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thank youが溢れている

社会人になってからコンビニに行く機会が増えた。
お会計が済み、商品を店員さんから受け取るときは必ず「ありがとうございます」と言う。仕事がうまくいっていなくても、つまらない日常だと考えていても、店員さんには必ず感謝の言葉を伝える。

昔、友人と一緒に買い物に行ったとき、友人が商品を受け取るときレジにいる店員さんに明るく「ありがとうございます!」と言っていた。バスを降りるときも運転手さんに「ありがとうございます!」と明るく言った。

友人は優しい人で社交的で、尊敬できる人だった。彼のその行動を見て、まずは感謝の言葉を伝えることだと知った。当たり前のことながら、周りを見渡しても多くの大人たちがやっていない。本当に些細なことだけど、こういう積み重ねが自分を作るのかもしれないと直感的に感じて、以後、感謝を口にし続けている。

仕事をし始めて、社会に身を投じて強く感じたことがある。
自分が言われて嬉しいことは、相手もきっと嬉しいはずだ、ということ。

仕事をしていて、ときどきたまに、ありがとうと言ってもらう。
そのありがとうが力になることが多い。
社会人になって1年経つ。いつも通り仕事をして、少しずつ慣れてきた。感謝されるほど難しい仕事はしていないつもりだから、元々感謝を貰えるとは思っていないが、やっぱり貰えると嬉しい。

車を運転していて、道を譲ってくれたら手を挙げハザードランプを点滅する。車の運転において暗黙のルール、みたいなものだ。法律でもないし、明記されているルールではないから、やらないことに対してどうも思わない。しかし、感謝の気持ちを表すためには、こういう行動をすることが相手に伝わる。

感謝の言葉は口に出したからといって、減るものではない。
怒ったり愚痴を言ったりすると相手も嫌な気持ちになるし、言ったからといって状況が好転することはほとんどない。
でも感謝を伝えるとお互い嬉しい気持ちになり、そこから繋がる運命がある。
マイナスな言葉を出すなら、プラスな言葉を言いたい。

自分は余裕がなくなるとすぐにまわりが見えなくなる。そんなときでも感謝を伝える機会は結構近くに転がっている。
まわりにはきっと、thank you が溢れている。


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