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僕の大好きだった人~ぴっかっちゅう~

この話は【僕の大好きだった人】第12話になります!
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街はキラキラと光っていて
恋人達は手をつないで、笑ってた。
コートを脱いだ僕を見て
君は初めて…

僕の大好きだった人  ~ピッカッチュウ~

クリスマスも近い!!って事で
バイト先で仮装パーティに近い催し事が。

スタッフ全員にオーナーが買ってきてくれた(多分ド〇キ)
寝巻みたいな着ぐるみを着て接客してた。

オーナー「これクリスマスまでは使うけど
終わったら各自持って帰ってええからね!それまで洗濯は自分でしてね!」

との事で、
僕は一番可愛いっぽいピカ〇ューの黄色い寝巻を貰った。

多分オーナーは気を使ってくれて

やたらと「星屑君似合ってる!めちゃ似合ってるよ!」と褒めてくれた。

調子乗りの僕はもうのりのりでバイトしてた。

マモル君に見せたい…

だってそんなん絶対可愛い言うてくれるやん…

なんやったらこれ着てるねんから
ぴっかっちゅー!いいながら抱き着いてチュウ出来るんじゃね?

やばwww名案www

と思いながら仕事してた。

休憩中にマモル君に電話
「マモル君、今日の夜うち来れたりする?」

マモル君「全然行けるけどちょっと疲れてるから
星君のバイト前に、家勝手に入って寝てて良い?」

「全然かまわんよ!鍵はいつもの所にあるから!」

疲れてるなら申し訳ないな…
と思いながらも僕のテンションはマックス。

バイト終わって
上からコートだけ羽織ってダッシュで帰宅した。

部屋に入ったらソファーで寝てるマモル君。

うん、可愛い。

起こすのもあれやし、けど着替えたり出来ないし…

と思ってたら

マモル君が少し起きた。

「なぁマモル君…」

マモル君「ん?星君おかえり、寝てたわ」

「ちょっとこっち見てくんない?」

マモル君「ん?」

マモル君がこっちに寝返りを打ったから

僕はコートを脱いで
「ぴっ〇っちゅー!」

・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・

は?


マモル君「星君…多分やけど、
自分で思ってるより…そんなに可愛くないで…」


はぁ!?

なんなん?何がなん?

しばこかな。

いや原因俺やな…と困惑する僕を見て

マモル君が爆笑してた。

この後2人で近所にある大きい公園を散歩したりした。

多分この頃ぐらいから

マモル君への感情が
男同士のそれじゃない事に

マモル君も気付いてしまう時期が訪れます。

次回僕の大好きだった人~告白~

お楽しみに!

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