【SideM】モバP歴７年だけど突然清澄九郎Pの人格が芽生えた話
アイドルマスターSideMの8thライブ、最高だった。
私は両日現地参戦していたのだが久々の声出し周年ライブに素晴らしいパフォーマンス、これでもかと詰め込まれた丁寧な演出に密度が凄まじいセットリスト、音響とモニター画質が良すぎるＫアリ、今後を期待させてくれる告知の数々。
個人的にこれまでの周年ライブの中でも最高峰の完成度だったと感じているが、私は同じようなことを7thライブの時にも感じたのでアイドルマスターSideMは常に最高を更新していくコンテンツであると言えよう。
ただこの記事の本題は8thライブそのものではない。
SideMには清澄九郎というアイドルがいる。
和風ユニット「彩」に所属する元茶道家の19歳。
ステータスはVi≧Vo＞Da型のメンタル属性。
担当声優は中田祐矢さん。
その清澄九郎の２周目ソロ曲「ゆきゆきて華やかに」が、Day1で披露された。
これが、凄かった。
予め言っておくが両日通してソロは全部凄かった。元々もふもふえん最推しPなので「トキメキ・ぷろろーぐ！」（岡村直央ソロ）も「リトルマイシューズ」（橘志狼ソロ）も良すぎて泣いたし、「HEAT BEAT ”Identity”」（秋山隼人ソロ）はこんなんアーティストのライブじゃんと思った。
その上で言うのだが、「ゆきゆきて華やかに」は演出・パフォーマンスの思い切り方と突き抜け方が凄かった。
セトリ上では兜大吾ソロの「Sash of smile」の次である。
大吾ソロの賑やかでハッピーなムードを特殊イントロもなくガラリと塗り替える琴の音とバックモニターに映る茶室、九郎本人のコーラス響く和EDM、メインステージ上に正座しているところから堂々と立ち上がる九郎役の中田祐矢氏、歌い始めるとゲーミングに光り始める茶室にバチバチ飛び交うライトとレーザー、その中で堂々と歌い舞う「清澄九郎」、ついでにKアリ音響で腹に響くEDM特有の低音。
なんだこれは？！
九郎の個人カラーである水色を振りながら私はちょっと開いた口が塞がらなかった。
私はSideMの曲は試聴が出たらすぐに聞いて音源が発売されたらすぐに買うので、この曲自体は音源で何度も聞いている。
九郎新ソロも「EDMに行くとは今回は尖ったなあ〜流石茶道の革命児」くらいには思っていたし、なんなら彩の新ソロで一番好きまではあった。
それがライブになってみると、
歌いながらめちゃめちゃ踊る清澄九郎←九郎は努力の人だしめちゃめちゃ踊るユニットである彩のメンバー、わかる
ライトとレーザーが飛び交う←EDMなら普通そうなる、わかる
腹に響く低音←Ｋアリ音響すごいな、わかる
ゲーミング茶室←何？？？？？？？？
「ゆきゆきて華やかに」は未知の世界に飛び込む九郎の強い覚悟を歌い上げている曲なのだが、このステージの世界観がもう未知である。
ステージ上の九郎はめちゃめちゃ格好いいしライトやレーザー演出もクールなのだがバックモニターに映っているのがゲーミング茶室なので「ライブでこんなことするのSideMと清澄九郎しかおらんだろ」という質感があると同時に「なにがなんだか分からんがめちゃめちゃ良い」という物凄い状態が成立していた。
そして思った。
清澄九郎、凄すぎると。
というか私、清澄九郎さんのこと好きかも……？
Day1、ちょっと混乱しながら私は帰宅した。
そしてDay2、ユニット曲中心のセトリの中で彩は新曲「愛笑歌」を披露した。
彩らしいコール曲であると同時に手でハートを作る振付がひたすら可愛いかった。
8thの彩、ソロとのギャップでPを刺せる。
Day2も無事に終わり、私は帰宅の電車に乗りつつ元々の担当・推しユニットであるもふもふえんにDRAMATIC STARSにLegendersにC.FIRSTの両日でのそれぞれの良さを噛み締めながら、気が付くと頭の隅の方で清澄九郎のことを考えていた。
そしてDay2の翌朝、私は思った。
今から真面目に清澄九郎を履修しようと。
とりあえず私は公式に置いてあるモバエムのアーカイブから清澄九郎出演イベントを片っ端から読んでいくことにした。
クラファ以外のアイドルを履修したいならとりあえずモバエムのアーカイブからよ（※個人の意見）、こちとらモバP歴７年強じゃ。
（モバサ終直前のスクショ）
私はモバP歴７年だがもふもふえんイベばかり走っていたのでもふもふえん以外のイベントは読んでいないことも多い。
なので九郎出演イベントは大多数が初読であった。
茶の湯を愛するがゆえに茶の湯をもっと開かれたものにしたいという思いから家元である祖父と意見を違えてしまい、それでも己の信じる道を行きたいと右も左も分からないアイドルの世界に飛び込む清澄九郎。
自由奔放な２人のユニット仲間に時に振り回され時に支えられ、時に壁にぶつかりながらも成長していく姿がモバエムらしい長期連載ペースでじっくりしっかり描かれる。
やがて彼が、自信の愛するお茶の力で彩以外のアイドル達の心に寄り添うようになった時、具体的にはオリピ神戸イベそしてクリスマス2017イベを読んだ時、私は確信した。
私は清澄九郎Pになれる。
少し私の二次元キャラクターに対する趣味嗜好の話になるが、私は「家の問題で苦しみながらもそれに押し潰されまいとしているキャラ」「我が強いキャラ」がとても好きである。
この「家の問題」というのは特に「何かしら伝統的な流派とか能力とかそういうものを受け継いでいる家」を指す。
清澄九郎、こちらドンピシャ。
そして我の強さ、これは言うまでもない。
ユニットメンバーであるキリオや翔真の個性が強すぎるので下手をすると存在感が薄くなってしまいそうなところを、その我の強さゆえに彼らと渡り合えているとも言える。
そしてここからは私のアイマス観の話になるが、私は「アイドルの身内（プロデューサー）として見たい」と「他人（ファン）として見たい」は少し違うと思っている。
そういうわけなので私は基本的に「担当」は姫野かのんと眉見鋭心、「推し」は岡村直央・橘志狼・桜庭薫・古論クリス、という風に自己紹介することにしている。
自分はあくまで姫野・眉見Pですよ、岡村・橘・桜庭・古論に対してはただのファンですよと。
まあ自分でも境界やわやわになりがちなのだが、特に好きなもふもふえんに対しては。
「プロデューサーになりたい」と思う瞬間で一番大きいのは「このアイドルが成長する更にその先を見たい、そしてその成長に寄り添いたい」という衝動だと思っている。
少なくとも私はそうやって姫野と眉見のプロデューサーになったし、そうやって清澄Pにもなろうと思った。
アーカイブはまだ全部読んでないしなんならモバエムのアーカイブの追加完了してないしサイスタアーカイブもPの人格で見返したいのでまだまだ履修するべきものがいっぱいあるぞ〜やった〜。
余談だがクリスマス2017イベを読んだ後だと8thDay1の「ゆきゆきて華やかに」（九郎ソロ）→「you're」（北村想楽ソロ）というセトリとそれぞれの演出が刺さる刺さる。
みんな「Xmas Live 2017 -side Prelude-」を読んで。
Pの人格が芽生えた今改めて彩の曲や清澄が参加している越境曲に一周目のソロを聞いてみると、ただの315プロファンとして聞いていた頃と全く違う聞こえ方がすることに気付く。
「いとをかし！〜一彩×合彩〜」の歌い分け、良い。
あと私はSideMのイベント円盤は９割持ってる（残りの１割は比較的最近のまだ買ってないイベント円盤）ので、いつでも過去のイベントを見返せる状態にある。
強くてニューゲーム状態かよ。
普通こういうのって身内の強火Pに見せてもらったり自分で調べて少しずつ集めたりするものじゃないのか。
あ、もしかして姫野Pの人格がメインだった過去の私が「身内の強火P」なのか。
過去が未来を輝かせてく……ってコト？！
斯くして今の私は強くてニューゲームPなので、履修記録はそのうち別でまとめて新規P向けSideM履修サンプルケースにしたいと思っている。
もっと早く清澄Pになりたかった！という気持ちは勿論ある。
だが今からPになっても遅すぎるなんてことはないぞ！とは声を大にして言いたいので、自分でそれを実践していきたい。
まあモバエム時代に清澄Pになっていれば清澄上位イベで終身名誉清澄Pとも名高い中田祐矢氏と戦えたんだが。それはちょっと当時からのPが羨ましい。
とりあえずWSBの清澄九郎のサインカードは通販でポチった。もうすぐ届くと思う。
ちなみにノーマル清澄カードの方には日頃から尋常でないくらいお世話になっている。
デッキトップ操作出来る上に誰でもパンプ出来るの普通に便利すぎるんじゃ。
「モバで清澄SR＋デッキ使いたかった」という感情はWSBで発散させていこうと思う。
ブシロードさんSideMブースター第２弾発表まだですか。私は争いは好みませんと言いながら自力でソウル上げて殴ってくる時の感じの清澄九郎のカードが欲しいです。
そして11月のファンコンが清澄Pの人格が芽生えてから最初のイベントになるので、心して挑もうと思う。
さて、ここまで書いてから彩の3DMVを清澄P人格が芽生えてからはまだ見ていないことに気が付いた。
YouTubeでサクッと見れるから見るか。
ワ……！
ワァ……ワ……
泣いちゃった……
（※2023/11/05追記）
思ったより沢山の人に読んでいただいていて嬉しい。ありがとうございます。
私はこの記事を書き終わって投稿してから彩のファンコンストーリーを見て更にモバに清澄リメショ未実装であることに気付き、今は「清澄リメショでジジイの膝の上に座ってる清澄リリィがお出しされたら私の情緒はおしまいになるなあ」などと考えています。
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