最高の1日を求めて。

空想のお話です。あなたは「今日をやり直す」権利を持っています。回数制限はありません。今日、24時を超える前に「今日をやりなおしたい!」と思えば、今日の0時まで時をさかのぼり、一日をやり直すことができます。

そして、言った通り回数制限はありません。10回やり直して頂いて結構ですし、20回やり直して頂いて結構ですし、100万回やり直して頂いて結構です。

すごいですね。

まず何をしましょうか。片思いの人をデートに誘ってみますか? それとも、手持ちのお金を丸ごと使ってしまうような豪遊を繰り返しますか? おそろしくて、ここでは言えないような犯罪を犯しますか?

そうした一時的な挑戦はともかくとして、いつか明日へ向かうためには、今日を終わらせなければなりません。きっと思うはずです。「自分が満足できる結果が出るまで今日をやり直して、明日へ行こう」と。

さて、今日を何回やり直しをしますか? 代わり映えの無い同じ日を、何度耐えることができるでしょうか。

自分が「満足した」と思っても、「本当にこれより上がないといえるだろうか」不安になります。

不安になって数回は確かめるでしょうが、じきに諦めるでしょう。「同じ事を繰り返していてもしょうがない。そこそこ上手くやって、明日を迎えよう」と。

そうして、他人より圧倒的に優れた能力を手にしたにも関わらず、他人と変わらぬ平凡な人間に発達し、月並みな生活に落ち着くのです。

以上、僕の空想のお遊びでした。

恐らく、世の中の圧倒的な人間というのは、この場合でも他人があきれるほど1日を繰り返すことができる人間なのでしょう。

自分がこだわりたいことに対して妥協を許さず、目的のためならば、苦痛や退屈さえも受け入れる人間なのでしょう。(これも勝手な想像ですが)

いやはや、すごい奴にはすごい理由がある物です。

取り返しがつく1日の使い方について考えることで、圧倒的な人間と自分の差を測るのを試みたお話でした。

一緒に、「最高の1日の過ごし方」についても考えたので前向きな気分です。取り返しのつかない今日一日。楽しく、真剣にやりましょう。

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