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いろうたの小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」

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2022年10月連載開始の小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」をまとめたマガジンです。友人公認とは言え、彼らの娘との結婚に「イエス」というべきか? それ以前に、彼女を幸せにするこ…
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#連載小説

【連載小説】第四部 #19「あっとほーむ ~幸せに続く道~」これからも君たちと共に…

前回のお話(#18)はこちら 前回のお話: 37.<庸平>  約束の時間。レストランに現れ…

【連載小説】第四部 #18「あっとほーむ ~幸せに続く道~」始動、そして再会

前回のお話(#17)はこちら 前回のお話: ※年明け一発目! やはり孝太郎回まで一気に読…

【連載小説】第四部 #17「あっとほーむ ~幸せに続く道~」君の未来に祝杯を

前回のお話(#16)はこちら 前回のお話: 33.<悠斗>  あんなに走ったのはおそらく高校…

【番外編】あっとほーむ~幸せに続く道~ 不器用な男たちのキャッチボール

ここに続く前回のお話(#16)はこちら <理人>  どうやらおれの言葉には人を、とりわけ野…

【連載小説】第四部 #16「あっとほーむ ~幸せに続く道~」懐かしい顔

前回のお話(#15)はこちら 前回のお話: 31.<孝太郎>  風に乗って麗華さんの歌声が…

【連載小説】第四部 #15「あっとほーむ ~幸せに続く道~」神様のギフト

前回のお話(#14)はこちら 前回のお話: 28.<悠斗>  かつておれのそばで寝息を立て…

【連載小説】第四部 #14「あっとほーむ ~幸せに続く道~」親と子

前回のお話(#13)はこちら 前回のお話: 26.<孝太郎>  野上クンから「すぐに会いたい」と連絡が入ったのは、彼が母親を亡くした一週間後のことだった。落ち着いてからで構わないと何度も念を押すも、彼は「じっとしているのは性に合わないんで」の一点張りだった。昔からそうだが、彼は一度こうと決めたらとことん貫く性格だ。  彼の強い意志に応えるべく、僕は連絡を受けた日の晩に会う約束を交わした。彼の希望により、落ち合った場所は鈴宮&野上家だ。 「なんで、よりによってうちな

【連載小説】第四部 #13「あっとほーむ ~幸せに続く道~」別れと始まり

前回のお話(#12)はこちら 前回のお話: 24.<めぐ>  こんなに不思議な体験をしたの…

【連載小説】第四部 #12「あっとほーむ ~幸せに続く道~」決断

前回のお話(#11)はこちら 前回のお話: 23.<悠斗>  沖縄の海は数年前に訪れたとき…

【連載小説】第四部 #11「あっとほーむ ~幸せに続く道~」庸平の提案

前回のお話(#10)はこちら 前回のお話: 21.<孝太郎>  紆余曲折の末に和解した僕と…

【連載小説】第四部 #9「あっとほーむ ~幸せに続く道~」雨の日のデート

第六話(今回に続く話)はこちら 第七話(前々回) 第八話(前回) 六話~八話のあらすじ…

【番外編】あっとほーむ~幸せに続く道~ 孝太郎と庸平の新しい暮らし

ここに続く前回のお話(#8)はこちら <孝太郎>  約束通り、その日の晩飯は水沢家で食べ…

【連載小説】第四部 #8「あっとほーむ ~幸せに続く道~」本音の『対話』

前回のお話(#7)はこちら 前回のお話: 17.<庸平>  ファンクラブの許可を取り付けた…

【連載小説】第四部 #7「あっとほーむ ~幸せに続く道~」僕の価値

前々回のお話(#5)はこちら 前回のお話(#6)はこちら 四話~六話のあらすじ: 16.<孝太郎> 「あーあ……。怒らせちゃいましたね。あとが怖いなぁ……」  春山クンと庸平が部屋を出て行ったあとで野上クンがぼやいた。 「今に始まったことではない。彼女だって分かっているはずだ」  よくあることだと言う意味を込めたつもりだったが、きっと言い訳にしか聞こえなかっただろうと反省する。 「……君には分かったのかい? 春山クンの『女心』というやつが」 「まぁ、なんとなく。こ