最新 医療介護 週間ニュースランキング(9/24~9/30)
はじめに
医療介護データ研究所の まじめな所長 です。
先週Twitterでシェアしたニュースの中から、たくさん見られたものをランキングとして紹介します。
先週の振り返りにぜひ活用ください。
第5位 介護医療院の経営状況レポートが公開。赤字が3割。 473imp
WAMから介護医療院の経営状況に関するレポートが公開されました。
介護医療院は、2018年度に制度化されたばかりであり、現状ではまだ経営に関するデータが少ない状況です。今回のレポートは介護医療院を考えるうえで、数少ない有力なデータとなります。
2021年3月までは、移行定着支援加算が設けられ、通常に比べて多くの利益がでるようになっていました。2021年度に入り、移行定着支援加算がなくなる中で、介護医療院経営がどうなったのかが注目ポイントです。
結果としては、事業利益率は3~4%減少し、赤字施設の割合も増加し、厳しい結果となりました。
第4位 2024年改定に向けて、介護の”給付と負担”について議論 631imp
9月26日に開催された社会保障審議会 介護保険部会では、介護の”給付と負担”について議論されました。
介護サービスの在り方や、費用負担について議論するもので、介護経営にも大きく影響のある事項です。
社会保障費の抑制を行わなければいけない中で、利用者の負担をどこまで広げるのか、また、提供サービスをどこまで絞り込むのかが焦点です。
今後も引き続き議論を行い、年末までに議論をまとめる予定です。
第3位 コロナ全数把握の簡略化開始 1,628imp
9月26日から、新型コロナ陽性者の全数把握を簡略化する対応が全国一律で始まりました。
これまで医療機関は、保健所に対して、陽性者すべての名前や発症日、連絡先などの詳しい報告を行う必要がありましたが、今後は都道府県の判断で、詳しい報告の対象を重症化リスクが高い人に限定することができるようになります。
一方で、陽性者に対しての外出自粛や、濃厚接触者に対しての待期期間について緩和されるわけではありませんので、注意が必要です。今後は、患者自身がモラルを以て行動していくことが求められます。
第2位 ”医療DX令和ビジョン2030”検討スタート 3,783imp
9月22日、医療DX令和ビジョン2030の初会合が行われ、医療DXの推進について話し合われ、関連する資料が公開されました。
医療DXは、「全国医療情報プラットフォーム」「電子カルテ情報の標準化」「診療報酬改定DX」の3つを骨格にして、診療の質の向上や治療の最適化を推進するものです。
本格的に検討が進む医療DXによって、今後の医療情報のあり方、活用方法が大きく変わる可能性があります。
第1位 人口減少は過去最悪のペースで進行中|人口動態速報令和4年7月 42,051imp
9月27日には人口動態速報(令和4年7月)が公開されました。
出生数の減少スピードは加速し、死亡者数も増えています。
結果として、出生数から死亡者数を引いた自然増減数は、過去最悪のペースで進行しています。
令和4年7月を含む直近1年間の実績では、約70万人が自然減している現状が明らかになりました。
先週の注目クイズ 660imp
解答はこちら!
おわりに
今日は、「医療介護 週間ニュースRANKING(9/24~9/30)」を紹介しました!
いかがでしたでしょうか。
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