見出し画像

最新 医療介護 週間ニュースランキング(10/15~10/21)

はじめに

医療介護データ研究所の まじめな所長 です。

先週Twitterでシェアしたニュースの中から、たくさん見られたものをランキングとして紹介します。

先週の振り返りにぜひ活用ください。

第5位 コロナ感染、厚労相「増加に転じた」 346imp

10月20日に開催された新型コロナの有識者会議において、これまで減少傾向にあった新型コロナの感染者数が「増加に転じた」ことが確認されました。

これまで一度、増加傾向になると、そのあとには必ず大きな波が来ていましたので、これから第8波が来ることが予想されます。

全国旅行支援の開始や各種イベントの再開で、リスクが高まっていますので、注意が必要です。

なお、9月26日から全国で全数把握の簡略化が行われ、医療機関から国の把握システム「HER―SYS」に届け出る内容が簡素化されました。

重症化リスクの低い人については、生年月日と居住地市町の情報のみ報告となるため、新規感染者数はわかりますが、個人を特定することはできなくなります。

新しい感染対策が始まる中で、第8波がどのように進んでいくのか、今後の試金石になりそうです。

第4位 昨年の自殺者数2万1千人、前年よりわずかに減少 359imp

10月14日に「令和4年版 自殺対策白書」が公表されました。

令和3年の自殺者数は21,007人で、前年からわずかに(74人)減少したとのことです。ただし、女性の自殺者は2年連続で増加したとのことで、課題も残っています。

コロナ禍で環境が変化し、精神面の不調に繋がったことも一つの要因として分析されています。コロナが長引く影響が、自殺者数にも表れているのかもしれません。

第3位 病院報告(令和4年7月分)が公表 376imp

10月14日に病院報告(令和4年7月分)が公表されました。

全国の病院、療養病床を有する診療所を対象に毎月行われている調査で、1日平均患者数、月末病床利用率、平均在院日数などの全国的な傾向を知ることができます。

ここ最近では、コロナ禍で状態が回復している医療機関と、コロナ禍の影響が継続している医療機関に分かれてきている印象があります。

病院報告のページでは都道府県別のデータも公表されています。傾向を知るうえで参考資料として活用ください。

第2位 2024年に向けて「在宅医療の今後」を議論 615imp

2024年から始まる第8次医療計画の策定に向けて、下部組織の「在宅医療及び医療・介護連携に関するワーキンググループ」では、在宅医療の今後に関する議論が継続して行われています。

6月に入ってから本格化しており、毎月1~2回のペースで議論が行われています。

議論の中では様々な統計データが紹介されます。在宅医療の今後の方向感を知るとともに、現状についてデータで知ることができます。

12月に向けて取りまとめされる予定です。各資料はこちらからご覧になれます。

第1位 医療法人の経営状況をデータベース化するプロジェクトが始動 1,593imp

10月19日に「医療法人の経営情報のデータベースの在り方に関する検討会」の初会合が行われました。

医療法人の経営状況については、現在でも事業報告書という形で届出されており、簡易的な経営状況は開示されています。

しかし、あくまで簡易的なものであり、その内容を政策に活かすという事は十分にできていませんでした。

あらたな制度では、より詳細な情報を収集することで、”政策の検討資料として活用すること”や、”医療法人運営の透明性を高め、高額な社会保障費がかかることに対する国民の理解を得ること”に寄与すると考えられています。

厚労省案では、制度の対象は原則的に全ての医療法人ということで、影響は広範囲にわたるものと考えられます。

先週の注目クイズ 693imp

解答はこちら!


おわりに

今日は、「医療介護 週間ニュースRANKING(10/15~10/21)」を紹介しました!
いかがでしたでしょうか。

医療介護データ研究所では、毎月オンライン会も開催しています。今話題のトピックを講義形式で学んだり、注目のニュースやデータを解説したりしています!

医療介護業界をもっと学びたい方、大歓迎です✨
また、今なら月額100円でサークルにも参加できますので、ぜひこちらも覗いてみてください🧐

医療介護研究所では、このように業界最新情報を発信しています。これからも役立つ情報を発信していきますので、ぜひ、こちらのnoteとTwitterのフォローをよろしくお願いします!
それでは、また!

記事を読んでくださりありがとうございます。読んでいただけることが励みになります。もしサポートいただけましたら、研究活動に使わせていただきます。