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子供のころに聞いた戦中戦後の話 第八話 ~HELLO~

長引く家籠りでnoteの更新がおろそかになってましたが読んでくれる方またちょっとお付き合いのほどを

子供のころに聞いた戦中戦後の話 ~HELLO~ これは母から聞いた話です。進駐軍、終戦直後の神戸の街をぶいぶい言わせてたそうです、ある程度の年齢の女子は進駐軍を見ると逃げ回っていたそうですが母はまだ小さかったので進駐軍のジープを見かけると追いかけていました、蹴散らされることのほうが多かったのですがたまに進駐軍の兵士がお菓子をくれたのだそうですハーシーズのチョコやガムなどそれまで口にしたことがなかったアメリカンなお菓子はそれはそれは美味しかったそうです。

相手は米兵ですから英語です、英語なんかさっぱりの日本人のガキたちはどういうわけか言葉をさかさまにしたら通じると思ったらしく「ガムをください」→「ムガ、レック~」 「チョコをください」→「コーチョ、レック~」と叫びながらジープを追っかけたそうです(地域によってこのへんはバラバラでしょうけど)ほんとに遊び感覚で楽しかったそうです。

いま、オレはおもうところあって英語を独学でやってます、それこそ幼稚園児レベルからの発音・聞き取り・単語暗記をやってますが英語のテキストを開くたび母が楽しそうにこの話をしていたことを思い出します。

あ、ぎょーかいじんの逆さま言葉って母と同年代の連中がはじめたんか?

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