行政書士開業の先を見据えて。廃業して気付いたこと。
行政書士としての開業を目指してる方
実際に開業して奮闘中の方
開業後または開業した事業が軌道に乗った後のこと考えていますか?
ここを考えることは事業を続けていく上でとても大事なポイントです。
なんでサラリーマン辞めてわざわざ開業したのか?毎月入ってくる給与を捨てて、世間一般的なリスクを背負って行政書士という世界に踏み出したのか?
もう一度考えてみて下さい。
おそらく今の会社員生活に不満があったり、もっと収入を得たいと思って開業したのだと思います。
色々な理由はあると思いますが、結局はお金の問題です。
わたしもそうでした。こんな理不尽なことで怒られながら生きていくなんて耐えられないし、もっと良い生活するには開業するしかないと考えて開業の道を選択しました。
廃業してしまいその道が閉ざされたとき、もうずっと雇われて細々と給与の中で生活費していくしかないのかな?と絶望感でいっぱいでした。
誰もわたしのような状況になりたくはないと思います。
そこでもう一度考えてみて下さい。
会社員が嫌だから行政書士になる→開業したら達成です。
もっとお金が欲しいから行政書士になる→給与を上回ったら達成です。
あれ目標達成してませんか?
わたしも一時的とは目標を達成していました。
でも何の満足感もなく、ただただ不安で来月は大丈夫だろうか?来年はどうだろう?
体調を崩したら変な病気じゃないか心配して、会社員やっていた時より不安や心配が増えていました。
想像していたとの全然違う。こんなことを求めていた訳ではないと日々感じていました。
廃業した今ならハッキリ分かります。
最初の目標設定がおかしかったのだと。会社員を抜け出すことや目先の良い生活を求めていたのが浅はかなことだったのだと。
私が目指していたのはこんな生活てはなくて、お金の不安を減らしてもっと自分にとって大切なことに時間を使いたのだと。
ずっと労働集約的な仕事をしたいのではないということでした。
開業時の目標としては悪い訳ではありません。ただ最初の時点でどこにゴールを置くかで、全く違った結末になります。
富士山に登るのかエベレストに登るかの違いです。
ゴールは事業を持ったその先にあったんです。そこに気づけなかったのが失敗でした。
事業で稼いだお金に働いてもらって、自分のやりたいことをやらなければいけなかったんです。
その為に計画を立てて、時にはタダで働く時間も作って世の中の仕組みを学ぶべきでした。
行政書士として食べていくことを目標にすると、会社員生活とたいして違わない人生になってしまいます。
会社員時代とは違う思考、行動、時間の使い方が必要です。
廃棄したから気付けたことではあります。
そう考えると行政書士での開業は失敗でしたが、わたしの人生的には本当に良い経験だったと思います。
これから開業を考えている方や開業して闘い続けている方に、今ままで見えている現実とは違う現実があることに、早い段階で気付いてもらえればと思い、この記事を書きました。
あなたはどんな生活を望んでますか??
開業前に是非読んで欲しい本です。開業前に読んでたらと後悔していますが、自分の理想に気付かせてくれた本になります。