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透き通るようなクリーントーン。The First Nowell/Eric Johnson

私は基本的にはハードロック、ヘビーメタル(いわゆるHR/HM)のギタリストが好きなのですが、一番好きなギタリストはちょっとHR/HM系のギタリストとは毛色が違う「Eric Johnson(エリック・ジョンソン)」という方です。

1997年に世界的に有名なギタリスト達が集まって作った「メリー・アックスマス」というクリスマスインストアルバムが販売され、当時ギターに熱中していた私は即座に購入しました。

購入した時はエリック・ジョンソンというギタリストはまだ知らず、他のギタリスト達目当てで購入していたのですが、2曲目に入っていたエリック・ジョンソンの「The First Nowell」というギターインストを聞いてそのあまりの美しさにたちまち魅了されてしまいました。一目惚れならぬ一耳惚れです。

エリック・ジョンソンの魅力はまずなんといってもクリーントーンの美しさです。なんでも機材に入れる電池の種類までこだわっているというだけあって尋常ではない美しい音色は彼の代名詞的な存在です。

クリーントーンだけでなく歪ませた音もすごく伸びやかで、どちらも一瞬聞いただけで彼だとわかる個性的で素敵な音です。

また音色だけではなくテクニックも抜群に上手です。
彼の曲はだいたいどれもギターソロは一聴して難しそうだとわかるんですが、クリーントーンのバッキング部分はパッと聞いた感じそれほど難しそうな感じがしないかもしれません。私もそう思ってました。

ただ実際コピーしてみるとコードもよくある押さえ方ではなく彼独自のコードヴォイシング(押さえ方)が多く、一つのコード押さえるのですら指が悶絶するような感じなのに、これをハイスピードで次々コードチェンジしていくのでこれが尋常ではなく難しい。ただこれがまた美しいんですよねー

この曲でエリック・ジョンソンにハマった私はアルバムを買い漁り、ライブなどにも足を運びました。
あるライブの後、エリック・ジョンソンと握手できる機会があったのですが手がすごく大きく、また男性の手とは思えないくらい柔らかかったのを覚えています。

エリック・ジョンソンの曲は上記の「The First Nowell」以外にも良い曲はたくさんありますが「Venus Isle」というアルバムが特にオススメなのでぜひ聞いてみてください。


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