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地域とつながる/地元の設計デザイナーを紹介してもらう。古民家にしかない魅力を引出すアドバイスをもらう

残置物撤去が終わると、次にすることは、減築という作業だ。

今回、地元の建築デザイナーを紹介してもらい、リノベーションで悩んだときに、心強い味方になってもらった。

ほとんどの古民家に言えることだが、築100年ぐらいの建物であれば、その間、増改築をまったくしないということはありえない。居住者が、住み心地を良くするために、何かしら手が加わっている。

以前、神奈川県川崎市にある古民家の博物館を取材した際に、すべての建物を建築時の姿に戻したと言っていた。江戸時代の建物であっても、移築直前には、昭和40年代風になっていたそうだ。

今回のテーマは、古民家の持つ個性をきっちりと打ち出すことある。そのセンスは素人では難しい。店舗デザインを手掛けている呉市の設計デザイナーが仲間に入ってくれた。

天井と床を剥がす。

すると、天井裏には、太い柱や梁、さらに土壁が出てきたと第一報をデザイナーさんから届いた。

とても魅力的なフォルムだ。

しかし、どこかカビ臭さがある。

そこで、ヒバオイルを塗ることにした。これは、防虫効果が高く、ヒバの木の香りが心地よく広がる。青森ヒバで建てた住宅を訪ねたことがあるが、虫が全然でないと言っていた。

この古民家の魅力を、最大限に引き出す、アイディアを次々と考えてくれるのだった。

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