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花と炎

着火点が低い訳では無い
花薫る風でなければ
火は炎には成らずにいて

花薫る風に
常に赤い炎を揺らしてしまう

身の内に有る炎は
花薫る風に
魅せられている

我が身を突き抜ける様な
強い花薫る風が吹けば

黒い炎や青い炎となって

散る花弁さえも残さず

花を焼き尽してみせるのだ

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