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GoToトラベル開始1ヶ月の現状

久しぶりの投稿です。
政府が威信をかけて取り組んでいる観光需要喚起政策「GoToトラベル」ですが、皆さん印象はどうでしょうか? マスコミは「時期尚早」「効果がない」「登録していない施設が半数以上」などマイナスの情報をこれでもかと発信しています。マスコミやコロナ脳になっている消費者の声はよく聞こえてきますので、このnoteでは利用者、観光事業者の目線で書いてみたいと思います。

菅官房長官は開始1ヶ月で延べ200万人の旅行者が利用したと会見で明らかにされました。また昨日、赤羽国土交通大臣は8月20日まで420万人が利用したと追加発表。これが多いのか、少ないのか。マスコミや知事さんたちは盛んに効果がある、無いの主張合戦を繰り返していますが、結論としては増えたところもあれば、減ったままのところがあるというだけの話。

隣接県の知事によって真逆の評価

このお二人のコメントを見るとわかりやすいですね。同じ東北のお隣同士で全く真逆の評価。つまり多くの知事が根拠もなく個人的な主観(感情や感覚)で意見を述べている可能性が高いと言うこと。効果があるかどうかはGoToトラベルスタート前と比較して、宿泊施設の客室稼働率・宿泊客数に対するGoTo利用率など客観的なデータに基づいてコメントするべき。緊急事態宣言や自粛要請もそうですが、日本人はデータから導かれた根拠ではなく、個人的な感情論による判断が幅をきかせています。マスコミの報道、ワイドショーの自称専門家の皆さんの見解は酷過ぎて突っ込みどころ満載なのをご本人たちは気づいていらっしゃるのでしょか?
さて、これから観光産業の当事者として、GoToトラベル開始1ヶ月の個人的な分析をお話ししてみたいと思います。

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