なぜ「伝える力」が必要なのか|情報分析に必要な3つの力
はじめに
おはようございます。医療介護データ研究所を運営している まじめな所長 です。
毎朝30分でその時思ったことをコラムとして書いています。
今日は、「なぜ「伝える力」が必要なのか|情報分析に必要な3つの力」というテーマで書きたいと思います。
情報分析は何のためにするのか
情報分析は何のためにするのかというのは少し難しいテーマですよね。
私も日々、その疑問に向き合いながら情報分析をしています。
よく言われるのは、
情報分析は、課題解決のためにする
ではないでしょうか。
その通りだと思うのですが、今回はもう一歩踏み込んで考えたいと思います。
課題解決のためには2つのステップが必要
情報分析をして、課題解決につなげたい
そう思ったときに、ハードルとなるのが課題解決の前に立ちはだかる2つのステップです。
■1つ目は、意思決定のステップです。
情報分析をした人が、最終意思決定者であればいいのですが、多くの場合は、だれか別の人に意思決定をしてもらう必要があります。
上司であったり、
お客さんであったり、
患者さんであったり、
利用者さんであったり、
家族であったり、
世間の人であったり、
情報分析の結果を伝えて、誰かに何らかの意思決定をしてもらって、はじめて課題解決への道が開かれます。
■2つ目は、行動のステップです。
意思決定をしたとしても、それが行動に繋がらなければ意味はありません。
情報分析をして、上司にプレゼンをして、納得してもらった。
いざ、上司から部署のみんなに、
「こうすることにしたからみんなよろしくね!」
と伝えても、そのみんなが動いてくれなければ課題解決には繋がりません。
課題解決をするためには、
職場のみんなであったり、
お客さんであったり、
多くの患者さん・利用者さんであったり、
世間の人であったり、
多くの人に行動をお願いしなければいけないことも多いですよね。
課題解決の前には、行動のハードルもあります。
1人を説得するのと、多くの人に行動してもらえるような情報を提供するのとでは難しさの種類が違いますね。
なかなかのハードルです・・・。
情報分析に必要な3つの力とは
課題解決に向けて2つのステップがあるからこそ、情報分析には3つの力が必要だと思っています。
集める力、読み解く力、伝える力です。
集める力は、情報を収集する力のことです。アンケートやインタビューの技術、2次データの活用などが集める力にあたります。
読み解く力は、情報を理解し解釈する力です。集めたデータを分析に使えるように整えたり、統計知識や技術を使ったり、エクセルなどの計算ソフトを使う力になります。
この2つが一般的な情報分析力ですね。
今日お伝えしたかったのは、最後の「伝える力」です。
ご説明してきた「意思決定」と「行動」のハードルを越えるために必要な力です。
情報をわかりやすく、納得できるように伝えて、相手の意思決定と、多くの人の行動に繋げていく力です。
本当に難しい力です。。。
でも、伝える力を手にしてこそ、情報分析の本当の価値が発揮できるのだと思います。
そこを目指して、私も日々、努力中です。
おわりに
今日は、「なぜ「伝える力」が必要なのか|情報分析に必要な3つの力」というテーマで書きました。
私もまだまだ勉強中ですが、世の中の分析する人たちが真の力を発揮することに役立てば幸いです。
伝える力を鍛えるためにも、SNSでの発信を行っています。
これからも情報発信を続けていきますので、気に入ってくれた方は、このnoteとTwitterをフォローいただけたら嬉しいです。
それでは今日も良い一日を。
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