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クマはもうクリスマスソングを唄わない

今年のクリスマスは風邪をひきながら仕事をしていました。おのれー。
それはそれとして、毎年クリスマス時期を共に過ごすクマのぬいぐるみについてのおはなしをしたいと思います。
(・(ェ)・)

元・お腹を押すと歌うクマ

私が子どもの頃、サンタから貰った小さなクマのぬいぐるみ。

お腹を押すと、可愛い少年声でジングルベル(英語)を流暢に歌うゴキゲンなクマでした。

(・(ェ)・) Hey!

数年前、汚れが酷くなったので洗うために歌パーツを取り外したところ、電池が漏電していたため二度と歌えなくなってしまいました。悲しい。
(なぜか漏電中も歌えていたんですけどね)

(・(ェ)・) シーン

汚れても洗ってまで大切にしているのには理由があります。

それは、このクマが家族愛が詰まったものだからです。

サンタは来ないはずだった。

子どもの頃からゲーム好きで、スーファミの新作ソフトが欲しかった私。

誕生日にゲームをリクエストしますが…問題になったのは、その値段。

当時、スーファミのゲームはとても高く、1万円以上のものが多くありました。
小学生(確か4年生だったかな)の誕生日プレゼントとしては、我が家的には圧倒的予算オーバー。

そこで両親は「誕生日だけでなく、クリスマスとお年玉を合算してよいのなら買ってやる」という交渉をしてきました。

考えなしの私は軽くオッケーして、誕生日にゲームを手に入れたのですが…

数ヶ月後のクリスマス。
友達はみんなクリスマスプレゼントを選んでワクワクしている中、私はひとり沈んでいます。

クリスマスどころかお年玉も、私は貰えないのです。

ゲームを買って貰ったから仕方ないと頭では分かっていても、まだ10歳の子ども。かなり憂鬱でした。

ところが!
ところが、ですよ!

25日の朝、枕元に見知らぬ包みが…!!

(・(ェ)・) Hello!
クマだァァァ!!!

あれからかなり経ちましたが、このクマを見るとあの時の喜びが思い出せるのです。

私は家族に大切にされているんだ って。

嫌なことを言われたり、理不尽に叱られるたりすることがあっても、クマを見ると嫌な気持ちは和らぎます。

今は誤解して感情的になってるだけだろう、落ち着いたら話を聞いてくれるはず。
だって、私はクマを貰えたのだから

そんな訳で、このクマは洗濯してでも大切に大切に、いつまでも我が家にいて貰わないと困るのです。

(・(ェ)・) ダイジニシロヨッ

ちなみに、こんな思い入れがあるのに、名前を「くま」にしてしまったんですよね…(読みにくいので本文ではクマと書いています)

けっこー後悔…なぜ可愛い名前にしなかったんだ10歳の私…。

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