MINAMI WHEEL 2023 参戦記:ステージの足下から応援を
2年連続2回目のミナホ、参加レポートをお送りします。昨年(2022)観たのは3組だけでしたが、今回は土曜日と月曜祝日の2日間で、計10組のライブに参加しました。
特に印象的だったのは、演者との距離がものすごく近い、最前列や2列目から、30分間の演奏をとことん堪能する贅沢な時間を過ごせたこと。コロナ禍が明けて(完全に明けたとはまだいえないが)、こういう「密」なイベントが戻ってきたことに、心から感謝です。
✨Eggs presents FM802 MINAMI WHEEL とは↓
Chilli Beans. @ なんばHatch
10/7(土)限定会場、なんばHatch。トッパーのChilli Beans.は、先日9/8のZepp Osaka BaysideワンマンがほぼSOLD OUTになったほどの人気バンドです。ということで12:30開演のところ、どきどきしながら11:10になんばHatchの3F入り口に着きました。80分前にして、もうだいぶ行列ができていていましたが、なんばHatchは2階席を含めたら1000以上入るキャパの箱なので、中に入ってみたら空間的にはけっこう余裕。わりと前の方、ベースの真ん前に入れました。
ドラムのYuumiさん含め定番4人編成のチリビは、シンプルなギターポップで元気でノリやすくて、それでいてroseとかはけっこう捻っていて、ミナホらしい良いオープニングだったのではないかと。
空白ごっこ @ DROP
中1娘いちおしの空白ごっこ。ボーカル・セツコさんとバンド編成で、明日10/11リリースの新曲「乱」を披露してくれました。空白ごっこは曲によってkoyoriさんが書いているものと針原さんが書いているものとあって、リハと4曲目のリルビィ、3曲目の乱、6曲目の運命開花と、私の推し曲はどれもkoyoriさんサイドです。ギターがびんびん強い。
ところで、7/15 BIGCAT(黒子首ツーマン)の空白ごっこのサポートベースは示村俊人さん、MVのベースクレジットは國友晃司さんですが、この日の演奏はどなたが……?(サポートメンバーが気になる)(いろんな人のサポートで色々な曲を演奏できる楽器隊の人すごいな)
🎖️DURDN @ ANIMA
Spotify "RADAR:Early Noise 2023" 選出の3人組。テクノっぽい電子音のループと、サビの歌詞のループ、独特の声質が印象的なユニットです。
《韓国をルーツとするシンガーのBaku(バク)と、トラックメイカーのSHINTA(シンタ)、トップライナーのyacco(ヤッコ)によるプロデュースデュオ=tee tea(ティー・ティー)によるプロジェクト》……ということでステージ上の誰がDURDNなのかあまりわからなかったのですが(ギターがSHINTA?)、サポートキーボードの友田ジュンさん、ベースのガクウスイさん、ドラムの田中航さんはどなたもめっちゃ上手い演奏で聞き惚れました。
↑この映像でも友田ジュンさんが弾いてる
サウンドチェックが長引いて頭10分押しになっちゃったのが気の毒だったけど、そのまま終わりも10分押していたところ、サーキットイベント的には演者側で1曲削って終わりの時間を揃えにいくのが正解なのか……?(元々8曲は多いが、そのままやると全部玉突きで押しちゃうし……)
ao @ FANJ twice
Spotify "RADAR:Early Noise 2022" (去年) 選出、「昨日も学校行って、今朝新幹線で来ました♪」というMCが初々しい17歳のao。バンドではなくピアノと2人編成でした。Yaffleプロデュースの『チェンジ』が映像作品としてもイチオシなんですが、この曲でリハでもやってくれました。(ただちょっとバンド編成じゃないライブは物足りないかも……?)
FANJ twiceは地下闘技場みたいな箱で、一階席から見上げるとステージが高い!
🎖️Furui Riho @ Pangea
Spotify "RADAR:Early Noise 2023" 選出、札幌のフルイリホ。キーボードのハナブサユウキさん、ギター坂本遥さんと3人編成でした。
BIGSTEPの目の前にあるPangeaは、バーカウンターがホール内にあり、キャパとしても小さめ。そんなPangeaをめいっぱい巻き込んでトリを飾った『We are』は明るくノリよく、最後コール&レスポンスもあり、心地よい〆を味わえました。↓このリキッドの映像もそうなんだけど、とにかくステージ上で笑顔満開で楽しそうに歌っていて、元気をくれるアーティストです。
🎖️にしな @ BIGCAT
今年から、2大会場であるBIGCATとSUNHALLでは、前方席だけ「入れ替え抽選制」で当選した人が整理番号順に入場できるという方法が採用されました(後方席は普通に先着順で入れるし、入れ替えがないので前の回から残ることが可能)。にしなとasmiは抽選に当たっていたので、いずれも入場規制がかかった人気回でありながらも、かなりゆったり参加できました。当たればすごくお得!
にしなといえば、FIRST TAKEの『ヘビースモーク』『青藍遊泳』に代表される、重くアンニュイな色が強い印象ですが(ライブも最後この2曲で締めたので後味は重いw)、ライブ前半は明るめの曲も多く、『東京マーブル』ではピストル型のシャボン玉マシーン(バブルガンというやつ)でふわふわ泡を撃ちながらのパフォーマンスでした。あとアメちゃんを投げたりしていた。
MCで「こういうイベントに参加しながら書いた曲をやろうかな」と言って歌った『ケダモノのフレンズ』は、「孤独とかがテーマの歌詞」っていう認識はあったのだけれど、ライブ会場でそういう背景を知って聴くと、歌詞の世界観の解釈がぐっと広がる感じがします。
碧海祐人 @ VARON
東京の27歳、Masato Ohmi。炭治郎みたいな赤い耳飾りがよく見える、上手の最前列で聴きました。人少なめな回の最前列は、聴く側の責任をちょっと感じるというか、「ちゃんと聴いてるぞ」と背筋が伸びる30分間でした。
『LOVER ALBUM』の頃のクラムボンを彷彿とさせる、穏やかで波に揺られるような歌が多いです。こういうゆったりした曲のドラムめっちゃ難しそう。
asmi @ BIGCAT
整理番号40で当選!ここで未発表だったBIGCATの「大トリ」にMrs.GREEN APPLEの緊急出演が確定し、抽選予約のためアプリにアクセスが集中、整理番号の表示の仕方がわからなくてスタッフさんに訊くも要領を得ず、なんだか各方面で混乱が見られましたw。(整理番号はマイページから直接参照できず、タイムテーブル画面のちっちゃい「当選」の文字を押すという難しい仕様で、この点の改善要望はアンケートにも書いておきました)
7月にあったMAISONdesのライブを配信で観ていて、asmiの立て板に水のごとき流れるような関西弁のMCがめちゃくちゃうまいな……と思っていたのだけれど、「本物」もその通りで、今回も『アイワナムチュー』ではステージ端から端まで走り回って、腰に手を当てて客席の誰かをぴっと指さしてニコッと笑う楽しそうなパフォーマンスを見せてくれました。
5月のBIGCAT映像とほぼ同じROOFTOPのバンド編成、いい感じでした。
このあと予定していた4s4kiが発熱キャンセルのため、ANIMAでドリンクチケットをシードル(ドライ)に交換して、やましたりなを外から眺めたあと、たこ焼きの「わなか」で一休み。はじめてアメ村でたこ焼きを買って、だいぶエネルギーチャージしました。
EOW @ club vijon
5人組ギターロックのEOW。6月、梅田Zeelaワンマンの物販で買った "Weekenders" Tシャツを装備して、ファンの顔をして乗り込みました。最初3列目で待機してましたが、やや混んできたところで最前列に移動。club vijonは、かなり高い床のステージが「凸」字型に出っ張ったところに返しのスピーカーが置かれていて、そのスピーカーの脇(凸の字の下から見て左上の空間?)に立ちました。目の前すぐのところにギターのエフェクターとキーボードの脚があって「近い」っていうレベルじゃない。狭いステージだけどベースもギターもけっこう動き回る人たちなので、たぶん何度かメンバーの汗が飛んできたと思いますw。逆に近すぎて下で正面じゃないので、メンバーと目が合うことはほとんどなかったけれど。
『嫌んなるわ』のサビ歌詞に「生きてるだけでくれよ百点満点」っていうのがあるんですが、ボーカルLacoのMCは常に「嫌なことやうまくいかないこともいろいろあるけど、今この瞬間を生きている自分を肯定して受け入れようや」というメッセージが一貫していて、けっこうしみじみ勇気づけられます。
↑最後(this is the) DAYで両手を挙げている右下の写真、一番右下で右腕にラバーバンドをつけているのが私です。近い
このあとWESTエリアの北堀江club vijonから、EASTエリア 心斎橋筋商店街のRUIDOまで1km小走りで移動します。こういう広域移動のために『ミナホライナー』という巡回車が出ていたんだけど、言うて歩いた方が早い気がするし、5枚綴りの回数券しか使えないし、乗った人おるんか……?
ペンギンラッシュ @ OSAKA RUIDO
時間的にBIGCAT大トリ・ミセスの裏、場所的にも北の外れにあるRUIDOということもあってか、ぐぐっとマチュアな客層が集ったペンギンラッシュ。最終日の夜にふさわしく、ノリの良さとか全く関係ない一本気な選曲で、3拍子の『半影』から何拍子かもわからない『Rubia』の流れは芸術点高いと思います(昨年のBEYONDもこの2曲続けてやってた)。
アー写と同じ赤と水色の鮮やかな衣装!
という2日間。中1日空けたことで体力的には万全だったものの、日曜のChilldspotや黒子首は行っといてよかった気もするし、1パスにつき1枚必要なドリンク代も加味すると金額差はわずかだし、来年は通しの3dayパスにしようと思います!!
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