見出し画像

星読み / 牡羊座日蝕 / 2024

4月9日、夜中の3時21分に牡羊座で新月でした。

4月に入り、入学式や進級、入社式や転職、引越しなど、実際に新しい生活が始まった、という方も多いのではないでしょうか。

かくいう私も、今週は娘の小学校の入学式から始まり、新しい生活にバタバタで、新月の記事のアップが遅くなってしまいました💦

先月の春分では、まだまだ別れの時期で、
それまでの状況に向き合いつつ、同時に、新しいことへ意識を向け踏み出していく、という時間でしたが、

今回の牡羊座新月から、春分の時に意識を向けていたことに対して、
より実際的、かつ具体的に、動き出していく時間になるのだろうと思います。

そして、今回の新月は、日蝕を伴う新月です。
日蝕は、太陽、月、地球が一直線になる時に起こり、そのすぐ近くにノード軸もあります。

蝕の時は、月を介して、宇宙のエネルギーがダイレクトに伝わり、
過去世や、その人の魂のパターンなどと伝わりやすくなるとされていますので、

表面的な実際の生活の部分とともに、
無意識の深い部分でも、自身と向き合い、新たに進んでいく、という時間になるのかもしれません。

しかも、今回の日蝕は、魂の傷と癒しを示す星、キロンもぴったりと同じ度数に位置していますので、
より、深いところで、新たな自分で歩んでいくためにはどうしていけばいいのか、
これまでの自分、魂の傷のようなものに、無意識でも向き合っている様な時間になるのだと思います。

そこにはどんなテーマがあるのか、新月図を読み取っていきたいと思います。

まず、特徴的なのは、ほとんどの星が、1ハウスから2ハウスに集まっていることです。
このことから、いかに主体性を持って動いていくか、自身の声に耳を傾けるか、というイメージが湧きます。

月と太陽、キロンは、牡羊座で2ハウス。

サビアンは、牡羊座20度「冬に鳥に餌をやる若い少女」。
未来の夢を明確にして、その目標に向かって、長期的にじっくりと取り組む力。
主体的に考え、努力して、地道な行為を毎日続けることで、自立性が身に付く、という度数です。

この配置から、これまでに繰り返してきた魂のパターン、傷のようなものは、
目標を明確にして、それに向かって、じっくりと取り組むことで、
癒しに繋がっていく、というテーマがありそうです。

そして、すぐ近くのノード軸のテーマは、
春分の時と全く同じ度数で、

これまでは、どこか無意識に繰り返す毎日を生きてきたけれど、
これからは、ただ漠然と毎日を生きるのではなく、
自分の理想に向かって、いかに意識的に日々のやるべきことに取り組むか。
それによって、本当に、自分の人生を生きていくことが出来る、というテーマが引き続き、続いています。

このことから、やはり、どの様な自分になりたいのか、どういう生活を送りたいのか、
そのためには、今何をするべきなのか、という、
明確な目標を自身で見つけて、それに向かって取り組んでいく、という、
主体性がやはり重要になってくるのだろうと思います。

そして、その様な自分軸をしっかりと持ったマインドの上で、
実際に、どの様に現実世界で行動を起こしていくのか。

それは、水星や火星がヒントを与えてくれています。

まず、水星は、牡羊座2ハウスに位置し、太陽・月・キロンとコンジャンクション。
サビアンは、「二重の約束」。
昼はライスワークでお金を稼ぎ、夜や週末は、儲かりはしなくても、本当にやりたいことに打ち込む、というような、
全く違う二つのものを並行させることで、気持ちが安定し良い影響がある、という度数です。

このことから、
自分のやりたいこと、本当の目的が見えたとしても、
現実問題、まだ、そのやりたいことだけに集中できない環境、状況などってありますよね。
そういった中で、バランスをとりながら、未来に向けて、少しずつでも歩みを進めていく、というのを意識していくといいのだと思います。

また、牡羊座(ドラゴンヘッド・太陽・月・キロン・水星)の支配星でもある火星は、
魚座で1ハウス。
サビアンは、魚座14度「キツネ皮をまとった女性」。
自分の有利な立ち位置を確保するために、様々な工夫をこらす力を表している度数です。
本心は明かさないけれど、裏ではうまく立ち回っていて、要領がよく、世渡り上手。
能ある鷹は爪を隠す、というイメージです。

この配置からも、やはり、
自分の明確な目標は持ちつつ、現実面で、実際にどのように行動をするか。
バランスを取りつつ、時には自分の本心とは違うような状況だったとしても、
未来の自分のために、上手に立ち回る、という、賢さも必要になってくるのだと思います。

そして、火星は土星とコンジャンクションなので、火星的な意識でいたとしても、
どこか、抑圧のようなものを感じてしまう場合もあるのかもしれません。

それでも、真面目な土星のエネルギーをプラスに取り込み、着実に歩みを続ければ、確かな土台となり、結果的に、未来の自分のためになっていくのだろうと思います。

そして、今回のポイントは、
山羊座の11ハウスに位置している小惑星のセレスです。

サビアンは、山羊座18度「イギリスの国旗」。
感情に翻弄される自分を自覚するにつれて、これはもっとちゃんと自己管理しなくては、と、真面目に考えるようになる。
状況や場に合わせて、自分を律するという練習、意識をすることで、自己コントロールが出来、成長した人格を作り出すことができる、という度数です。

セレスは、母性、養育などに関係する星で、自分の中のどのような部分を育てていけばいいのか、という視点でも読むことができます。

このセレスが、ドラゴンヘッド・太陽・月・キロンとスクエアで、ノード軸とTスクエアになります。

スクエアは、葛藤がありつつも、
葛藤があるからこそ、なんとかしなくてはと、現実を動かすエネルギーになる、ある意味恩恵とも読める配置です。

この事から、

太陽や月、キロン、ノード軸が示す、
自分の目標、理想の未来に向かって、
しっかりと意志を持ち、長期的にじっくりと取り組むこと、

これに対しセレスは、
人生は、生きてれば色々あるから、
感情に振り回されて、日々のやらなければいけないと思っていることが、おろそかになってしまう、というような、葛藤が表れているようにも感じますが、

それでも、少しずつ、自分の感情をコントロールすることを学んでいく。
もし、何かがあって、日々の歩みを止めてしまったとしても、
またすぐに軌道修正をして、長期的に取り組むのを辞めない、というのを意識するといいのだと思います。

また、逆に、怒りのエネルギーなどは、
生産性のある方向に使えば、
抜群の行動力、具現化するエネルギーにも繋がると思いますので、
そのように、どうにか自分を律して、自分の未来のために成長していく、というのを心がけていければいいですね。

そんなテーマを感じる、今回の日蝕、牡羊座新月です。

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?