見出し画像

侵蝕

君の視線を奪い

僕が書いた物語を
読んで聞かせ

僕の思考の世界に
浸らせるんだ

君に触れるのは僕だけ

君が動けない事で

君の皮膚感覚が

時が経つ毎に

鋭さを増している

肌への温度刺激に
過敏になってて

僕の中の狂気が疼くんだ

そんな

君の背中に

僕の掌を

押し当てるんだ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?