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居る日記@豊岡2023|10日目(三浦)

こんばんは、そこに居るためにの三浦雨林です。
これは「豊岡演劇祭2023」のレジデンスの様子を綴る日記です。

9日目の日記はありません!なのでもう10日目!GO


10日目(9/2)

今日こそ図書館へ。
江原河畔劇場(元商工会館)のあたりにレリーフ?が埋まっていた。今まで気がつかなかった。

商工会館・JR江原駅・日高警部派出所の方角が書かれた六角形のレリーフ

ようやく暑さが和らいできたので、川沿いを歩くことにした。いつもは暑すぎて地図を見ながら最短距離の周辺を歩いていたけれど、今日は地図も見ずに自分の方向感覚だけで歩いてみた。

江原河畔劇場を出て左に曲がると、心許ない鉄の階段が土手につながっている。円山川を左に、白い砂利と黄緑の草が茂る道を気ままに進む。釣りをしている人が何人か見えた。何が釣れるのか聞きたかったけれど遠すぎた。今度は川沿いまで降りよう。

土手を少し歩くと墓地が見えてきた。
こんな川沿いにもあるのかと驚いたら、先日立ち寄った立光寺がすぐ右手にあった。こんな川沿いのお墓初めて見た。

土手にある墓地。写真左手奥に円山川が流れている。
大きな灯籠がバラバラに置かれていた
釣り人と円山川

もう少し歩くと、今までは全然知らなかった神社があった。

荒神社(こうじんじゃ)
阿形の口が崩れていた
三又に分かれた参道
尻尾がぴんとしている獅子
またベロが出ている獅子の木鼻
上部がない鳥居跡と見られるものと灯籠の列

写真手前の鳥居跡?の側面に「文政〜」と書かれていた。文政の頃に作られているのだとしたら、今から約200年前だ。

ひっそりとした神社で静かにお参りしたかったけれど、でっかいアブがいてすぐに退散してしまった…。
再び土手をゆく。

円山川に沿ってぐにゃぐにゃ曲がっている土手

ちょうどよさそうな曲がり道で円山川を離れ、町の方へ。

ひっそりと古そうな神社が道の奥に佇んでいた
古そうな石の橋。丸みを帯びている
バス停の椅子が石だった。座面は鏡のようにツルツルだった
カーブミラーにうつる私
「大切にしたい みんなの人権」と書かれた横断幕がかかった江原歩道橋

出発してから1時間後に図書館に到着。
豊岡市、特に江原・日置・日高町の郷土資料を読みすすめる。

『写真アルバム 但馬の100年』という本に前回のnoteに載せたトキワ通りの写真とほぼ同じ構図の写真があってテンションが上がった。「昭和50年ごろの夏祭りの日のトキワ通り」とキャプションがあり、たこやきや花火の登りが立ち、非常に賑わっていた。48年前か。

1961年〜1969年の江原周辺(出典:国土地理院撮影)
2015年の江原周辺(出典:国土地理院撮影)

帰り道、読んだ本を反芻していて唐突に数日前の疑問がつながった。
立光寺で見た社の土台の岩は火山岩じゃないだろうか。

表面がフツフツしている火山岩らしき土台

豊岡市は火山が多くあった地域で、江原から近い神鍋山は噴火口のトレッキングが出来る。
玄武洞で有名な玄武岩も火山岩で、特に城崎方面では街中で利用されているのを多く見ることができる。(城崎温泉を流れる大溪川の護岸など)
江原周辺では玄武岩あんまり見ないなぁと思っていたけれど、もっときちんんと見ないと見つけられないのかも。
と書いたけど写真の土台の岩、全然火山岩じゃなかったらどうしよう。

というかなんか今日石ばっかり見てない?

夕暮れのファミマ

この日記について

こんばんは。こんにちは。
この夏、我々そこに居るためには豊岡演劇祭2023のレジデンスプログラムにて、滞在/リサーチからのワークインプログレスを行うことになりました。
これはそのプロセスを記録しておくための滞在日記です。

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作品詳細

悠加が来る日が近づいてきた。
まだあんまり居れてない気がする。

みうら


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