『名探偵コナン 黒鉄の魚影』感想🎞

https://web.archive.org/web/20230930173224/https://conan-mobile.jp/movie26/

セクハラ描写を許容出来ない人には、おすすめしない。
本筋含め酷かったが、灰原哀の身勝手さが目立つ作品。


劇場版オリジナルキャラクターであるピンガは魅力を大して感じられなかった上に、コナンとの駆け引きも物足りず残念。
劇場版スタッフがコナンと灰原哀の関係をただ描きたかったのだとしても、『名探偵コナン』としてやはり面白い話を作って欲しいものである。

それにしても灰原哀とは、こんなにも他人の気持ちを慮る事の出来ないキャラクターであったか?
『名探偵コナン』における恋愛描写は個人的に気持ち悪いと思う描写が多いが、それにしても応急手当である人工呼吸を「キス」と表現するなど言語道断であり、そのような発言をさせた脚本家やそれで良いという判断を下した劇場版スタッフにも疑問が残る。

挙げ句、蘭に対して同意も得ず「キス」をした上に「ちゃんと返したわよ、あなたの唇」等と何処までも自分勝手に満足している・・・。
紛れもないセクハラ行為に心底不快になり、怒りすら感じた。

常に守られている存在として描かれた事も、灰原哀を「自己中心的で不快」と感じる要因の一つだが、そもそも今作のラブコメとされるセクハラ描写は本筋から浮いてしまっているのだ。

先日放送の『プロフェッショナル 仕事の流儀』では「殺人起きてるのにラブコメやってる場合じゃねえだろってみんな思っちゃう」と作者である青山剛昌氏が話していたが、正にその感想をこの映画では抱いた。

過度に期待した訳では無いが、期待外れで残念。

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