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ワーママ1年目の私へ

もうすぐ4月ですね。
この一文を、ワーママ1年目(つまり復職元年)の方が見たら、楽しみよりも不安のほうが大きいのではないでしょうか。

先日、Twitterでこんな動画に出会いました。

懐かしい…!オムツに名前を書くという地獄、ならし保育の攻防戦、傘を子どもの上に差し、自分は滝修行だった雨の日…ワーママ1年目の出来事が走馬灯のように蘇り、泣きながら笑いました。夫にも見せたら、「そうそう!」と笑っていました。彼は、疲れ果てて娘のオムツに自分の名前を書いたことがある男…

あの時は間違いなく真剣だったのだけど、今思い返すと笑えてしまう。そんなわけで、これは2011年の私に捧げるnote。いま不安に駆られているどなたかの気持ちをラクにできたら嬉しいなと思います。

改めまして、こんにちは。ベンチャーでフル在宅インサイドセールスをしているおかざきと申します。ワーママとしては9年目で、残念ながらまだ右往左往中。紙のおたよりを紛失しがちな36歳です。

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私のワーママ1年目は9年も前のことなので、会社のSlackで聞いてみました。うちの会社(オンライン商談システムのベルフェイス)は、子育て中のパパママが多くて、slackに子育てひろばというチャンネルまであるのです。

「ワーママ(ワーパパも)の育休から復職するときって、どんなことが不安でした?」という質問に対して…
・復職したあと、夫とうまく育児と家事の分担ができるか
・やりたい仕事を今までどおりやらせてもらえるか
・やった仕事に対して今までどおり評価されるのか
・とはいえ仕事に一定制限がかかることで周りの仲間に迷惑がかかってしまわないか
・今まで赤ちゃんとのんびりな生活だったのに、社会のスピード感についていける?
・今までほぼ赤ちゃんとしか会話してなかったのに、大人とまともな会話ができるのか?
・あれ、タイピングってどうやるんだっけ
・仕事と家事育児をちゃんと回せるのか?
・急なお休みを仕事仲間に理解してもらえるのか?
・フットワーク軽くいろんなイベントごとに参加できないけど馴染めるのか?
・親近くにいないからだれにヘルプ出せば良いんだろう
・子供優先だけど責任ある仕事もしたい
・うちの子はどのくらい風邪を引くのか?

はい、もう全部わかる。共感ではなく共鳴する。震えます。

まとめると、
①仕事ができるか(産後脳からの脱出、やりがい、評価)
②家事育児できるか(生活リズム、夫婦間の分担)
③周りに迷惑をかけないか(時間の制約、突発の休み、飲みに行けない、そもそも理解があるか)
このあたりでしょうか。

昨夜から、この不安を打破する処方箋を書こうと頭を捻ってみましたが、ありませんでした。だって何が起こるのか、誰にも分からないんだもの。こればっかりは、やってみて、壁にぶつかって、なんとかしていく(慣れていく)しかないというのが私の結論です。すみません。

ワーママ1年目は、とにかく必死。私は家庭も仕事も全て120%の力でやりきろうとして、せいぜい80%までしかいけなくて、悔しくて、泣いてばかりでした。

今思えば、何をそんなに張り切っていたんだろう。素直に甘えればいいのに、勝手に無理して、手戻りを増やしていました。そういう意味では、「周りにちゃんとヘルプを出すこと」が肝かもしれません。

さらに当時の私は、「会社にロールモデルがいない」なんていうしょうもない幻想にも取り憑かれていました。バリバリのギリギリに働く先輩ママを見て、「私は違う。そこを目指しているんじゃない」なんて失礼なことを思いながらも、比較を恐れてヘルプが出せない状態。

完璧なロールモデルなんて、ママに限らず、誰にもいないのに。それよりも、「自分がやりたいと思っていることを、自分で発信して、手に入れる」ことのほうがずっと大事。誰かの真似をしようと思わず、自分のロールモデルは自分で描き、体現するしかないんだとようやくわかってきたこの頃です。

***

時が経って振り返ると、あの悪戦苦闘の日々を愛しく思います。特に、しょうもない失敗が面白い。ワーママ1年目の人に出会う度、心からのエールと、労りの気持ちが溢れ出ます。悪戦苦闘、しといてよかった〜と心から思います。

結局、「自分が思うほど周りは気にしてない」です。会社の風土にもよるかもしれないけれど、子育て世代が多い会社なら慣れている。迷惑をかけても、きちんと回収して、今度は助ける側になればいい。いつか返せる、倍返ししてやる、そう思って現状を悲観しないことが、前に進むコツなのでは、と思っています。

社内ではなく外(お客様)を見て、成果を出すことだけ考えたら、きっと大丈夫。苦しい時は匍匐前進(ずり這い)で行きましょう。

さぁ、4月はもうすぐ。放っておいても、勝手にやってくるんだから、身構えなくていい。肩の力を抜いて、冒頭のウーピーゴールドバーグの動画でも見て、子どもを抱きしめて寝ましょ。後は野となれ、山となれ。

#ワーママ1年目の私へ #育児 #子育て  

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