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140字小説【苦労した甲斐があった】

犯人は姪っ子だった。「返してね、あれがないと作品は完成しないよ」後日、遊びにきた姪っ子が自分の宝石箱を見せてくれた。「はい、どうぞ!」姪っ子が取り出した最後の一ピースをはめ込み、額に収めると、アニメキャラの描かれた千ピースのジグソーパズルが完成した。壁に飾ると聞こえてきた歓声。

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