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ミニマリストにはならないと決めたけど『ぜんぶ、すてれば』を読んでみた!

ここ1年、本の感想を1本しか書いていなかったことに気付いたいろろです。
久々に「ぜんぶ、すてれば」という本を読んでnote記事を書いていきます。

この本との出会い

本のタイトル「ぜんぶ、すてれば」を見て、皆さんはどんな気持ちになりますか?
私はミニマリストに憧れはありつつも、可愛い雑貨をたくさん持っていたいし、バッグも色々な気分によって選びたい等々、自分がもっているもの全てに愛着があり、なかなか捨てられない性格です。
そんな私はこのタイトルを見たときに、「捨てたくない」と反射的に感じてしまいました。
しかし、尊敬する宮本恵理子さんがこの本に携わっていらしたので、本を手に取り読み進めてみることにしました。


楽しみながら生きるためのヒント

今日の自分を妨げるものはぜんぶ捨てて、颯爽と軽やかに、歩いていこうじゃありませんか。

本「ぜんぶ、すてれば」P.9

著者の中野さんは「今日がすべて」という言葉を胸に、過去や未来に揺さぶられずに、今日に集中して精一杯楽しんでいらっしゃるそうです。
経営者として実績を残している中野さんの生き方や考え方に興味を持ちながら、まだ序盤で何を捨てたかは書いておらず、おそるおそる読み進めていきました。

「自分はそうは思わないんだけどな」とふと感じた“違和感”を大事にしてほしいと思います。

本「ぜんぶ、すてれば」P.13

この文を見て、私は「雑貨を捨てたくない」という抵抗を大事にしながら、本を読み進めていこうと気が楽になりました!

「人の評価」「愛社精神」「目標」「安定」など、今まで私が「捨てる」と考えたことがないコトが並んでおり、自分の心に素直に生きていいのだと安心すると同時に、多くの経験や鋭い感覚がないと、なかなか意思を貫けないなとも感じました。

生け花の影響

これは好きだな。こっちのやり方は好きじゃないな。
理由は後付けでもいいから、直感で主観を示していく。

本「ぜんぶ、すてれば」P.42

著者の中野さんは「生け花」の稽古で自然と“直感を信じる決断力”を身に付けていた。

世の中のすべてのものは“組み合わせ”によって、生かされたり、殺されたりする。

本「ぜんぶ、すてれば」P.62

花の色はその花だけで引き立つのではなく、隣に生ける花の色との対比がとても重要で、人間も長所を引き立て、短所を補い合える相手を見つけて“組み合わせ”を大事に采配している。

新鮮な気持ちを保つために捨てる

・家、車、時計は所有しない方が災害での心配もなく身軽な生き方ができ、想い出も捨てて、見たことのない景色を求め続けたい
・慣れを捨て、不慣れな機会に身を置き、見知らむ人との会話を刺激にする
・本も読んだら手放し、また読みたいときは新品を買って新鮮な気持ちを味わう
・服のこだわりを捨てることで思い切った行動ができる

中野さんの捨てる基準を箇条書きにすると、捨てることで感覚を研ぎ澄ましていくことができそうだなと感じました。

未来を語れそうな相手と組む

僕は自分を助けてくれる人をどこでも見つけるのが、すごく得意なんです。

本「ぜんぶ、すてれば」P.107

場所にこだわらず、身軽に行動する中野さんは、異国の場所でも、いい雰囲気が漂う人物がいればさりげなく観察し、声をかけ、どんな過去を歩んできたかにはあまり興味がない。

フラリと立ち寄った先に人生を変える出会いあり。

本「ぜんぶ、すてれば」P.178

寺田倉庫で働くことになったご縁は、友人から面白い人物がいると聞いていた場所に直接立ち寄ったことがきっかけだった。

偶然の出会いが最高のガイド

本「ぜんぶ、すてれば」P.186

旅の計画は一切せず、海外旅行で知らない土地でも、飛行機から降りて街に出てから、感じの良さそうなカフェに入って情報収集する。

ぜんぶ、すてれば

ものを所有せずに、
身軽にあらゆる場所で新たな出会いを楽しむ人生を過ごしている中野さんの生き方を本を通して感じることができました。

捨てることで、自分が大事にしたいものが明確になると、身も心も軽く、行動力が上がり、新たな面白い出会いも増えそうですね!

ミニマリストになれない雑貨収集癖のある私は、改めて自分が雑貨が好きだと気付きました!
私もいろんな土地で新しい人との出会いも楽しみたいですが、可愛い雑貨にも出会えたら最高だなぁと感じました。

2023年、前半は素敵な出会いがあり先日インタビューをさせていただきました。

久々のインタビューはとても楽しかったので、2023年後半もインタビュー記事がかけるように、気になる人がいないかアンテナを立てて行動していこうと思います。

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