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言葉の壁を乗り越えて1000人のイベントをベルギーで主催できたわけ。


そんなわけで、大学3年の時に哲学で留学したわけですが、
滞在中の1年間の間に、
なぜか1000人収容、純利益100万円のイベントを、その時同じ大学に留学していた日本人留学生5人と開催したお話。
言葉もままならない海外で、なぜ学生5人で、1000人イベントを開催することができたのか?

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1.学生特権を使う

これは、この時だけじゃなく、大学院で起業準備してるときもだけど、とにかく、学生は強い。起業してる人の中には大学はいかなくてもいいっていう人も多いし、確かにそれもあると思う。
だけど、「大学生です。」っていうだけで、信用されるし、話を聞いてもらえる。
だから、もし大学生(社会人学生も)がこの記事を見てくれてるなら絶対使い倒した方がいい。大学のネームバリューがあるないに限らず。(どんなことしてたかはまた違う記事で。)
このイベントの時は、とにかくいろんなところに、いろんな方面で協力を求めるDMを送りまくりました。
現地の会社だけじゃなく、日本のベルギーと繋がってるであろう会社にスポンサー依頼とか、当日使えるものを提供してもらえないかとか。
学生特権があると、とりあえずは読んでくれることが多いのです。だけど、学生の時に、無鉄砲な行動ができてると、学生かどうかに限らず、その後も飛び込んで行くことに抵抗がなくなるから、いざとなったらなんでもできる、というメンタルが身につく。


2.できることはなんでもする

そして、企画はそこそこに、1番エネルギーかかるのはやっぱり「集客」。どうやったらこのイベントの存在を知ってもらえるのか。
まず考えるのは、ビラ配り。いろんなイベントを探しては現場にアポもとらずに行って、配らせてもらったり、会場に貼らせてもらったり。
大使館にダイレクトメールをして、1人でイベントのプレゼンをして、効果があるかわからないけど、「後援名義」というものをもらったり。
とにかく、思いつくことは、なんでもする!
まずは、めちゃくちゃ考える。どうやったらそうなるのか、ありとあらゆることを。
そして、
できること全部する!これが、イベント運営じゃなくても、何するにしても最強だと思う。


3.レバレッジを効かす方法を考える

そして、たくさんやってるうちに気づく、効果的な方法。
1つは、ベルギーにあった日本語学科の学生と繋がって、プレゼンをさせてもらい、スタッフに巻き込むということ。そして、参加してほしい!ではなく、一緒にどうやったらできるか考えて欲しい!と仲間に誘うこと。
そうやって一参加者意識の人ではなく、いかに主体的に関わってくれる人を増やせるか。そうやって関わってくれた人との間にはやっぱり絆が生まれる。それがもしかしたら、1番の価値なのかもしれない。

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(チームのリーダーが学生にイベントのプレゼンしてるところ※この記事では書いてないけど、半分はリーダーの存在で成功したと思ってる。リーダーとは?はまたの機会に。)


他にも、1人に1人分のチケットを渡すんじゃなく、20枚のチケットを渡して、一緒に集めてもらったり、
あっちのミシュランの日本食レストランのシェフに熱意を伝えて、当日手伝ってもらい、もちろんお店でも告知してもらったり。
これはいわゆる、「レバレッジ」というやつ。
レバレッジっていうと、効率的に、とか思うかもしれないけど、
レバレッジを効かすっていうのは、
自分が誰かをどうかするんじゃなくて、誰かに、誰かのことを、
誰かに、みんなのことを、目の前の、そのまた先の人のことを考えてもらうってこと。


4.やる!と決めること

できること全部やる!っていう情熱があるくらいだから、めちゃくちゃやりたいことだったんだろうね。って思うかもしれないけど、全然そんなことなくて。

「哲学しにきたのに、わたしなにやってるんだろ?」
「これに、意味があるのだろうか?」
「もうやめたいなあ。」

ってなんども思った。

でも、やる!ってきめて、ただやるだけ。
何かに迷ってるくらいなら、なんでもいいから、かけてみたらいいと思うし、信じてみたらいいと思う。
ほんとうにしたいことじゃないと力が入らないっていうけど、
自分の全力を出してみるっていう経験を、なんでもいいからやってみないと、自分力の使い方も、どんな力なのかも分からないから。

ほんとになんでもよかったんだと思う。
ただそれが、誰かの笑顔や幸せに繋がってるって、思えるなら。
それがほんとうかどうかなんて、その時はわからなくていい。
意味は後からついてくる。
嫌ならやめればいい。決める、だけどいつでも手放せる状態で。
ただ、やるなら遣り抜くという経験をすることで、自分の選択肢は一気に広がるから。
大きなことじゃなくていい、決めて、やる。
その積み重ね。

書いて分かったけど、言葉の壁があったことは覚えてません!笑
たぶん壁は言葉じゃない。