッフから、「クランクアップしてもうすぐ一年ですね、元気ですか」という旨の連絡を頂いた。もう少し前には、出演してくださった長森要さんや、生田みくさんも、SNS上で懐かしんでくれていた。少し載せる。 監督としては、懐かしんでくれるのも勿論嬉しいし、プロフィール欄とかに『海底悲歌』と書いてあるのを見つけるだけでも、めちゃくちゃ嬉しい。特に川瀬陽太さんのように、出演作が膨大な数の俳優が、自分の作品を書いてくださっているのもありがたい。彼らの中で、『海底悲歌』の立ち

今週公開の映画とピンク・ロマンポルノの話。

こんにちわ。映画監督の堂ノ本です。昨日は、YouTubeを一旦ストップした関係で、答えそびれていた視聴者からの質問に一気に答えました。 ある程度溜まってくれば、文章もしくはラジオ形式で、お答えしますので、是非なんでもどうぞ! 質問箱はこちら 今週公開の映画の話 今週はなんと言っても、『ドライブマイカー』 濱口竜介監督の新作です。実は、この映画監督に関しては、公開に合わせてじっくりご紹介する動画を撮影していたのですが、、、(笑) 濱口竜介監督というのは、そのフィルモ

猿真似で始めた無言日記

『無言日記』というタイトルを聞くと、voidマガジンで連載されている三宅唱監督の『無言日記』が想起される人が多いだろう。 三宅唱監督の簡単な紹介三宅監督は、最近『きみの鳥はうたえる』と言う映画で、ようやく多くの世間の目に触れたけれど、映画好きの間では知っていて当然の日本を代表する映画監督だ。私は彼のフィルモグラフィのほとんどを、というか、Wild Tour以外の全てを見ているが、なかなかレンタル化されていなかったり、配信も少ない監督なので、ぜひ近くの劇場で上映の機会があれば

noteで初めてサポートされた件について

この前のなんの変哲もない、ただの日常を書き殴った記事に、初めてサポートが届いた。否、これまで身内と思われる人間からサポートは来ていたが、今回は初めて「私のファン」だと言う女性から届いた。 私の最古参のファン許可をいただけたので、こちらに掲載する。実はこの方は、私の処女作品『濡れたカナリヤたち』からずっと応援してくれている方で、前の海底悲歌も、上野オークラ劇場だけでなく、松本シネマセレクトでの上映でも駆けつけてくれた方だ。私の知る限り、最古参の女性ファンである。 このサポー

片耳が聞こえないという告白。

タイトルを聞くと、非常に重苦しい話に聞こえるが、ほとんどの時間を、この状態で経験してきたから、もはや私にはそれほど気にはなっていない。けれど、私が所属するスタジオカナリヤのnoteで、過去の企画書を公開したことで、多くの心配の声が寄せられた。結構前に書いた企画書だったから、内容を覚えていなくて失念していた。墓場まで、別に誰に言うつもりもなかったのだけれど、心配する声が寄せられたのならば、説明しておいた方がいいだろうと、筆を執る。 ここに件の企画書はあるので、ぜひ一度読んでみ

JK売り子に取材をした話#3

この記事は、シリーズものの第3回になります。今回で終わりますので、以前の記事をご覧になっていない方は、ぜひ読んでみてください。 本題を始める。 衝撃の告白の真相私は、話そうとしている彼女の口元を見て、とにかく黙って聞いていようと心がけた。 「初めは、酒に酔った勢いででした。小学校6年生の時です。もうそういう知識は周りから吹き込まれていたので、嫌悪感と恐怖でいっぱいでした」 と語り始めた。ひとたび話し始めると、潤んだ瞳からどんどん涙が引いていき、平常時に戻っていった。以

JK売り子に取材をした話#2

前回の記事の続きを書く。 是非読んでみてください。 Profile.1 『京都出身 高校3年生 シズクさん』 窓際の座席に座ろうとしたけれど、彼女は、人目を気にしてか、店の一番奥の座席に向かった。座席に座るなり、彼女は切り出した。 「映画って、どういう映画撮ってるんですか?菅田将暉さんとかと会ったりしますか?」 今時の女の子なら大抵質問してきそうな内容だった。私は、オブラートに包みながらも、自分が性を題材に撮る映画を撮っていること、そして菅田将暉には会った事ないけど、

JK売り子に取材をした話#1

こんばんわ。本日も、映画徒然随想日記を更新します。#3です。順調に毎日更新が続き、今日で6日目。noteで書くのは、ブログで書いていた頃と違って非常に楽しいです。「スキ」というボタンが読者の存在がチラつかせてくれて、マガジン機能やパッと作れるサムネイルのおかげで、非常に綺麗な見栄えのプロフィールページができ、書く前から気分を良くしてくれます。 一体、あと何日毎日投稿を続けられるか自分でもわかりませんが、毎日何かしら書こうと思いますので、是非読んだらスキを押してください。フォ