見出し画像

日々の断片

他の大学がどうかは知らないけれども、UCLは2年目の寮を保証してくれないため、UCLで2年目以降を過ごす学生は自力で家を見つけなければならない。この家賃が高いロンドンで。ぐちぐち言っていたら来年度以降住む家が自動的に見つかるわけでもないので、民間団体が運営している学生寮を探して、契約の方法と必要書類を教えてくださいという趣旨のメールを送った。ただ一本メールを送っただけなのに、なんかすごい偉大なことを成し遂げたような感じがした。

勉強する気が起きないから、奨学金財団への報告書を書いた。毎月報告書を書いているから、今月のは4つ目だ。9月から12月までを通しで読んでみて、なんとなく成長しているんじゃないかと思いこんだ。思い込み大事。

クリスマスが終わったから、クリスマス商品は大幅に値下げされている。キリスト教徒にとっては縁起物なのかもしれないけれども、キリスト教徒ではない私にとっては縁起物ではないため、物は試しだと思っていつも買うキットカットではなく、クリスマスに食べるカップケーキみたいなものを買った。テニスボールくらいの大きさのカップケーキみたいな焼き菓子が12個入りで180円くらいだった。食べてみたけれども、あまりおいしくなくて、幻滅した。捨てるのはもったいないから数日かけて食べきったけれども、もう買わない。経験を買ったからいいでしょうと自分を納得させる。

高校時代にお世話になっていた団体に、今は運営する側として参加している。その団体で、同学年の子が彼女の出身校への寄稿文を書いていた。「高校に感謝していることって何かある?」と聞かれたから、「イギリスでも頑張ろうと思えるような思い出と経験をつませてもらったこと。」と言ったら、「他には?」と聞かれた。だから、「文理問わず数学は数ⅡBまで、理科(地学、生物、物理、化学で基礎無しまで踏み込んでやった)と社会(倫理、政経、日本史、世界史、地理)と色々な知識を身につけさせてくれて、引き出しが増えた。」、「都立で、国際科とかの高校じゃないのに、先生が推薦状を英語で書いてくれたり、エッセイや入試の添削をしてくれたりした。」と2つも答えた。そうしたら、「最初のはうちの高校ではなかったし、後者はうちの高校では当たり前だった。」と言われて、じゃあ何がいいんだよと心の中で毒づいた。人と話すのって難しいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?