無意識な大部分

私はよく、急に服が似合わなくなり
着る服がない!という状態になる。

なにをきたらいいのか、わからない。

それは、自分が何を思っているのかわからないってことだそうだ。

自分がなにがすきで
なにがしたいのか
こうなりたいとか
いまなにをおもってるのか
それについてどうおもってるのか

だれかの気持ちや
テレビで見たもの
どっかできいたもの
こういうものだという
どこからともなく生まれたもの
じぶんではないものが、知らないうちに入っていて、どれが自分の気持ちで、どれが自分のものではないのか、わからなくなってしまうことがある。

そもそもそんなふうに
客観的にこれは自分のものか?と
思いをわけるという発想さえ
浮かばないかもしれない。

なんだか、服が選べない、よくわからない。
選ぼうとすると、ふにゃふにゃとイメージが消えていって、思考がぼんやりと停滞し、ピントがぼやけていく。ねむくなるようなかんじで、からだのちからもぬけて、なんだかだるいような感じ。具合が悪いのとは違うのに、それをしようと思ったり、決めようとすると、ふにゃふにゃとなる。
決めるときの、決定打のようなものが、なくなったり、いくつも出てきたり、その気力がすーっと抜けていく。これ!と指さす腕があがらない。

からだはおしえてくれている。

自分が何を思っているかわからないほど
こころがぽかんとしている。
ぽっかりしているようにも感じられ、
いらないものでつまってるようにも感じられる。

わたしは
それほど自分をあとまわしにしてしまってた、
ということでもあるし、
とてもショックなことがあって
じぶんのきもちをぎゅっとおしこんでしまっていた、ということでもある。

それを聞くと

意識的には
そうかしら???
わりと出してきた気もするし
好きにしてきたよ!
好きなものは好きって言ってきた!
だいじょうぶ!だいじょうぶ!
というこえがして

けれど、それをいったとたんに

そうなのそうなの
しんどかったのよう
しんどかったあ
とほっとしてる大部分のこえがした

このこえははじめてきこえた

さいしょのこえよりも
あきらかに大部分だったので
おどろいた

この大部分のこえが
このとき、わたしは
はじめてきこえたのだった

しってるつもりで
しらないじぶん

この大部分のこえこそ
無意識にぎゅっとおしこんできた
子たちなのだろうね

こえがきこえたら
服もかわるだろうね

これから着る服は
やっぱり変わるだろうね

かわるときって
もぞもぞ
するのかもね

いっとき
いごこちわるいような
これまでがにあわなくなるから
あれ?おかしいな?って

もうすでに
無意識に変わっていて
それをからだは素直に受け取って
意識に届くには時間かかるって
ことなのかな

意識的には
最初はよくわからないんだけど
からだが快適なほうにすすんだら
あとで
あーそういうことだったのね
ってわかるのかもね。

あー、そういうことだったんだー!

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