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事実と解釈の落とし穴

皆さん事実と解釈の違いについて考えたことはありますか?

私は最近色んな本を読んで、この「事実と解釈」について腑に落ちたので、共有したいと思います。

事実と解釈


まず言葉の定義として

事実とは
実際に起こった事柄。現実に存在する事柄。
解釈とは
言葉や文章の意味・内容を解きほぐして明らかにすること。また、その説明。
物事や人の言動などについて、自分なりに考え理解すること。

goo辞書

と明記してあります 


つまり、事実は客観的な現実を示し、解釈は個々の経験や背景に基づく認識の仕方を指します。


分かりやすく、りんごが目の前にあることを例にして説明します。

りんごという物があること自体は事実ですよね。


では、「りんごは甘い」

これはどうでしょう?


これは事実ではなく解釈です。


何故かというと、「酸っぱい」と感じる人もいれば「苦い」という人もいるからです。


それではこれから別の例で進めていきます。

例① 掃除について


例えば、ある従業員は、トイレ掃除は便器を綺麗にすることだとします。

ただ店長からすると、トイレ掃除とは便器掃除だけでなく、トイレットペーパーの補充、掃除道具や備品の整理までやってトイレ掃除という解釈だったとすると、

トイレ掃除をしたというのは事実だが、店長と従業員の解釈が違うので、従業員は店長から叱られることになります。

要はトイレ掃除という解釈がお互い違うために、こういったことになるのです。

ちなみにこの場合の対策としては、事前に話し合ったり、マニュアルを作成するなどの対策が必要かと思います。


それでは次の例はどうでしょうか。

例② 噂について


これは実際に自分が経験したことなのですが、

私は健康のために3年前ぐらいから1日に1食~2食にしています。これは事実です。

ただ上司からすると常識外のため、職場で昼食を摂らない事に関して心配されます。

ある日、私が風邪をひいて、仕事を早退して帰ることになりました。

すると上司は「栄養が足りていないから風邪を引いた」と解釈して、職場の人たちに栄養失調で体調を崩したと言いふらしていました。

体調が治り出勤すると、いろんな方から「栄養失調で休んだんだろ?」とか「まったく飯食わんとだろ?」とか変な噂が広まっていました。

私からすると、3年も1食にしていて、たった1回風邪引いただけで、栄養失調と判断するのはどうかと思いました。

これも、小食=不健康、という解釈ですよね

私は強い方なので、何か言われても耐える事ができますが、噂を好んで伝える側、そして受け取る側も

これはその人の解釈に過ぎない、人がどう思うかより、自分はどう思うかを判断するべきだと思います。

例③ 恐怖について



それでは最後に”恐怖”について。

「一歩踏み出すのが怖い」、「転職するのが怖い」

これも事実ではなく、解釈ですよね。

例えば、実際に一歩踏み出して、転職してみると、気づいてない自分の能力に気づいたり、関わる人が変わって、考え方が変わったりと、

恐れていたのが勿体ないくらい沢山のメリットに気付くかもしれません。


実際私も、仕事の内容が変わったとき、不安や恐怖を感じていましたが、

できることや知識が増え、自信がつき沢山のメリットを享受することができました。

だから、今悩んでいる人や、不安を抱えている人、何かに困っている人は、

一旦、今自分が思っていること、感じていることを捨てて、自分の解釈を変えてみてはいかがでしょうか?

最後に

これから、色々なことを経験していく中で、「あの人は才能があったからできたんだ、俺は才能ないからできない」みたいなこともあるかもしれませんが

そのときに「あっ、これ今都合よく解釈してるな」と思って一旦冷静になって考える癖をつけて実行していくと、更に人間的に成長できるはずですよね。

自分で都合よく解釈したり、人が言ったことを鵜呑みにせず、客観的に自分を見れるような思考やマインドを持って

事実と解釈について、もう一度向き合ってみようと思いました!

ということで事実と解釈について書かせていただきました!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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