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自分のSideMベストテン(順不同)を考えた

こちらの素敵企画に便乗させていただいて好きなSideM楽曲を10曲紹介することにした。

オタクはいつだって自分の好きな曲の話を思う存分して良いタイミングを探している。えっ今日はSideMの推し曲の話していいのか?!10曲までならいいぞ!

というわけで10曲選んだ。
選ぶの自体はそこまで苦労しなかった。いや嘘。当方315P歴が8年ある人間なので楽曲に対しても「思い入れがあって好き」「担当曲なので好き」「音楽として好き」「なんか好き」「実家のような安心感」がハチャメチャに入り乱れており、10曲に収めるのが大変だった。あちらを立てればこちらが立たずになる。そもそもSideMって今250曲以上あんねん。それでも頑張って選んだ。
多分次に10曲選んだら半分以上別の曲になると思う。
内訳としては1~4が「担当枠(P目線)で好き」、5以降が「ただのオタクとして好き」といったところ。タイトルに順不同と書いたが、紹介順=好きな順とかではない。
ちなみに当方の担当アイドルは姫野かのん、眉見鋭心、清澄九郎。清澄に関しては8th以降でPになった。

1.はんどめいど・きみはーと!/もふもふえん

当方姫野かのんPもふもふえん最推しオタクなのだが、もふもふえん曲の中で一番好きなのがこれ。
何が良いかと言うと、もふもふえんが子供たちのヒーローとして歌っている曲なのだ。
もふもふえんは作中で子供達に圧倒的な人気を誇るアイドルであり、その中でも幼稚園生のファンは数多い。
そう、もふもふえんのファンである多くの子ども達にとってもふもふえんは「可愛くてかっこいい年上のお兄さん」なのである。
そんな憧れのお兄さんたちがヒーローになって、ピンチのときに助けに来てくれたらさあ……それって最高じゃん。
この曲は「皆が持っているたった一つの輝き」を全力で肯定し、それを大切にしてね、君はそこにいるだけでとっても特別なんだよと歌ってくれる。
この曲がリリースされたのは2020年2月という、まあ、社会があれでこれでそうなり初めていた時期だ。それからしばらく私も落ち込みがちになることが多かったのだが、そんな中でこの曲には非常に元気付けられた。
あと個人的な音楽の趣味としてこういう踊れる系の曲がめちゃめちゃ好き。
思うにこの曲、天才てれびくん的な番組の中でやってる5分くらいの枠のミニ特撮ドラマの主題歌感がある。サビの最後の方のフレーズだけ流れるテロップ高速EDがあるやつ。
そしてもふもふえんには「もふもふきんぐだむ」という冠番組があるので、その中できみはーとが主題歌のミニ特撮ドラマをやればいいと思う。

2.はるかぜバトン/もふもふえん

さっき「ファンの多くにとってもふもふえんは年上のお兄さん」という話をしたがこの曲もその延長で語らせて欲しい。
この曲は卒園ソングである。サイスタで実装されたイベントでもふもふえんは幼稚園の卒園式でこの曲を歌っており、歌詞にも「クレヨン」や「絵本」と、幼稚園生の日常を思わせる語彙が頻出する。
これから様々な人生の門出を迎えることになるであろう年齢のもふもふえんが、人生で初めての大きな門出を迎える幼稚園の卒園生に向かって、淋しいかもしれないけど大丈夫だよ、恐れずに進めば素敵な未来が待っているよ、と歌っているのである。自分自身も成長を重ねればいずれ何かしらの門出を迎えることを自覚しながら。良すぎ。
もふもふえんの良さは「子供達のためのアイドル」という在り方が太い芯となって一貫しているところだ。
そして実はもふもふえんの曲については過去に記事を1本書いたくらい全部好きなので暇を持て余した時にでも読んで欲しい。49 ELEMENTSリリース前の記事だけど。

3.来来美食/C.FIRST

クラファが「友達で家族な皆とテーブルを囲む曲」「ライブで皆で一体となって盛り上がれる楽しい曲」を歌うこの……良さ……!
中華風のコミカルなフレーズとクラファらしいEDMの太い低音の混じった音が聞いていて癖になる。掴みが完璧だし聞いても聞いても味がして1000点満点。
この曲を8thで食らってから無性に中華料理を食べたくなることがしばらく続いた。担当の眉見がギョーザくんなので、餃子が食事の選択肢に入る時の優先度も少し上がった。
よく出来てるなあ~と思うのがこの曲、コールがめちゃめちゃ入れやすい上に覚えやすいのだ。完全初披露の8thでも2番辺りからP側からのコールはほとんど出来ていた。
クラファはどこか澄ましたクールな楽曲のイメージがそれまで強かったところを、来来美食の圧倒的な親しみやすさ・盛り上がりやすさがクラファとファンの心の距離を近づけることに成功しているのではないかと思うわけである。
あと百々人がめっちゃ楽しそうに歌ってるの良くない?ソロバージョンも早く聞きてえ。

4.ゆきゆきて華やかに/清澄 九郎

私は8thライブでこの曲を膝に受けて清澄Pになった。
曲自体はリリース日に聞いていて元々かなり好きな方なのだが、ライブでゲーミング茶室を見てしまって清澄九郎がぶっ刺さってしまったのである。
詳しいことはこちらの記事に書いた。

履修記録の方の記事に書いた私の感想が言いたいことの全てだったりするので引用させて欲しい。

そしてソロ2曲はと言うと、片や「流るゝ風の如く〜和敬清寂〜」はゆったりした和バラード、片や「ゆきゆきて華やかに」はラップも混じえた和EDMとまるで正反対の曲調である。しかしながらいずれも彼の芯の強さや人との縁を大切にする心が堂々と歌われており、茶の湯の伝統を尊重しながらも革新を目指す清澄九郎という人間性をこの2曲は見事に表現している。
そもそも私が清澄Pになったきっかけが「ゆきゆきて華やかに」なので、この曲のキャッチーさはまさに清澄の意図する「茶の湯を開かれたものに」を表現しているのではないだろうか。

清澄九郎の今ある公式コンテンツ履修記録まとめ【2023年10月末〜12月中旬】

引用だけで済ませるのもあれなのでもう少し語る。
これはめっちゃ偏見なのだが、キャラソンやソロ曲で和EDMを与えられるキャラはコンテンツの作者側からある程度以上の「尖り」を与えられているような気がする。そしてその偏見に基づく話になって申し訳ないのだが、清澄九郎が尖ってるか尖ってないかで言えばかなり尖ってる方だと思うのだ。
だって彩の編成って元落語家・元歌舞伎役者・元茶道家よ?一人だけ全然芸能人じゃない。その上清澄はアイドルになれば茶の湯の良さを広められるかもしれない!というなかなかぶっ飛んだ動機でアイドルになった男なのである。思いはすれど実行まで移せてしまうのが清澄九郎は強メンタルアイドルと囁かれるゆえんの一つかもしれない。
清澄九郎という男が、穏やかな外見や柔らかな物腰と裏腹に実はかなり尖った、強い個性を持つ存在であるということを知らしめたのがこの「ゆきゆきて華やかに」という曲なのだと私は考えている。
あとオフボーカルバージョンもめっちゃ良いから聞いて。

5.なんどでも笑おう(天道 輝ver.)/天道 輝

「お前が眩しすぎて闇堕ちした」みたいなキャラがフィクションでたま〜にいる。
このバージョンを聞いた時にその理屈が「魂」で理解できてしまった。
天道輝、眩しすぎる。そしてこのあまりに眩しすぎる男に対等に並んで立っている桜庭薫と柏木翼も凄すぎる。
そもそも、天道輝ってすげ〜!となる瞬間はSideMを長年追っていれば何回もある。ソロ曲だってめちゃめちゃ眩しいし、ユニット曲でもとにかく強い。
なのだが、その中でもこのバージョンの眩しさはちょっと別格だと思う。とりあえず聞いてみてほしい。
なんとこのバージョン、「なんどでも笑おう」のSideMバージョンとしてLantisからCD発売されてそれが更にサブスク配信されているので、サブスクで聞ける。やったぜ。
なんどでも笑おうという曲自体優しさと希望に溢れた楽曲なのだが、なんかそれがちょっと合いすぎてるのだ、天道輝に。
この曲の記憶を完全に失った状態で聞いたら輝の持ち歌と言われても多分納得する。

6.Study Equal Magic!/S.E.M

有名すぎるくらい有名なSideMの代表格と言ってもいいくらいの曲だが、まず私とこの曲の出会いについてちょっと語らせて欲しい。
約8年前のその日、私が聞いていたラジオは確か男性声優系の楽曲を中心に流しており、2次元アイドルやキャラソン、男性声優個人名義の曲などが多く流れていた。
そんな中で流れて来たこの「Study Equal Magic!」という曲は「引っ掛かり力」とでも言うべきか、「何だこの曲は」と思わせる力が異常に強かった。
テクノでノリノリな曲に合わせて学ぶことの楽しさを言葉遊びを交えながら歌うこの曲は、はっきり言ってその日流れていた曲の中ではぶっちぎりで異質であった。
今も昔も2次元アイドルどころかアイドル全般にそんなに詳しくないけど「勉強」を本気(マジ)で歌の主題にするアイドル、いる?そこにいるならいますね。
そしてこの曲が流れてからしばらくした頃にTwitterのタイムラインに流れて来たのが「ST@RTING LINE 06 S.E.M」のジャケット絵であった。
何なんだこの銀ピカのスタートレックみたいなスーツを着た人達は……?
それが私とS.E.Mの、ひいてはSideMとのファーストコンタクトであった。
それからしばらくして私はモバを始めることになる。結局S.E.MのPにはならなかったものの、この曲が流れてくるのを偶然聞いていなければモバを始めようという気も起きなかったと思うので、未だにStudy Equal Magic!という曲そしてS.E.Mというユニットには強い思い入れがある。

7.PERMAFROST/Legenders

これはLegenders版Lemonなのでは?というのがフルサイズを聞き終わった時の第一感想だった。
Lemonについて一応説明すると、米津玄師のLemon(曲名)のことである。ドラマ「アンナチュラル」の主題歌。言わずとしれた大名曲。亡くなった大切な人への思いを歌った曲。
PERMAFROSTはLegenders版のそれ(暴論)。
歌詞とメロディがまずそういうのが好きなオタクにぶっ刺さる形をしているが、静かな冬の夜の空気を思わせる編曲もめちゃめちゃかっこいい。
特に好きなのがCメロ〜大サビにかけてなのだが、そういえばレジェってメンタル1・インテリ2編成だったなと実感できる。情熱を秘めながらも温度の低い雨彦・クリスの歌声に重なる想楽の歌声が温度をひと欠片与えている気がする。
Legendersのバランスって……凄いよな……

8.GO NEXT/天峰 秀

音楽として好きすぎて過去に記事を一本したためた。
だいたいはここに書いてある。

掻い摘んで言うとこの曲は「kawaii future bass」というダンスミュージック系の音楽ジャンルで、インターネット発祥のこのジャンルが天峰のソロ曲として選ばれたのは必然で、そして私はkawaii系が大好きなのでこの曲が好きという話だ。
7th愛知の現地で聞いた時は、この手の音楽を現場で聞く時特有の低音が腹にズンッと来る感じがあってニヤニヤした。
ボーカル有のバージョンも良いのだがオフボーカルも音楽として完成されてるので聞いてみて欲しい。めっちゃ良いので。

9.運命光年/Jupiter

壮大な宇宙をモチーフとしながらも大切な人への優しい愛情を歌い上げたラブソング。めっっっっっちゃ好き。
そして白状するが、私はこの曲を「ウルトラマンのEDっぽい」と思い続けながら聞いている。
オケにストリングスを用いて壮大でありながら親しみやすいバラードとなっている曲調にめちゃめちゃ「平成〜ニュージェネウルトラマンのEDみ」を感じている。だから好き、というのは正直かなりある。

〜ここから分かる人だけ分かればいい話〜
個人的にはガイア・コスモス・ギンガ・タイガあたりで使われていても違和感ない曲調だと思い込んでいる。
EDや劇場版主題歌にバラードを採用したい時の円谷プロが好きそうな曲調。
運命光年のイントロと共にその回のダイジェストか後日談的な映像が流れるEDを見たことある気すらしてくる。
〜分かる人だけ分かればいい話終了〜

この曲は宇宙という壮大なモチーフを使いながら、歌っている内容はどこまでも優しくそして情熱的な「恋愛」である。
モチーフは壮大だけど歌っている感情自体はとてもありふれたそれ故に尊い歌詞っていいよね……。
私はJupiterの歌う王道ラブソングが大好き。

10.Braver Beat/大河タケル、古論クリス、橘志狼、秋山隼人、兜大吾、舞田類

この曲はモバの劇中劇「ビーストクロニクル RISIN' SOUL」の主題歌だ。
この劇中劇は大人気カードゲーム「ビーストクロニクル」を原作としたドラマの続編なのだが、私はこのビークロシリーズがマジで好きで……好きで好きで……多分SideMの歴代劇中劇でも1、2を争うくらい好き……なのでこの曲が来た時はめちゃめちゃ喜んだ。
アイドルマスターSideMというコンテンツにはホビアニとか特撮とか少年漫画的なことをやりたがる傾向が常にあるのだが、そういうことをやっている時は(恐らく既存コンテンツに対する理解度の高さ故に)SideMの内での出力精度がめちゃめちゃ高い。例えば特撮ヒーローがテーマのイベントでアイドルの顔が(透けてるとは言え)マスクでほぼ隠れてるカード絵をお出しして来たりとか全然する。
そういうわけでこの曲、ホビアニ・カードアニメの主題歌にオタクが求めるもの全部乗せである。
ビークロのゲーム開始時掛け声「Wake Up!」から始まり歌詞中にキャラの要素やタイトルが入り、間奏では召喚口上がありと、これでもかとコッテコテ。
この曲に合わせた1分89秒の映像が頭の中に浮かんでくるくらいには、ホビアニ系を実家としてきたオタクに馴染む。最後にテレ東のロゴと一緒に主要キャラの集合絵と背景に怪しく笑って加工がちょっと違うムゲンとダンの絵が出たりするでしょ。
この曲の作詞を担当しているのはPにはお馴染み・松井洋平さんなのだが、松井さんは児童向けコンテンツ(プリパラ、ベイブレード、ウルトラマン等)の楽曲も多く担当している。
そのため試聴段階で楽曲制作陣が発表された時に「信頼〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」となったことをよく覚えている。
ホビアニ出身Pでまだこの曲を聞いてない人は絶対に聞いた方がいい。そしてアーカイブでビークロを読んでくれ。ビークロはいいぞ。

以上が、私なりのオススメSideM楽曲10選となる。
気が変わらないうちに早く投稿してしまいたいので締めは手短に済ませたい。

まずこの企画を立ち上げてくださった酒カス☆ボンバイエさん、黒川さん、ありがとうございます。
SideMはとにかく良曲揃いだが長く続いている分曲数も多いので、どこから聞けばいいか分からない現象が起きがちだと思う。
そんな時に各々のオススメを挙げていく企画、凄く良いです。

そしてこのあまり体裁も整ってないこの乱文がちょっとでも誰かの「この曲を聞いてみよう」の後押しになれば嬉しい。

アイドルマスターSideMはいいぞ!

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